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中也が出てきた瞬間1000♡ってなしたん皆…

今回は2900超える!!

ドス君と太宰さんが面識あるのは黒の時代に何回か会ったことがあるからどぅぇーす

ではどうぞ〜

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガチャ

太「あぁ〜久々の外疲れた〜!」

どすっ、という音を立ててソファに寝転ぶ太宰。

中「(かわいいな……)…もう昼だな。太宰何食う?」

太「ん〜………そうだなあゴロゴロ」

太「…おかゆかなあ」

中「粥だあ?お前粥苦手ってこの間言ってたろうが」

太「それは市販だからでしょう?中也が作ったのなら食べれるかも〜…知れない」

中「んだそれ…じゃあ作るから大人しくしとけよ」

数分後…

中原が何か作っている。

太宰はソファでクッションを抱きながらN◯Kを見ている。

中「…お? 」

太「ん?なぁに中也。どうかしたの?」

中「あーいや…出汁が切れちまっててな。買いに行くか。」

太「私行こうか?」

中「今日祝日で大体の店休みだから遠いぞ?」

太「平気でしょ。」

中「お前狙いで誰か刺客が来るかも知れねえんだぞ?」

太「私の頭脳を舐めないでいただきたいものだ」

中「お前が変な奴に襲われるかもしれねーぞ?」

太「こんな大男狙う奴が何処にいるの?」

中「あのなあ。手前ェが思ってるより世界は広いんだぜ?それにお前みたいな痩せっぽっちで足元フラフラの病人、余計狙われるだろ」

太「えぇ〜…でもあそこで一番近いの、探偵社近いじゃない。」

中「探偵社は今日社長が出張らしいけどなあ?」

太「…まあいいじゃない。久々に…外へ出かけたいんだもの」

中「さっき出ただろうが」

太「一瞬でしょ、莫迦」

中「…はぁ〜…ったく……いいけど、無理はすんなよ」

太「平気、…平気!今元気だし! 」

太「じゃあ行ってきまーす」

ガチャ

中「…随分と嘘が下手くそなんだな太宰」

中(あの顔色と言葉の詰まり方、体調が優れないはずだ)

中(何をそんなに隠したがる…?)


その頃太宰は

太「…ゔ……」

太宰は路地裏で座り込んでいた。

太「一応買えたけど……やっぱりだめかあ 」

家に帰って来た時から違和感は感じていたが、やはり中也の前だと気を抜いてしまうな…

太「…あ?あー…」

太「……はは。さいっあく………なんでいんだよ」

ニコリと微笑むのは、鼠の王、ヒョードル・D

ド「大変そうですねえ」

太「なんだい今更…腹いせか?」

ド「そんな陰気なモノじゃないですよ!見物に来ただけです。」

そういう所、本当嫌い。と呟く太宰に、ヒョードルはニコニコ笑顔を振り撒く

太「…ここは探偵社に近い。早く帰った方がいいと思うけど…?」

フラフラと立ち上がり頭を抑える太宰。

太(今の私には彼奴が何をするかが想定できる。)

ド「…気が変わりました。」

太(ほら来た。)

ド「貴方を誘拐します」

太「……」

そこでヒョードルに近づく太宰。

ド「…」

ぼすっ

ヒョードルの服にもたれかかる太宰。

ド「…?どうかしましたか?太宰君」

太「はあ…」

太宰の頬は真っ赤になって、息も荒くなっていた。

ド「すごい熱ですね…」

太「うるっさい……いいからそこ退いて鼠……」

ド「…仕方ないですねえ……」

そういうと太宰はヒョードルに担がれた

ド「かっるいですね〜何食べてるんですか?」

太「?!降ろして変態鼠!!ドストエフスキーには関係ないでしょ! 」

ド「はいはい……ここでいいですね?」

上を見上げるとそこは、探偵社だった。

太「…降ろせ変態……見逃してやるから早くマジで降ろせ」

太宰にいつもの優雅な口調と余裕はなかった。

ド「では太宰君。また元気な状態で会いましょうね?」

太「あーはいはい…そういうのいいから早く帰ってくれる? が怒られんだよね」

太宰が瞬きすると、ヒョードルはいつの間にかいなくなっていた。

コツコツコツ…

敦「ピクッ太宰さんの足音?でも何で…」

敦「今は休み中じゃ…」

ガチャ

敦「…太宰さん!!顔真っ赤じゃないですか!」

敦(それに何でだ…?太宰さんから微かに別の人の匂いが…)

太「…この声はあつしくんかなあ」

敦「…は、はい…??」

太「あーあつしくんだね……医療室行ってくるねえ」

敦「えっちょっと…!!」

太宰はふらつきながら医療室へ向かおうとした

フッ

太(なんだ…?視界が暗く…)

敦「…ざいさん!平気ですか?!…だ………い!!」

太宰は敦の前で倒れ込んだ。

そこで太宰の意識は切れた。


その頃

中「…遅いな」

明らかに遅い。出汁と他のものを買うだけにいくら彼奴でもこんな時間はかけない

中「……嘘だろ。」

中也は体温計を出し電源を入れた。そこから出た文字は「38、6」。

中「彼奴まだ風邪引いてんじゃねえか…!」

中也は急いで外へ出て探偵社へ向かった。

プルルルル

中「んだこのクッソ忙しい時に………ッ!太宰!?」

中「もしもし!手前ェ今何処いやがる!」

敦「はぇっ?!僕です敦です!!」

中「あ?んで虎の野郎が出てんだ…?」

敦「実は太宰さんが…! 」

中「なに?!今そっち行く!」


〜太宰目線〜

太「…」

織「太宰…」

太(あぁ…)

織「太宰……」

太「君が、出迎えてくれるのかい。織田作 」

織「太宰起きろ。早く起きて仲間のところへ行くんだ」

太「…いいじゃないもう少し居たって 」

太「君がいるんだから 」

分かっている。

これは夢だ。私が勝手に作り出した、私だけの「織田作之助」。

織「俺はいつでもお前を見ているよ」

太(これは勝手に私が創り出したモノだ)

織「早く目を覚ますんだ」

太(ごめんよ。私だけの織田作とはいえ、約束を守れそうにない)

太(だって僕はもう死ぬじゃない…。)

「…さん……!ざい!!だ…!い!……おい…!」

太「…誰だろう」

織「お前の仲間だよ」

太「僕の?」

織「ああ。そして俺はお前の作り出した織田作之助じゃない。」

太「…じゃあ誰なんだい?」

織「お前の、友達さ」

敦「太宰さん!!」

太「……」

ゆっくり目を開ける太宰。

見慣れた病室。与謝野医師の病室だ。推測だけどベットかな

すごく長い夢を見た。彼が出てくると長く話したくなる。

中「おい!!大丈夫か太宰!」

太「……織田作?」

そう小さく呟く太宰。

その後すぐにまた目をつぶってしまった。。

中「っ…」

敦「どうしましょう…もう一週間も眠っているのにまた寝ちゃいました……」

中「…与謝野女医のトコ、行ってくるから見とけ 」

敦「…はい……」

ドタドタドタ……ガチャッ

乱「太宰!!」

敦「えっあ?!乱歩さん?!!」

乱「……寝てるのか?」

敦「ええまあ……一回目を覚ましたきり起きなくて…」

乱「そうか」

与「乱歩さん。そんな焦んなくても妾がいるだろう?」

乱「そうだけど…太宰がここまで危機に追いやられてるのは中々珍しいし…」

与「乱歩さんは優しいねえ。さ、太宰を診るから、一旦全員出な。」

敦「はい…」

ガチャ

バタン

中「…どうだ? 」

敦「…全然起きる気配がしません。」

乱「精神的ストレスでああなることがたまにあるが…」

乱「一週間は幾ら何でも長すぎる」

中「…とりあえず、暫くは様子見だ。」

敦「はい…」


ガチャ

数分して与謝野女医が部屋から出てきた。

与「少しの疲労だね。あと二、三日寝れば起きるさ」

中「…!」

敦「あ、あの…太宰さんは大丈夫なんですか?なにかの病気ってこの前… 」

乱「あの頃からはかなり落ち着いて見えるが、まだ発症はしているな」

敦「そんな…!」

勢い余って口を押さえてしまう敦。

中「いざってときは俺が止めるから。安心しやがれ」

そういうと敦の頭に手をポンと乗せる。

与「ああ。中原…だった ?あんたもう太宰と付き合ってるのかい?」

(…与謝野先生は中也が太宰を好きなのを知っています…)

中「…?いえ…俺の片想いだと思いますが…」

敦「えっ?!わわっ!デリケートな会話…!!」

乱「中原…付き合ってもない太宰に手を出したら明日はないと思いなよ」

中「…おう」

内心やべえ奴らばっかと付き合ってるんだな…太宰。と可哀想に思いながら

中「…また明日来るよ。」

そういい探偵社を出た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3000文字超えた!!ぱふぱふ!!🎉

メガネかけすぎて鼻違和感しかない。

あ、次回ネタバレしますね。

太宰、短時間の記憶喪失です。

次回▶︎♡620

頑張ったから多いぜよ

太宰が病気になっちゃうお話

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コメント

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続き楽しみすぎる

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