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ゆうかはいつものように学校からマンションへ帰っていた。
ゆうかがエレベーターに乗り込むと、、
「へ?!」
新たに地下2階のボタンができていたのだ。
「なんでだろう、、最近工事の音してなかったよね、、」
ゆうかは、少し興味が湧いたので、ボタンを押した。
ウィーン、、
「え、、」
とても賑やかな街が私の目に飛び込んできた。
「あれ、、」
ゆうかの心:(今は秋なのにとても暖かい。特に今日はすごく寒かったのに。)
街の中に入ってみた。すると
ウィーン、、、
エレベーターが閉じてしまった
「え!?なんで!?」
驚いていると
「どうしましたか?」
優しそうな声が聞こえた。
「え?」
振り向いた。
そこにいたのはスケルトン。
「はじめまして。僕は柚です。ここの案内人です。」
と言った。
ゆうかの心(急に自己紹介をするスケルトンなんて見たこと無い。ていうか、喋るの?!)
ゆうかは戸惑いながらも自己紹介をした。
「こんにちは、わたしはゆうか。よろしく。」
互いに自己紹介したあと、柚は、思い出したようにゆうかに訪ねた
柚:「そういえば、さっきの、大丈夫ですか、、?」
ゆうか:「そうだ!エレベーター、、消えてる?!!」
柚:「?」
ゆうか:「帰る足がなくなった、!」
柚:「?」
ゆうか:「家に帰れないってこと!」
柚「それは大変だ!王様に聞いてみましょう!」
ゆうか:「うん!」
そして、ゆうかはいきなり笑った。
柚:「急にどうしたんですか?」
ゆうか:「いや、敬語以外にも使うんだなぁって!」
柚:「まぁ、人によって変わります」
トコトコ(歩く音)
ゆうか:「あのさ、」
柚:「?」
ゆうか:「私に、タメ口で話してくれる、、?」
柚:「あ、、うん」
すると、急に日が暮れてきた
柚:「あ!」
ゆうか:「何、?!急に寒くなってきたし、、」
柚:「今日はもう日が暮れてきたから帰ろう」
ゆうか:「うん、、」
柚の家に泊まらせてもらえるそうだ。ゆうかは少しウキウキしていた。
柚:「そういえば、弟がいるんだ。ニンゲンに会いたいと言ってたから、少し遊んでくれる?」
ゆうか:「もちろん!」
柚:「弟はパズルが好きでさぁ。面白いと思うよ。」
ゆうか:「うん!」
カサカサ、、、(なにかの音)
柚とゆうかはいっせいに振り向いた
振り向いたそこには、、
カエル、鳥、虫などがいた。
カエルたちは、いっせいにゆうか達に襲いかかった。
柚:「逃げろ!」
柚の家まで全力疾走で走った。
柚・ゆうか:「ハァハァ」
ゆうか:「もう、いなさそうだね」
柚:「そうみたいだね」
?:「兄ちゃん!どこ行ってたの!ていうか!隣にいるのはニンゲン?!」
柚:「パピルス。お客さんだ。自己紹介だ。」
?:「オレさまはパピルスさまだ!ニンゲン。外では危ない思いをすると思うから気をつけなよ!!😡」
ゆうか:「うん。わかった!」
ゆうか:「パピルス。私は柚とお話したいから少し席を外すね。」
パピルス:「わかった!でも、兄ちゃんをおかしくしないでね!」
ゆうか:「わかったよ」(笑いながら)
ゆうかたちは別の部屋に移動した。
柚:「話ってなにかな?」
ゆうか:「柚は、あのカエルとかのこととか、私の身が危ない理由とか知ってる?」
柚:「まぁね。もう何年も住んでいるから。」
ゆうか:「教えてくれない?お願い!」
柚:「いいよ。結構長くなるかもだけど、言うね。」
ゆうか:「うん」
柚:「昔、ニンゲンとモンスター(僕達)は戦っていた。どちらも、それぞれの種族のために頑張っていた。けれど最終的には
ニンゲンが勝った。ニンゲンは、魔法で地下にモンスターを閉じ込めた。それを許せないモンスターたちは、
降りてきたニンゲンのソウルを7つ集めているんだ。カエルたちは、ソウルを集めて、お金を取りたいから襲ってきたんだと思う。そういうやつがいるから、降りてきたニンゲンは命が危険。僕はニンゲンに死んでほしくないから、見回りをしている。
今日、ゆうかが僕に会った理由は、僕がいつも一定の時間に「入り口」を見回りしているからなんだ。」
ゆうか:「そうなんだ、、」
柚:「、、、」
ゆうか:「じゃあ、私と一緒にいる人も危険ってことよね!柚、お守りあげる!」
柚:「ありがとう。大切にしておくね。」
ゆうか:「なくさないでよ?」
柚:「なくさないよ〜(;^ω^)」
ゆうか達は笑う。
柚:「もうそろそろ寝よっか!あそこのへやつかっていいよ!」
夜が明けた。
8時。
柚:「おはよう…」
ゆうか:「おはよー!朝ごはんつくっておいたよ!私が買ったおかずだから安心してね!」
柚:「ありがとう…(寝ぼけてる)」
ゆうか:「ちょっとパピルス呼んできて!」
柚:「わかった…(まだ寝ぼけてる)」
パピルスがリビングにおきてきた。
パピルス:「お味噌汁だ!食べたい!」
ゆうか:「いいよー!みんなで食べよー!」
食べ終わった。
「後片付けしておくねー!あ、そうだ!柚、レトルトパスタ買ってきて!!」
柚:「オッケー!」
スーパーには、たくさんの客がいた。買い物は1時間かかってしまった。
柚は、急いで家に帰った。
柚:「ただいまー!」
シーン…
誰の返事も聞こえない。
テーブルの上にメモが置いてあった。
「兄ちゃんへ。散歩にいってくるね!(〇〇公園まで)」
柚:「ゆうかは、、?」
「う、、」
台所から声が聞こえた。柚は、台所に向かった。
柚:「ゆうか、、?なにがあったの、、?」
ゆうか:「誰かが…来て…私を…刺した…の…」
柚:「いやだ。しなないで、ゆうかがいなくなったら、オレはどうなるんだ、、」
ゆうかは笑った。
ゆうか「オレって…使うんだね…」
柚:「そんなことより、早く救急車を呼ばなきゃ。」
ゆうか:「でも…もう意識が…きれそうなの…」
柚:「でも希望はある!」
ゆうか:「ねぇ…柚…」
柚:「?」
ゆうか:「会ったのは…昨日…だけれど…本当に楽しかったよ…」
柚:「そんな事言わないで。やめて。」
ゆうか:「あのさ…」
柚:「?」
ゆうか:「また…いつか会うことを…約束…してね…」
そして、ゆうかは息を引き取った。
柚:「いやだ!いやだよ…」
涙をポロポロ流す柚。
次の日
柚の家に郵便が。
それは手紙だった。
手紙の内容は、
「こんにちは。ゆうかです。あなたは、私の大切な人です。
私は、あなたに、とても幸せにされました。本当にありがとうございました。」
柚は、思わず泣いてしまった。
柚:「あんなに元気だった。あのゆうかが。もうこの世にはいないなんて。」
パピルス:「…」
パピルスは自分の部屋に行く。
柚:「オレを残していくなんて。なんでだよ。」
ゆうかの手紙にはこれも書いてあった。
「もし、私の身になにかおきても絶対にしにたいとか、思わないでください。私の大切な人。大好きです。ゆうかより」
柚は、今日も見回りをしに行った。
また、エレベーターが動いた気がする。
(イメージ画像は、デコ女子アイコンメーカー(似顔絵メーカー)で作りました!
見てくれてありがとうございました!!!