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おもったより忙しくて遅くなってしまいました、、
1話2話♡たくさんありがとうございます!嬉しいです。
いつも通りの出来ですが許してください、、
さて、このお話は人狼サバイバル4巻のネタバレ注意です。それでもいいよ!て方はどうぞ!
カラスのあの顔は今まで何回も見たことがある。まあ、僕に対しての嫌悪感のある顔なんだろうけど。何回もあの顔されたからなれたんだが。
と、それはおいといて、僕はめんどくさい事(とくに言い合いや喧嘩)は好きじゃない。なのでプレアデスで言い合いが起きると僕はあまりかかわらず、カラスに(かってに)任せている。え?そんなんだから嫌われているって?いやいや、嫌われているのは海よりもふかーーーい理由があるんだよ。でも、今回はファンの前だから早く終わらせたい。仕方ない、今回ばかりは僕も参加するしかないか。
「カラスちゃーん。頼むわ。コテツちゃんが記念撮影したくないって。」
「どうして?」
「雑魚と同じチームだと思われたくない。」
「?ぼくたち、同じチームだったじゃない。」
「今は違う。」
「そうだね。でも事実は事実でしょ。」
「消したい事実なんだよ。この俺が、こいつらみたいな雑魚と同じチームだったなんて。」
雑魚て。というか、コテツがこんな事を言っているのも、すべてプレアデスが解散した理由のせいなんだろうか?気になるんだよな。
「?起きてしまったことは変えられないよ。何言ってるの、コテツ。」
カラスがきょとんとすると、コテツの顔が紅潮した。
「俺の評判に傷がつくんだよ、おまえはともかくこいつらといっしょにいると!」
「写真を撮るだけで?コテツが試合で負けるわけじゃないのに?」
「そ、それは・・・」
カラスの声は穏やかだったがファンたちが静かにしているその場によくひびいた。よし、今がでどころだね。
「コテツの評判が悪いのは、すぐ人をバカにするからだよ。お母さんに言われなかった?自分が言われてイヤなことは人に言っちゃダメだよって。」
僕がそう言った時、どっと一階のファンが笑った。横を見るとクジャクとシーラが吹きだしていてコテツは赤面していた。おもったよりうけてて嬉しいんだが。カラスは微笑していたがその目はまったく笑っていなかった。
「も、もういい!おまえらとは話が嚙み合わん!」
「それはコテツが気分で話をするからだよ。赤ちゃんみたいにわめくんじゃなくて、ちゃんと筋道だてて話してくれないと
ね~」
「お、俺が赤ちゃんだと⁉」
「テツ赤ちゃん、キャンディいりまちゅかー?ミルクのほうがいいでちゅかー?」
「露草ア!」
ふう。。ひとまずはシリアスムードもなくせたかな。僕が一安心しているとぱんぱん、とクジャクが手をたたき、ちらっと一階のファンを見た。
「よし!話もまとまったことだし写真撮ろうぜ。ほら、そこのエントランスで。」
「今の話でどこで何がまとまったんだ山吹!」
「はいはい。ほら撮るなら早くしようよ。」
「おい放せカラス!俺はまだ撮るとはーー、ー。」
4人はあっというまに行ってしまった。僕もあとを追おうと走ろうとしたそのとき、、、
じ、じじ、 とエントランスの照明が明滅した。
(ん?)
「シーラちゃん!ちょっとこっちにいいかしら?」
「クジャクくんも!撮影の前にちょっと打ち合わせをーー。」
マネージャーたちが現れた瞬間、ばつんと照明が落ちた。
あたりは墨を流したような黒に染まる。