どうも皆様、サカナです
京都さんのデレが見たい
阪京です、京都さんをデレさせます
スランプがひどすぎてぐちゃぐちゃです
京都「大阪」
大阪「ん?なんや京都」
大阪が自室のベッドで寝転んでいると、いつもは来ない京都がやって来た。
なにやら言いにくそうに顔を逸らしている。
京都「…肌寒いですね」
わずかに顔が赤いようだが、大阪は気づかないふりをする。
大阪「…そうかぁ?むしろ暑ない?」
察した大阪は京都を揶揄うため、全力でとぼけた。
京都「…やっぱあんたはそんなもんやんな。知ってた知ってた」
大阪「え、急になんや?どしたん?話聞こか?」
京都「本読めや、バーカバーカ」
明らかにご機嫌斜めな態度をとり始める京都。
退出する際に発せられたため息が、大阪に罪悪感を植え付ける。
大阪(…やりすぎちゃった…)
大阪はあんなに残念そうな顔をした京都は見たことがない、これは本気と書いてマジだったんだと反省した。
京都「はぁ…」
兵庫「?どうしたんすか?姉御」
京都「姉御言うなて…別になんでもあらへんよ…」
普段はにこにことしている京都が、大阪の部屋から帰って来ると悲しげな顔に変わっていた。
滋賀「大阪と何かあったん? 」
京都「ギクッ」
滋賀「あ、当たりやなこれ」
つんつんと京都を突いてみると、指をへし折られそうな勢いで掴まれた。
京都「…黙れ、沈めんぞ」
滋賀「ちょ、指取れる!ごめんって!ごめんなさい!!」
京都「ふん」
兵庫「兄貴っすか…あの兄貴が姉御を悲しませるなんて、天変地異の前触れかなんかっすか?」
大阪は京都を溺愛しているので、まさか京都にショックを与えるとは思えなかった。
奈良「どうしたん〜?」
京都「奈良か…」
奈良「えらいショック受けとるやん?阪くんがなんかやってしもたん?」
しょんぼりする京都にバックハグをしながら、頭を撫でる奈良。
それにしても、「京都が落ち込む=大阪が何かした」というのは共通認識らしい。
京都「あんなバカ阪なんて、もう知らん」
奈良「京くんってば拗ねてしもて。兵くん、ちっと阪くんのこと見てきてくれん?」
兵庫「りょーかいっす」
滋賀「待って!僕も行く!」
兵庫「うおっ!急に飛びついてくんな!」
奈良「和歌くん降りてこんねえ。まだ寝とるのかな」
京都「そうなんやない?よう寝る子やし」
むすっとした顔のまま、大人しく奈良に撫でられている京都。
東京を甘やかしがちな京都でも、奈良の前ではただの弟なのだ。
しばらくして、騒がしく階段を駆け降りる音がした。
大阪「京都ーー!!!!」
もちろん大阪である。
奈良「ようやっと来たんやね 」
京都「フイッ」
大阪「京都、からかいすぎて悪かった!この通りや!許してくれ!」
いっそ清々しいほど綺麗な土下座を披露し、大阪は京都に謝罪する。
奈良は静かにその場を離れ、物陰から様子を見守ることにした。
京都「からかった…?ふーーーん???」
大阪「悪かったって!そないな顔せんとって!普通に怖い!」
京都「失礼なやっちゃな、まあいいわ…で?その口ぶりやと、最初っからわかっとったみたいやん。 その上で?僕を?からかった?ふざけてんのか??」
奈良に嗜められ落ち着いたことで、先ほどの悲しみは怒りに変換されたらしい。
土下座する大阪を見下しながら、ちくちくと口撃している。
大阪「ほんまに出来心やったんや…」
京都「ほーん。出来心で僕のこと傷つけたんや」
大阪「ゔっ…」
京都「僕悲しかったなー、勇気出したのにあんなことなるなんて思っとらんかったなー」
大阪「ゔぅぅ…」
京都「こりゃちゃーんとお詫びしてもらわんと」
大阪「な、何したらええんでしょうか…」
大阪はパシリ、肉体労働、暴力等を想像し、少し震えた。
京都「…ちゃんと抱きしめろや」
大阪「…へっ?」
京都「何回も言わせんな!さっさして!」
大阪「あ、えっはい!」
ぎゅー
京都「ふん…最初っから大人しくそうしろや」
大阪(こいつほんまにかわいすぎやろ…!!)
大阪の首元に顔を埋め、すりすりと甘える京都。
誰もいないからと、しっぽまで巻きつけている。もっふもふである。
しばらく甘えていた京都だが、階段付近から兵庫、滋賀、和歌山に、部屋の角から奈良に見られていたとわかり、1週間ほど誰とも口を聞かなかった。
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