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師匠@活動終了
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「いっちゃん、!」
咲希は一歌に声をかけていた。その声に一歌は驚きながらも振り向いた。だけど、その目はとても冷たくて、背筋が凍るような目だった。
「何、どうしたの?」
咲希は躊躇った。本当に話すべきなのか。だけど、話さなきゃ進まないと強く思った。
「お兄ちゃんのことで、相談したいことが、あるの」
「?司さんがどうしたの?」
「ーお兄ちゃん、悩んでることがあるみたいなの。だけど私には全然話してくれなくて。もしかしたら妹だから話してくれないのかなって思って。もしかしたらいっちゃんだったら話すんじゃないかなって思って!」
すると、一歌が言った。
「そう、わかった。じゃあ、明日近くの公園に来るように言っといて。私もそこに行くから。」
「う、うん。わかった」
「話はそれで終わり?それじゃあ」
そう言って一歌は学校の中に入ろうとした。だけど、それを咲希は止めた。
「ーいっちゃん!あと、一つだけ伝えたいことが、あるの!」
「何?」
咲希は覚悟を決めて、彼女の心からの思いを伝えた。
「私は、いっちゃんを邪魔だとか、足を引っ張ってるだとか思ったこと、一度もないよ!いっちゃんと一緒にバンドができて本当に楽しかったの!ミスが多いのは私も一緒だし、もしかしたら私の方が多いかもしれないけどね。だけどいっちゃんは、人一倍頑張ってた!それを私は今までちゃんと見てきた。いっちゃんは、邪魔なんかじゃないし、足手纏いでもないの。私の、大切な幼馴染だよ。」
「咲希、」
「だから、私!待ってるから!いっちゃんがまたバンドをしたいって思える日が来るまで、ずっと待ってる!もしあの場がいにくいなら私はレオニを抜ける!」
「でも、それじゃあ志歩と穂波が心配するんじゃ、」
「ー私は、いっちゃんを一人にしたくないんだ。一人の寂しさは、私はわかってるつもり。一人だと暗くなっちゃうし、あんなことがあった後だから、余計に悲しくなっちゃうよね。だからね、私はいっちゃんのそばにいたいって思うんだ。例えいっちゃんが私を信じられなくても、私は待つよ。いっちゃんが私を信じられるまで。いっちゃんがまたバンドをやりたいって思える日までね!だっていっちゃんは、私の大切な友達であり、幼馴染だから!」
そして、咲希は一歌の手を握った。一歌の目からは涙が溢れていた。
「ありがとう、咲希。私、バンドがしたいって思いは変わってないの。だけど、どうしてもあの日が頭に流れてできないんだ。だから、待っててほしい。私も、咲希とバンドがしたい」
「ー!うん!待ってるよ、いっちゃん!」
そして一歌は学校の中に入っていった。そして咲希も学校の中に入ろうとした時、声をかけられた。
「咲希、一歌と何を話してたの。ずいぶん楽しそうに話してたね」
「あ、志歩、ちゃん」
「あの足手纏いの味方をするの?」
「い、いや、いっちゃんは足手纏いなんかじゃ、!」
「はっきり言うよ。いつだって咲希を捨てることは出来るからね。また一人になりたくなかったら、足手纏いのことは気にしないで練習するよ。私たちはプロなんだから」
そう言って志歩が学校の中に入っていった。咲希は、その場に立ち尽くした。
ーそれでも私は待つよ、いっちゃん。
コメント
3件
もうね、咲希ちゃんの「私は待つよ」って言葉が心に沁みたよ…😭💕 一歌さんが「バンドがしたい気持ちは変わってない」って涙を流しながら言ったシーン、二人の絆がしっかり伝わってきて胸が熱くなった! でも最後の志歩ちゃんの言葉がすごく重くて、まだまだ波乱ありそう…次が気になりすぎる!! shizuku先生、このエピソードめっちゃ好きです✨