テラーノベル
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「人間ってどっから間違ったと思う?」
そんな話から始まった会話は、どうでもいい日常に溶けていく
「なに、急に」
「いや…別に?たださ、考えてみろよ。ニュースでは物騒な事件ばっか、金、浮気、暴力、事故、事件、冤罪…まぁ色々あるだろ?これ全部、人間だけが犯すことだろ。猫が金払ってる?犬が車運転して事故とかする?鳥がスマホ使って誹謗中傷する?」
「…、、しない」
「だろ?これ出来んのは人間だけなんだよ。スマホがあって、車があって、働く環境があって、ナイフがあって、そういう思考があって…俺らがまだ猿だったら、こんなに物騒な世の中じゃなかったかもしんねぇじゃん?」
「なに、怖。急にむずいこと語り始めるじゃん」
「だって、ぼーっとしてるとなんか落ちるかねぇじゃん?だからこういうこと考えんの」
「…まぁ、今更か。お前そういう答えのないの考えるの好きだもんな」
「そうそう、答えがないからこそ考えが自由で飽きないし、無責任でも誰もこまんねぇだろ?」
「まぁ、それで過去が変わるわけじゃないしな」
「そう、で、さっきの続きだけど」
「はいはい、聞いてやるよ」
「やっさし〜笑 で、まぁ、人間の進化って、猿人からじゃん。四足歩行の猿がだんだん二足歩行になって体毛が薄くなっていって、脳が大きくなって、、、、で、色々あって人間 」
「その色々が長いけどな」
「そんなもんいいんだよ。で、二足歩行になったりした時に、脳みそを支えれるようになって、頭大きくなって、頭良くなった?的なことあんじゃん?」
「ぁ〜、うん、?まぁ、いや知らんけど」
「まぁいいんだよ。だって実際、俺ら人間は火使うようになって今じゃスマホ使ってんだぜ?馬鹿が火ばっかふーふーしててここまで進化するかよ」
「めっちゃディスんじゃん、元を辿ればめちゃめちゃ昔の俺らの祖先っていうか人間の元?なのによ」
「お前はこまけーな。まぁでも進化し続けて来たことは確かじゃん?」
「…確かに」
「でもさ、神が産んでから人間ができたっていうのもあんじゃん?」
「うっわ、急に神話入れてきやがったこいつ。ぁ〜イザナミ、イザナギ、、的な話?」
「そうそう、まぁ別に猿人からだろうが神からだろうがどっちでもいいけどさ、人間って負の感情持ってるじゃん?よく言われんのは、、怠惰とか、暴食だのなんだの〜みたいな…あ〜あと憎しみ 」
「ぁ〜あんね」
「それによって、物騒なことが起きるわけじゃん?学校でいえばいじめだし、家で言えば暴力だし、SNSで言えば誹謗中傷だろ?うわあの子かわいい〜♡よっしゃ誹謗中傷しよってなったことある? 」
「ない 」
「だろ?大体はあいつムカつくとか、気に食わないとかでそういう人を傷つけるのが生まれていくわけ、でもそれってさ?スマホがなけりゃそもそも誹謗中傷できねぇし、そういう感情がなけりゃやんないだろうし…仮に猿人の方だったとしても、なんで進化し続けて、ここまで便利にしないと本当に生きていけなかったのかだし、神からだったとしても、そんな物騒なことしようとする思考回路をわざわざ人間に与えたならなんで?ってならん?」
「…なんか、考えても意味ないけどそういうの考えんのちょっと好きになるかも」
「お〜ようこそこっちの世界へ」
「…いや、お前と一緒の世界は嫌やわ」
「うっわひっど〜」
「で、茶番はいいから、早く続き」
「はいはい、で、まぁ今や温暖化とかあんじゃん?地球が大変みたいな。でもそれって人間が進化していって便利を求めていった末、そうなったわけで、誰も責めれないし、もし神がいたら、こんなにも遠回しにしずに、今すぐにでも人間なんてどうにか出来るから、神なんていないって思う。けど、俺は神好き」
「は?お前矛盾しすぎだろ」
「いいんだよ。神頼みも信じてるし、八百万の神とか、世界神話とか、天使とか悪魔とか堕天使とか、そういうのは好き。けど、ふとした瞬間は居ないって思う。でも良くね?俺が神信じようが信じまいが、変えたって誰も困りはしないじゃん?」
「まぁな、思考は自由だし、止める権利も否定する権利もねぇな」
「な?だから俺は矛盾でいいんだよ。好きでもあって嫌い、信じた上で信じない、認めてるけど認めてない…そんなんばっかだからこんな意味わかんないこと考えてんの」
「…へぇ、まぁいいんじゃね?どうせ俺ぐらいしかお前の話聞いてねぇし、俺も止めねぇし否定しない」
「たまにメロ発言っぽいこというのやめれる?」
「は?急にメロがんな」
「メロがるとかなんの意味かしらねぇくせに」
「うん、知らん」
「俺も知らん」
「お前も知らずに使ってんじゃん」
「まぁいいだろ」
「マジ適当」
「それが俺」
「知ってた」
「…」
「…」
「なんの話?」
「人類の話」
「ぁ〜俺が話し始めたのか」
「そうだよ」
「まぁ俺らも人間なんだけどな、その思考回路の持ち主 」
「…確かにな。好きも嫌いも、スマホ使いたいも、あいつ苦手も…」
「結局さ、滅亡はするよ。永遠なんて最初から誓われてない」
「…いつかな」
「まぁ、それまでの時間、矛盾抱えながら一緒に生きてこうぜ」
「まぁ、仕方なく隣歩いてやるよ」
「素直じゃね〜」
「…けどまぁ、俺も矛盾でいいわ。どっちかに振り切るなんて嫌だし」
「…じゃ、一緒に彷徨いますか」
「?」
「だから、この矛盾だらけの残酷な世界を」
コメント
2件
ありふれた言葉で讃えるのが惜しいほど心に響く物語だった 続きがすごく気になる、!
うわ、めっちゃよかった…🤍 「人間ってどっから間違ったと思う?」って始まり方がもう刺さる。スマホも憎しみも全部、人間が生んだ矛盾って考え、すごく腑に落ちた。二人の軽い掛け合いの中に、確かに「答えのない感情」が流れてて、読んでるこっちも一緒に彷徨ってる気持ちになったよ。我慢しきれずに続きが気になる…🌙