テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
mzkty
ご本人様とは一切関係ありません
カーテンの隙間から差す光で目が覚めてしまった。
隣にはまだ夢の中にいるまぜち。
近くで見るとよく分かる、綺麗な顔してるなまぜちって。
「まぜちかっこいぃ…」
「ん〜、まぜち〜」
普段はしないけど今まぜちは寝てるから抱きついちゃう。
やっぱこの匂い大好き、落ち着く。
同じ柔軟剤なのに全然違うような匂いがする。
なんでなんだろ、おかしいなあ。
「まぜちあったかい」
「…また眠くなってきちゃった、」
そんなことを言ってると突然まぜちの腕が僕の背中に回される。
何が起こったのか分からなくて理解するのに数秒かかった。
僕抱きしめられてる?
まぜちの方を見てみると少し微笑んだ顔で僕のことを見ている。
「まぜち?」
「ん〜?」
「おはよまぜち」
「うん、おはよけちゃ」
まだ寝ぼけてるのか、少しふわふわした返事が返ってくる。
まぜちまだ眠そうだな。
僕も眠たくなってきたから寝ようかな。
「まだ眠い?」
「ん?んー、ちょっとだけ」
「僕眠いから寝てもいい?」
「いいよ、おやすみけちゃ」
「んぅ、おやすみ」
まぜちの声が心地よくてどんどん瞼が重くなってくる。
もう寝そうな時にまぜちが僕の頭を撫でてきた。
優しくて温かい手に意識がとびそうになる。もう寝ちゃう。
そう思った時、僕の頭を撫でていた手がどっかいっちゃった。
「ん〜、まれちぃ?」
「ん?、なに?」
「もっかいやってよお、」
「何を?」
「もっかいなでなでしてよまれち〜…」
「んふふ笑、仕方ないな〜笑」
仕方ないと言いながらもまた撫でてくれるまぜち。優しいな。
「お前あったかいな〜、髪さらさらで綺麗だし、ちっちゃくて可愛いし、まじいい匂いする」
こいつ僕が寝てると思ってるのかずっとこんなこと言ってくる。
恥ずかしくて顔から火が出そう。
「けちゃかわいいね、顔真っ赤で笑」
「ちょっとやめてよまぜち…//」
「あれ、けちゃおさん照れてるんですかー?笑 」
「まぜちのばか!」
「ごめんって笑」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!