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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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____________


日向

「…はぁ」



最近悪夢ばっかし…



日向

「…やっぱり、”あのこと”が…か」


日向

「…最悪だ」


日向

「学校…行かなきゃ…」


_____________



日向

「…今日も1番に来てもうた」


日向

「やることないんよなぁ…」


日向

「…眠い」



悪夢のせいか…



寝不足なんだろうな…



日向

「…ちゃんと…寝なきゃだし」


日向

「寝よっかな…」


日向

「誰かが…起こしてくれるだろうし…」


日向

「…おやすみ」


________________



『なんでこんな事もできないの?』




あぁ…また…か




『皆はできてるのに、』



『どうしてできないの?』



『無能が』



『役立たず』



『お前なんきゃ生まなきゃよかった』




ッ…やめ、ろよっ…



もう…出てこなくていいだろ…っ



なんで…またッ…



もう…やめて…っ




「___!」




だ、れ…?



また…昔の…




「ひな_!」



「ひなた…!」



「日向…!」



「日向!!!」



日向

「ガバッ」


日向

「っはぁ…はぁ…」


日向

「ゲホッ…ゲホッ…」


日向

「だ、れ…?」


絵里菜

「日向…!」


「大丈夫…!?」


Broooock

「どうしたの…?」


日向

「カヒュッ…ゲホッ…」


日向

「ぇり、な…?ゲホッ」


絵里菜

「喋らなくていい…っ!」


絵里菜

「とにかく…保健室に…っ!」


「でもっ…ここからじゃ距離が…」


Broooock

「俺運ぶよ…?」


絵里菜

「じゃあお願いします…!」


「私達は…?!」


絵里菜

「今すぐ帰る用意!」


絵里菜

「後、あるなら…タオル!」


絵里菜

「タオルを濡らして!」


絵里菜

「絞って日向に!」


「わかった!」


Broooock

「先に行っとくよ…!」


絵里菜

「了解です!」


「他は!?」


絵里菜

「バッグに荷物等を入れて!」


「わかった…!」


______________


Broooock

「急げっ…!」


日向

「ゲホッ…ゲホッ…カヒュッ…」


Broooock

「やばいっ…!悪化してる…」


Broooock

「急がないと…っ」


シャークん

「おぉ。ルク…何事!?」


Broooock

「今急いでるから後!」


シャークん

「っえ?あぁ、おう…」


シャークん

「…どうしたんだ…?」

____________


Broooock

「失礼します…!」


日向

「ゲホッ…ゴホッ…カヒュッ…」


Broooock

「やばいやばい…」


Broooock

「保険の先生…っ」


Broooock

「なんでいないの!?」


Broooock

「えーっと…とにかく…」


Broooock

「ベッドに…っ」


Broooock

「ふぅ…姫抱きもなんとか保った…」


Broooock

「とにかく…なにか…」


日向

「っあ…ッ…ゲホッ…カヒュッ…」


日向

「カヒュッ…ゲホッ…ケホッ…」


Broooock

「あぁ…っ!どうしよう…っ」



悪化しちゃってる…



どうすれば…



Broooock

「なんか…漫画でよく見るやつ…っ!」


Broooock

「ひ、日向!」


日向

「は、ぃ…カヒュッ…ゲホッ…」


Broooock

「お、俺に合わせて息して…!」


Broooock

「吸って…吐いて…」


日向

「スゥッ…ゲホッ…ハァ、カヒュッ…」


Broooock

「ゆっくり…ゆっくりでいいから…」


Broooock

「吸って…吐いて…」


日向

「ゲホッ…スゥ…ハァ…」


日向

「カヒュッ…スゥ…ハァ…」


日向

「スゥ…ハァ…ケホッ…」


日向

「スゥ…ハァ…」


日向

「ぁ、りがと…ございま…す…」


Broooock

「大丈夫…?」


日向

「なんと、か…」


絵里菜

「日向!!!」


「大丈夫ですか…!?」


紗弥

「大丈夫なの?!」


来夢

「どうしたんだよ…!?」


愛彩

「日向さん…!」


日向

「み、んな…」


絵里菜

「保険の先生は…?」


Broooock

「今居なくて…」


紗弥

「肝心な時にくらいいろよ…っ!!!」


来夢

「とにかく…大丈夫なのかよ…?」


「タオルです…頭につけといてください…」


日向

「さん、きゅ…」


絵里菜

「荷物は入れといた…」


絵里菜

「先生にも、今日は休ませてもらったよ…」


絵里菜

「帰る準備はできてるよ…」


日向

「あ…りが、と…」


「…私入り口まで送るよ…?」


日向

「ぃぃょ…w」


日向

「1人で…大丈夫…っ」


フラッ…


Broooock

「っと…」


Broooock

「どこが大丈夫なの?」


日向

「ぶ、るーく…さん…」


Broooock

「安静にしてなよ」


Broooock

「入り口まで送るから」


ひょい


日向

「すみま、せん…」



やばい…ふらついてて…



頭が回ってない…



愛彩

「お、お姫様抱っこ…!」


Broooock

「じゃあ…えーっと…」


Broooock

「正門だね…」


絵里菜

「はい…そこに車があるので…」


紗弥

「もしかして…保険の先生が…?」


愛彩

「呼んでくれたとか…?」


来夢

「準備早いなぁ!」


愛彩

「日向さん…」


Broooock

「じゃあ、送ってくる」


絵里菜

「宜しくお願いします…!」


「…日向」

_____________


Broooock

「えーっと…日向のお母さん…?」


日向母

「あら!お友達?」


日向母

「日向…大丈夫…?」


Broooock

「今は寝てます…」


日向

「スゥ…スゥ…」


日向母

「あら…!ごめんね…ウチの子が」


日向母

「ごめんだけど…車に乗せてくれる…?」


Broooock

「あ、はい」


日向

「んぅ…」


Broooock

「…今は、落ち着いてる」


日向母

「?」


Broooock

「さっきまで…過呼吸だったから…」


日向母

「え…」


日向母

「…あの子、また”あの夢”を見たのね」


Broooock

「ぇ…?」


日向母

「あぁ…この子ね」


日向母

「昔…」


日向母

「本当のお母さんから…」


日向母

「虐待を…受けてたらしくて…」


Broooock

「え…それって…」


キーンコーンカーンコーン


Broooock

「あっ!チャイム…!」


日向母

「この話は、また今度ね…w」


日向母

「ほら、授業遅れちゃうわよ」


日向母

「送ってくれてありがとう」


Broooock

「あ、はい…!」


日向母

「じゃあ、ばいばーい!」


ブゥーン…


Broooock

「…虐、待…か」


Broooock

「…絵里菜に聞いてみよ」


Broooock

「てか…授業遅れる…っ!」


Broooock

「急げっ…!」

義兄達が実シ兄者とか聞いてない!!!

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