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桜菜は釣りがしたい_
1話 冬釣り
2話 鯉の襲撃
3話 衝撃の釣果
1話 冬釣り
俺は桜菜 誠 さくらな まこと
この学校に入学して結構経った頃
もう冬だ、あたりは白い、綺麗な雪に包まれており、肌寒い日々である
俺はごく普通の学校生活をしていた
授業を受けて、授業を終えて、部活動に励み、そして帰る
そんな当たり前であって至福である時間が過ぎた時、俺の人生は変わった
「よう、桜菜」
いきなり知らない人に話しかけられ驚いたが、まず名前を聞いた
「私か、2年の紗奈だ」
女性の割には少し男っぽい口調だが気にしない、なぜ自分に話しかけたのか聞いた
すると彼女は
「この学校で、適当なやつに釣りに興味はないか話しかけてんだ」
釣り…?確かに興味はあったが、この時期に呼びかけ?
「既に、春、夏、秋、冬に呼びかけてんだけど、もう軍団みたいになっちまった」
俺は困惑した、だから自分は何をしたらいいのかを聞いた
彼女は言った
「まず、契約書みたいなのにサインしてくれ、で、今日実際に釣りをする」
「まぁ…分かりましたよ」と言いその手書きのサインに頭文字を入れる
「じゃあ、明日は休みだから学校集合だ!パンと、ハサミ、ペンチを持ってきてくれ!
と彼女は満面の笑みで走りながら去った、俺は何が何だかさっぱりだが、
とりあえずパン、ハサミ、ペンチを持っていくことにした
そして翌日
俺が少し遅れて学校に着くと、彼女は待っていた
「すみません、少し遅れました」
「まったく、いいだろう、まず近くの駅に乗る」
僕はなぜ駅に乗るのかよくわからなかったので
質問を投げかけた
「なぜ駅に乗る必要が?とおいい所なのですか?」
すると彼女は顔を曇らせながら
「近くの川は凍っているからな、凍ってない川があるから、そこへ行く」
へぇ…と納得したような態度を示したものの、やはりよく分からない、
駅へ行く途中にまたも質問をした
「川は凍っていない川と凍っている川があるんですか?」
「そうだな、普通の凍る川は山から水が流れているけど、凍っていない川は人工的に生み出された川だ」
と理由を明らかにした、そこから普通の世間話をしている間に駅に着いた
そこで、ひとつの肝心なことを思い出した
「なぜパンが必要なんですか?そもそも鯉っているんですか?」
「鯉は基本的にパンで釣るものだぞ、吸い込みってやつもあるがやっぱりパンが安定している
「鯉は年中釣れるから心配しなくてもいいぞ、ただ釣りに行く際は厚着していく必要性があるぞ」
そこで俺は紗奈がしょっている長いケースのことを聞いた
「あぁ、こんなかには竿が入ってる、竿もリールは釣りをするとこでの前提だからな」
そして、無事に駅に到着し、川に着いた
そしたら彼女は真剣な顔をしながら
「よし!絶てぇ釣り上げるぞ!」
と意気揚々に声をあげた
そして彼女は準備をした
竿とリールをつけ
このような状態にした後
リールから糸を出し、ロッドのリングに糸を通してゆく
そして通した後、紗奈は重りを取り出した
これは中通し重りってやつだ、糸を通しとセッティングするんだ」
そこからサルカンという、糸を結びつける物を取り出した
そしてそのサルカンに糸を結び、針の糸も反対側に結んだ
そしてその針に団子のような形で針を通した
「いいか?これをブッコミ釣りっつーんだ!」
そう言うと紗奈は竿を握り構えた前方、左右を確認し
ポイントへ投げたするとか紗奈は
「竿は糸を少し出して、後ろに向けてリールから出てる糸に手をかける、」
「そしてベールってやつを上に開けて、竿を振る!、竿が耳ら辺に来たと思ったら」
「糸にかけていた指は話していいぞ」
ととても詳しい説明を始めた、話は理解出来たが少し難しそうに思える
とりあえず…と思いおれも竿を握り、糸に指をかける
自分の狙いたいポイントを確認し、前方左右を確認し大きく竿を降った
そして竿が耳に来たと感じた瞬間即座に糸から指を離した
ビューーーーーーーッ!!!
と勢いよく糸が出て、ボトン!と水面へ着地する
「どうだ?投げたかんそ…(うわ…めっちゃ目キラキラしてる….そんなに楽しかったか?)」
「最っ高です!!こんなの初めてです!」
と桜菜は興奮しながら話す
「分かる!分かるぞ!ポイントにちゃんと着地した時の快感よ!
「はい!!」と話した瞬間…
2話 鯉の襲撃
グン…グンと竿がひん曲がる
「!!」
「桜菜!竿を握れ!」
そう言われた俺は即座に竿を握った
「上に竿を振りあげろ!」
と指示され俺はグンッ!と竿を上にあげる
「よし!口に針がかかった!そのまま糸をちぎるなよ!」
グググ….
「紗奈さん…っとても重いです!」
「よし、いいぞ、竿は立てて」
「ぐぬぬ」
その瞬間、鯉が勢いよく走り出した
「まずい!走り出した、ドラグを緩めよう!」
そう言われると紗奈さんはファイト中の俺のドラグを緩めた
※ドラグ 糸の締め付けをきつくしたり、緩くしたりするもの
「魚は空気を吸ったら弱体化するからな、なるべく空気を吸わせろ」
するとリールを巻きやすくなり、軽くなった
「よし、疲れたようだな、タモを準備する」
※タモ 網のこと、大物釣りでは大きいものを主に使用するが、川釣りなどでは小さい物を使用する
「よし、網の方に寄せろ」
「はいっ!」
そうして、鯉が網に入った
勢いよく網を引き上げるとドサッ、と鯉が置かれた
「よっし!!やったぞ!!」
「やりました!!ありがとうございます」
そして、俺たちはまたかかるのを待った、次は
少し時間を要したが、かかった
ググッ!
「今度は私の竿がかかったぞ!」
「頑張ってください!」
すると紗奈は
3話 衝撃の釣果
「….おかしい」
「…え?どうかしたんですか?」
「これはまずいぞ!!」
「え!?なんですか!?」
「あ、アリゲーターガーかかった….」
「おぉん?」
思わず変なことが出た、まずアリゲーターガーってなんだ?
「全長2mくらいあるわ」
「絶対無理じゃないすか!!」
「まぁ、やってみるに越したことはない!!」
⬆ちなみにこんな奴
「うぐぐぐぐぐっ!!!!!」
「あんまり無理しないでくださいよ!」
バシャシャシャッッッッ!!!!!
とても激しく水面を打ち付けるアリゲーターガー
その姿は生きるために全てをかけているように思えた
「うぉぉぉぉぉぉぉっ!」
強く竿を立てたおかげか、アリゲーターガーが息を吸った、
それからはアリゲーターガーは大人しくなった
だが
「よし….疲れてるぞ….寄せるぞ….」
その瞬間
バシャバシャバシャ!!!
「あっ!」
ブチッ!!
「…あ」
「ダメでしたね…また今度挑戦しましょう」
「くっそー、糸は10号くらいの使ったのになー!」
その後は駅に乗り、話しながら帰った
ガタッ…..ゴトッ…
電車の中で紗奈と桜菜は話した
「今日は楽しかったですね、また行きましょう」
「あー…アリゲーター…私のアリゲーターガーがぁ…」
と上を向きながら悔しそうに嘆く
「まぁまぁ…次がありますから、リベンジです!」
「もう眠…い」
と言いながら俺の方にポトッ…と倒れる
!
「…」
「お疲れ様です、紗奈さん」
END 次回 春がやってきた!綺麗な春ウグイ釣り!