テラーノベル
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満月がてっぺんに来ようとする頃俺は最後の締めくくりの舞に入った。
俺の焔がアマテラス神にまで届くように全力で焔を放つ。
赫 「ハッ…….!!!!!」
去年よりも熱い。
それだけで自分が成長していると実感できる。
「…….✨」
赫 「…..!」
なんだあの愛しいものを見るような目は……他の人と同じようでどこか違う…..それに俺の歳が近そうな奴だぞ?
黒猫のような黄色い目、少し怖い三白眼…..うん、不良っぽい。
そんな奴がなんでそんな目で俺を….
「〜〜〜?笑」
「っ!!⸝⸝⸝」
隣のちっこいのに弄られてる….?
それでなんで照れてるんだ?
俺の疑問は深まるばかり
そんなことはどうでもいい、最後まで舞に集中するんだ。
感覚的には後15分ぐらいで年を越す。
….アマテラス神ありがとう。
この神社を、この街の人たちを守ってくれて。
もし….生きているなら母さんと父さんに合わせて。
毎年俺がアマテラス神に願っていること。
赤子の俺を捨てた親だけど….今こうやって幸せに生きていられるのは丈夫に産んでくれた親のおかげ。
俺は母さん似なのかな….父さんになのかな….一目でも見てみたい。
そう願っていると年が開けたことを知らせる除夜の鐘が鳴り響いた。
この鐘か終わりの合図。
思ってたより早かったな….
この一振で俺の舞は終わる。
最後の力を振り絞ってより濃い焔を纏い、舞った。
すると着ていた透き通る白色の天服が綺麗な朱色に染まった。
今まで一度もこんなこと無かった。
息が上がり何も考えられない。
「おい見てみろよ!赤く染ったぞ!?」
「きれぇ!!✨✨✨」
ただ聞こえるのは、見ている人たちの歓声。
そして…..
茈 「綺麗だ…..」
赫 「….!」
不良っぽい黒猫の目をした男の一言…..他の人と同じことを言っているのに何故か其奴の言葉だけが頭をよぎる。
気にしない振りをしながら俺は見てくれた人たちに一礼した。
赫 「…..ご覧頂きありがとうございました」
“ 「皆様のアマテラス様への感謝の気持ちも舞と一緒に伝わったと思います」
” 「また一年、この街と皆様が健康で幸せな日々を送れることを心から願っております」
“ 「まだまだ未熟な舞人ですがこれからも精進して行きますので、また来年….見に来て貰えると嬉しいです」
俺が言い終わると、沢山の嬉しい声、拍手が飛び交った。
それはとても暖かく努力が報われたような気がする….そんなものだった。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡2000
現世くるり ◤ ペア画なう ◢
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コメント
4件
初めまして!…かな? コメントしたか忘れちゃった (´>∀<`)ゝ 今回も神作すぎる!できるだけ時間がある時いいね押しまくります!それにたぬきさんの他の作品もちょくちょく見ています! 私チア組がとても好きで、この作品が好きです(*´ω`*) 時間があったらコメ返して欲しいなぁ…なんてね 無理しない程度に頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ これからも応援しています!
第4話、読み終わりました…! 最後の舞で天服が朱色に染まる演出、すごく美しかったです。焔がアマテラス神に届くように全力を込める姿に、グッと来ました。 そして茈くんの「綺麗だ…」の一言。他の人と同じ言葉なのに、なぜか赫くんの心に残る感じ、すごく共感できます。黒猫みたいな黄色い目と三白眼の不良っぽい見た目とのギャップもいいですね。 親への願いも切なくて、でもそれを力に変えて舞う赫くん、本当にカッコよかったです🥀