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次の日。
何故か上司から連絡が来た。
『…話がある?…は?過去一意味わからんメールきたって』
だが、一つ分かることがある。
俺の人生TheEND☆さよなら俺ってことだ。
『ベリアン、ちょっくら○んでくるな』
「主様!?おやめください!」
冗談を言ってから過去一嫌な出勤をした。
部屋には、千春もいた。
「あら、あんたもいたのね」
『こっちのセリフだよ』
また言い合いが始まろうとした時、足元に何かが当たった。
青髪の…頼れるリーダー…
『ハウレス…?』
「その通りだ」
はっとして、前を向くといつもの無駄にイケメンな上司が現れた。
「まぁ、お前たちを呼んだのには深いわけがあるんだよ」
そう言って、ハウレスを呼び出した。
上司に従順だ。
「へぇ、何かしら?もしかして給料アップ?」
「一生それはないと思え」
相変わらず一言一言が怖い。
それは前世の時もそうだった。
「お前ら、前世の記憶があるか?」
『ありますけど…それがどうかしました?』
「まぁ、私達は前世こいつらの主だっただろう?そこで私から提案があるんだ」
そう言って、俺たちの前に歩みを進めた。
「…頼む。私も一緒に執事たちを探したい!」
土下座をしながら言った。
…は?
え?上司貴方そういうキャラでしたっけ?
俺そんな上司見たことないですよ?
「はぁ…桃也(トウヤ)冗談で言ってる?」
呆れた顔をしている。
俺だってそんな顔したい。
「すみません…主様はとにかく皆を見つけたくてお一人で捜索していたんです。俺からもお願いします!俺も、フェネスやボスキにアモン…他の執事たちを見つけたいです!」
ハウレスもこう言ってるからな。
よし、決めた。
『分かった、一緒に探そう』
「同じくよ」
珍しく意見が合った。
「ほんとうか?ありがたい…」
「ありがとうございます。主様…」
まぁ、同士だからな。
同士が増えるのは嬉しいことだ。
「じゃあ明日あたし達の執事会わせましょ」
…確かに。
ちょうどいい、明日は休日だ。
『上司、どうしましょう?』
「桃也でいいよ、そうだな…うちで会わせようか。酒を飲みながら、な?」
「…冗談でしょ桃也」
飲み会…?の約束をして今日の仕事を終えた。
次の日。ベリアンとロノとバスティンを連れて桃也の家に行った。
『…まじかよ、超豪華一軒家じゃねぇか』
そこにあったのは、金持ちが持ってそうな豪華な一軒家だった。
「うわ、すっげぇ…けど、オレらの屋敷の方がデケェし」
『当たり前だろそもそも世界が違う』
インターホンを鳴らすと、ASMRでありそうな無駄にかっこいい声が響いた。
「桜雪だな、いいぞ」
ドアを開けると、ハウレスが立っていた。
「お待ちしていましたよ」
心做しか、嬉しそうに見えた。
きっと1階の執事の皆が無事で嬉しいのだろう。
それは俺だって同じだ。
『…ハウレス、一緒にウイスキー飲もうな』
「え?…ええ、そうですね」
リビングには、桃也と千春がいた。
「おっそいわね」
『うるせぇなぶち○すぞ』
「ははっ、今世でも貴方たちは仲良しですね」
仲良しではない。不仲だ。
ふと、テーブルに目をやると豪華な食事がずらりと並んでいた。
多分、桃也の手作りだろう。シェフは雇っていないようだから。
『うお、すっげぇ…』
「ふふっ、千春も最初そんな反応でした」
と言ってスマホの画面を見せた。
千春が必死に止めるが、桃也のまぁ…すごい身体能力で俺の方にスマホを投げた。
…恐ろしい。
スマホの画面に映っているのは俺と同じ反応をしていた千春だった。
隣にいるルカスとミヤジはやっぱり普通の反応だが。
「なんで見せんのよ!おバカ!」
千春が桃也の首を絞める。
絞めるといってもおふざけ程度の力加減だろう。
それを尻目に俺はベリアン達と一緒に料理を取っていった。
…バスティンがほとんどの料理を食べ尽くしてしまうということをこの時の桜雪達は知らなかった。
時刻は23時。
俺達は帰ることも知らずにこんな時間までいてしまった。
…何故なら。
『んんーっ!この日本酒うんまぁ〜!』
「桜雪様…!酔ってしまわれますよ…!」
「まって…もう、むりよ…」
「こらこら、飲みすぎはいけませんよ?」
「ははっ、千春は相変わらず弱いな」
「大丈夫ですか?千春様…」
…ただの飲み会と化してしまったからである。
「もうこんな時間だ。今日は泊まるといい」
『え、マジっすか!?』
「そのほうが、うれしいわ…」
タヒにかけのやつが一人いるからな。
泊まらせた方がいい。
「…それと、フェネスのことだが」
急に行方不明の執事の名前を言われて一気に酔いが冷める。
「もしかすると…“捕まっているかもしれない”」
顔が張り詰めた。
「明日、オークションに攻めようと思う。お前らも行くよな?」
そりゃ当然だ。
行かない以外の選択肢なんてないに決まってる。
それは隣にいる千春だってそうだろう。
『行くに決まってる』
「ええ、潜入よね。昔もよくやったから大丈夫よ」
潜入か…ナックを思い出すな。
…今頃、どうしているのだろうか。
「あ、あの…私達も、行かせてください! 」
ベリアン達が覚悟を決めた様子で言った。
『ああ、行こう』
「ちょ、あんた正気!?」
『千春…こいつらは悪魔執事だぞ。どんな難しい依頼も俺らと一緒に解決してきた頼れる奴らだ』
こいつらは本当に頼りになる。これでフェネスを奪還できる確率が高くなる。
悪魔執事がいないと…この作戦は失敗するかもしれない。
「お前ら…よし、明日に備えて今日は寝るぞ! 」
はしゃぎまくったリビングを執事達と一緒に片付けた。
…この後用意されたベッドがキングサイズだったことをこの時の桜雪達は何も知らなかった。