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心「なーちゃん!たこ焼き2個ちょーだい!」
2個?こっちゃんもしかしてデート中?
心「デートじゃないから!2人で回ってるだけ!」
それをデートって言うんだよ。はい2個で400円ね。
心「ありがとう!なーちゃんまたね!」
デート楽しんで〜!
心「だからデートじゃないって!」
和馬「ありがとう、心さん」
心「どういたしまして!」
和馬「そういえば、具合はどう?」
心「まだ全然平気!」
心「あっ!見て!フルーツ飴!」
心「でも君甘いの苦手なんだっけ」
和馬「いいよ、心さんが好きなものは俺も食べれるから」
心「何その理論!」
心「うち買ってくるね!」
和馬「待っ…!こんな買いに行かせていいのか?」
少し遠くから大きく手を振りながら戻ってきた
心「君の好きなもの分からなくてパイナップル2個買ってきちゃった」
和馬「俺もこれが好きだから大丈夫だよ」
心「買い過ぎた… 」
和馬「確か屋上の鍵が壊れてるとこあったよな」
和馬「屋上で食べてからまた回る?」
心「うん!じゃあ早速いこう!」
早く食べたい気持ちが先走り、早歩きで屋上までやってきた
心「君、うちの事よく見てるよね」
和馬「えっ?!」
心「だってうちが具合悪いのを知ってるから少しでも人が少ない屋上選んだんでしょ?」
和馬「ま、まあ、そうだけど」
心「ふふふ、ありがとう」
心「じゃあいただきまーす!」
心「ん〜!美味しい!」
和馬「豪快にいったな」
心「豪快にいったほうが美味しいんだよ」
和馬「そのせい口の周りにソースついてる」
心「ふふん、とってくれてもいいんだよ?」
和馬「い、いや!自分で拭きとれ!」
心「からかっただけだってw」
心の中でマジでやめて欲しいと思いながらたこ焼きを口に運ぶ。同学年が作ったと思えないほどの美味しさだったからびっくりした。
心「君も口の周りについてるよ」
心「とってあげる」
ティッシュを片手に近寄って、拭きとる。俺が待てを入れる間もなく。
心「はいとれたよ。って大丈夫?」
急なことで隠キャの部類に入る俺は思考が停止していた
心「戻ってきて〜!こんなんで死んじゃだめだよ!」
和馬「…心さんは、自分が持って武器をちゃんと確認した方がいい」
この心さんという人物はこの学校でも上位に入るくらい顔が整っている方だ
心「……君の方こそ」
和馬「え…?」
心「早く食べてもっと回ろう!」
和馬「詰まらせないようにな」
心「グフっ!?」
和馬「言ったそばから!」
心「急に優しいのはズルじゃん!やっぱ君の方が確認した方がいいよ! 」