ワンクッションnmmnのルールを守ってご閲覧ください。
nmmn、irxsと言う単語を聞いた事が無い、苦手意識があるという方は今すぐ記憶から抹消してください。
夢女子の方、青桃地雷の方も自衛よろしくお願いします。
非公開いいね、非公開フォローにご協力お願いします。
この作品は、実在する歌い手様の名前を借りたnmmnです。ご本人様とは一切関係ありません。
ここまで踏まえて大丈夫だよという方のみ次のページへお進み下さい。
自分以外誰もいない部屋にカタカタと規則的なタイピング音が響く。
一人しかいないリビングはストーブをつけていても肌寒い。上着を取りに行こうと立ち上がった時、スマホが振動した。まろからかな?という淡い期待はすぐに打ち砕かれた。
りうらからだ。駅前にあるイルミネーション見に行こ!その文を見て今日がクリスマスであったことを思い出す。確かクリスマスに合わせて駅前に大きなクリスマスツリーが設置され、大掛かりなイルミネーションをやっていたはずだ。
クリスマスと言えば、多くの人が恋人と過ごすものだろう。そういう俺にもまろという恋人がいるものの、2人とも社畜であるためクリスマスに予定が合わなかった。悲しくないと言えば嘘になるが大人である以上仕方の無いことでもある。仕事もひと段落したところだったし、クリスマスに1人というのも寂しいなと思い、りうらに行く。とだけ返信すると、今から家行くね〜!とすぐに連絡が来た。自室に向かい部屋着から着替え、お気に入りのロングコートを羽織る。机の上にある小さな引き出しから愛用のピアスをだす。ローズクォーツが部屋の明かりに反射して桜色に薄く光った。そういえば去年のクリスマスにまろがくれたものだったか。そんなことを思い出しているとピンポーンと軽快な音が響いた。急いでピアスをつけ玄関に向かい鍵を開ける。扉を開けるとルビーのように真っ赤な瞳と髪の青年、りうらが立っていた。いつもはポンパにしている前髪をおろし、オシャレな私服を着ているその姿は今年20歳になったとは思えないほど大人っぽいが、自分と5センチ以上ある身長差で年下だと感じる。それをりうら本人に言ったら怒られるから言わないが。行こ!と声をかけられ、鍵を閉めて歩き出す。
辺りには雪が舞っていて、通りで寒かったわけだと1人納得した。ホワイトクリスマスか。りうらとどうでもいいような世間話をしながら電飾で飾られた道を歩く。クリスマス用に飾り付けられた家やお店、2人で手を繋ぎながら歩くカップルを見て感じた虚しさをもみ消そうとりうらに話しかけた。数分も話してるとイルミネーションが見えてくる。色とりどりの電飾で飾られた大きなクリスマスツリーは毎年多くの人が見にやってくる。そのため、カップルだけでなく子供連れで来る人や、映え目的に来る若い女性も多くいた。りうらと2人でスマホのカメラをかまえ、ツリーを画角に収める。しばらく写真を撮っていると、「あったかい飲み物買ってくる!」とりうらがコンビニの方へ走っていった。
近くにあったツリーがよく見える場所にあるベンチに座る。きゃあきゃあとはしゃぐ声が聞こえてくる。こんな日に一人でなにやってるんだろ。1人で雪の降る中、ベンチに座っていて、恋人からは連絡のひとつもない。まろはモテるから、もしかしたら俺の事なんか忘れてかわいい女の子と一緒に過ごしてるのかもしれない。1人になると思考がどんどんと悪い方向へ行ってしまう。
ふと、背中に温かさを感じた。後ろから腕が伸びてきて手を握られる。「手、真っ赤やん」耳元で囁かれる。りうらとはまた違う、方言のきいた低音イケボ。聞き間違えるわけが無い。勢いよく振り向くと、そこにはラピスラズリのように美しい青色の髪と瞳を持った高身長の男。スーツ姿でその整った顔が疲れきってることから仕事終わりだとわかる。高ぶる気持ちを逃がすように思いっきり抱きついた。すると、強すぎない力で抱き締め返してくれる。どれくらいこうしていただろうか。ずっと思ってた疑問をぶつけてみる。「なんでまろがここにいるの?」すると、彼は苦笑いしながら「りうらから、ないくんが寂しそうで死にそうだから仕事なんてはやく終わらせて来いってきた」と言った。
…確かに寂しくはあったけど死にそうだった訳では無い。りうらに説教しようと思ってスマホを見ると、りうらはもう帰るね!二人の時間を楽しんで!!というメッセージがきていた。二人で過ごせる時間を作ってくれたことに免じて許してやろうと思い、スマホをポケットにしまう。
まろの顔を見ると少し不機嫌そうで、拗ねたようにまろと二人なのにスマホばっかっと小さく呟いた。その姿を見て俺の口から笑いがこぼれた。すると、まろはふっと微笑み「Merry Christmas」と言いながら俺の右手をとり、薬指に指輪をはめた。突然のことに驚きが隠せない俺を見て、「左手の薬指は本番にとっておかないとね」と囁いた。
本当にずるい。そんな気持ちと共に何もプレゼントを用意してない申し訳なさが溢れだす。そんな時、ふと思い浮かんだ。俺は左耳につけていたあのピアスをとると、まろの左耳にあいている穴にそのピアスをつけた。突然の事で困惑してるまろにこう言った。
「左耳にピアスをつけるのは守るもの、右耳にピアスをつけるのは守られるものって意味なんだって。まろ、これからも俺のことをそばで守ってて欲しいな」
そう言い切ると同時に、まろの整った顔が近づいてきて、唇と唇が触れた。俺の顔が一気に真っ赤に染ったのが分かる。「一生ないこの傍で守り続けるよ」そう宣言した彼は、俺の手を握って二人の家への道を歩き出す。木々を彩る電飾の光を反射して二人の耳元が鮮やかな桜色に光った。
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
はじめまして!Felicia(ふぇりしあ)といいます。
テラーは見る専だったのですがなにか投稿したいと思い投稿させていただきました
新しく物語を作ろうと思ったのですがなかなか思い浮かばず……別サイトに投稿していた作品をそのまま持ってきました()
いつになるかは分かりませんがこんなシュチュでこのペアで書いてほしいとかあったら気軽に言ってください!R系は書けませんが👉🏻👈🏻💦
地雷などは特にこれといったものは無いですが桃受けが好きです。青桃がめちゃくちゃ好きで白黒がカプに入ってるのはあまり好きではないかなって感じです。(白桃、黒桃、黒青、白青は好きです)
ただ地雷な訳では無いので全然大丈夫です!
良ければコメントなどで感想とか待ってます|ू•ω•)チラ
この界隈のルールをわかってないところがあったりするので、間違っているところがあったら教えてください(ᐢ.ˬ.ᐢ)
コメント
4件
時差コメしつれ~します!! 主様の書き方すっごい好きです!!なんか、もう大好きです(?)むっちゃ好きなんですけど、...どうしてくれるんですか?!(???)ごめんなさい、ちょっと神作品すぎて死にそうでした、あ~えとふぉろ~失礼します!!!
コメント失礼します( . .)" 初投稿とは思えないぐらい素晴らしい作品でした!!これからも無理のないように頑張ってください!