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らいりょと2話目です。
前回の続きから始まります。
2話はRYOTO目線から途中でRAIKI目線に代わります。
「俺がらいきくんに恋、?」
そう口から零れた瞬間、頭の中で今まで
過ごしたらいきくんの記憶が流れ込んだ。
人見知りで打ち解けられないとき、
俺に、好きな食べ物は何なん?と声をかけてくれたらいきくん。
クリエイティブ中、良いやんと笑いながら
俺のことを肯定してくれたらいきくん。
のどの調子が悪くて気分が落ちたとき、
考えてることはあるだろうけど、心の持ち方も大事だと背中を叩いてくれたらいきくん。
俺がほりのやから帰るときにありがとう。と
泣きながら抱きしめてくれたらいきくん。
TRAINEEになってまた同じ空間にいることになってから、気づいたらずっと目で追いかけてた。
__これは恋心だったのか。
無意識が自覚に変わる。
視線の理由が恋心だったこと、
点と点が線になる。
じわじわと顔に熱が集中するのを感じた。
いさなくんが満足そうに微笑む。
「理由、分かったみたいやね?」
「、なんかいさなくんちょっと強引でしたけどね?」
いさなくんから笑いが零れる。
「でもいさのお陰で自覚できたんやし良いやん〜」
「まあ、、確かに、?」
「なんで疑問形なん?笑」
「さっき何話してたん?りょうとと。」
「別にぃ?」
「何そのにやけ顔、、。気になんねんけど。」
「ふふ、らいきは幸せもんやなって。」
「は?俺?」
「そ♡」
その後家路に着いた。
らいきくんへの恋心を自覚した頭のまま、
もう一度自分のスマホで夢中を再生していた。
「、、、あーーーもーー!!!!!
俺めっちゃ好きなんじゃん。らいきくんのこと、」
一人部屋でそう呟いた。
歌詞が今の自分と重なる。
心と頭がらいきくんでいっぱいになり、
結局一睡も出来なかった。
「、、りょうと目の下のクマすごいよ?」
かんたくんが心配そうに俺の方を見る。
「ああ、かんたくん。おはようございます。なんか寝れなくて、」
「、大丈夫?悩み事とかだったら聞くよ?」
「大丈夫!良い悩み事やから!!」
にこにこのいさなくんがひょこっと現れる。
「、良い悩み事?」
かんたくんがきょとんとしながら首を傾げる。
「大丈夫やから〜♡」
にこにこないさなくんがかんたくんの背中を押して退場する。
「、どしたんその目の下のクマ。」
声をかけられ、目線を上にあげた。
俺の悩みの大元だった。
「、、別に。」
「、別にって。いつもと全然ちゃうやん。」
らいきくんの手が俺の目元に触れる。
「っ、、、!、」
「なんで顔赤いん?」
目元に触れていた手が優しく頬を撫でる。
「、無意識に俺のこと見てた理由考えてて寝れんかったとか?」
らいきくんがいたずらっ子ぽく笑う。
「冗談笑」
俺の頬を撫でていた優しい手がぱっと離れた。
「、、、、。」
沈黙が流れる。
「りょうと?」
「、らいきくんはズルいっすね。」
先程のいたずらっ子のような表情が消える。
「、、どういう意味でズルいん?」
らいきくんは俺の表情を探るように覗き込んだ。
始めるよー集まってー!!
とダンスの先生からのレッスン開始の合図がかかる。
「俺のクマの話はもういいですから!笑
先行きますね」
平常心を装ってそう言ったけど、
顔はまだ熱いままだった。
「ちょ、」
らいきくんは何か言いたそうにしてたが、
俺はらいきくんから逃げるようにその場を後にした。
りょうとと会ったばっかの頃は、
本当に目が合わない人見知りの子っていう印象やった。
どう接したらいいか、どう仲良くなろうか、
どう居心地を良くしてあげたらいいか。
一般組よりTRAINEE組のが多かったから、
りょうとが気を使って居づらくならないよう、そこの境界線を感じさせないように接してた。
それからだんだんと、こちら側に心を開いてくれるようになった。
、、まあ、あいつは開きすぎなところもあるけど。
素直で、笑顔が眩しくて、周りを楽しませようと場を盛り上げてて、ほんまに可愛いなこいつって思ってた。
よく目が合うなと思い始めたのは、りょうとが
TRAINEEに加入し、また同じ空間にいるようになったときくらいから。
最初はまたふざけてるんやなこいつって
思ってたけど、あまりにも可愛い顔でこちらを
見つめてくるもんだから言わんとこって思ってスルーしてた。
けどあまりにもりょうとから視線を感じる回数
が多いから、ふと聞いてみた。
「わかんないっす。」
本当に分かってない顔をしていた。
無意識だったらしい。
、、何やねんそれ。
ずっとあの可愛い顔、
無意識に俺の事見てたんや。
さっきだって冗談交じりに、俺のこと考えて
寝れんかってん?と聞いたらひどいクマで
顔真っ赤にしてた。
、ほんまに分かりやすくて可愛いな。あいつ。
「あー、、俺も行こ。」
伸びをして、俺もレッスン室に向かった。
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