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#極道
鷹槻れん

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#シングルマザー
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月詠 涼
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鷹槻れん

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「い、嫌じゃない……っ! あの……私、ただ――、ちょっとびっくりしちゃった、だけ、なの……」
申し訳なさそうに私の身体から離れたヒロの手を掴むと、私は恐る恐る自分の胸に彼の手を誘って、そっとふくらみに押し当てた。
そんなことをするのはとてもはしたないことに思えて凄く恥ずかしかったけれど、でも……私、ヒロに触れて欲しいんだよ?って、行動で伝えたかったの。
その方法がこれしか思いつけなくて。
ヒロの手を掴んだまま、照れ隠しにギュッと目を閉じたら、ヒロが私の耳元に唇を寄せて「コト、触れるの許してくれて有難うな」ってささやいてくれた。
「んっ……」
その、どこか情欲を含んだヒロの低音ボイスに、私は思わず吐息を漏らしてゾクリと身体を震わせる。
ゆるゆると胸全体を押し上げるように、そこの柔らかさを確認するように触れるヒロの手のひらの下、敏感な頂が押しつぶされるように刺激されて。
小花柄のカシュクールワンピースと白のタンクトップ。それから薄桃色の、薔薇模様がレースにあしらわれたブラ。
三層の布地にガードされたまま、そこをゆるゆると揉まれるのは、何だかめちゃくちゃもどかしいって思った。
もっとちゃんと触れて欲しいとか、肌に直に触って欲しいとか言ったら、ヒロは引くかな。
――でも……どうしよう、私、今すごく……。
すぐそばにヒロの温もりと、彼が身にまとう洗剤とボディソープ、それからほのかに香るシャンプーのにおいを嗅ぎ取ってしまったから。
――どうしようもなく全身が甘く疼いてるの。
「お願い、ヒロ……。じかに触れ、て?」
気が付くと彼を見上げてそう口走ってしまっていて。
自分でも、自分が発した大胆な言葉に驚いたけれど後の祭り。
私のはしたないお強請りに、ヒロが一瞬だけ驚いたみたいに瞳を見開くと、でも次の瞬間には自分が着ていた黒のプルオーバーを脱ぎ捨てていた。
「――っ!」
男の人の上半身は、別に隠したりするようなものではないと知っているのに。
なのに間近でヒロの半裸を見るのは初めてだったからかな。
物凄く照れてしまった。
恥ずかしさに思わず顔を覆った私の手首を掴むと、ヒロがそれをいとも簡単に引き剥がしてしまう。
「ヒ、ロ……?」
ソワソワしながら彼の名を恐る恐る呼んだら、「コト、俺のことも触って?」って切なげに吐息を落とすの。
さっき私がしたみたいに握られた私の手を、そのまま彼の胸元に引き寄せられた私は、固くて温かくて滑らかなヒロの肌を手のひらに感じて、心臓がトクトクと跳ねた。
手のひらの下、ヒロの心臓も同じように忙しなく鼓動を刻んでいるのに気が付いた私は、それを確認するみたいに手のひらを滑らせて。
「っ、!」
私の指先が彼の胸の小さな突起を掠めた瞬間、ヒロが小さく吐息を漏らしたのが分かって、私はそのことにキュンとする。
ふと見上げたら、熱に浮かされて潤んだヒロの瞳と目が合って……ヒロにこんな顔をさせているのは、他ならぬ自分なんだって自覚して、さらに一層心臓が高鳴った。
と、ヒロの手がブラウスのすそから中に入ってきて……。
でもそこにはまだタンクトップとブラがあることに気が付いて、もどかしそうにタンクトップをたくし上げようとするの。
そのぎこちない仕草がたまらなく愛しくて。
「……待って、ヒロ。私も……脱ぐ、から……」
脱ぐ、のところはさすがに恥ずかしくてすんなり続けられなくて、尻すぼまりみたいに小声になった。
ブラウスを脱いで、ジーンズのフロントボタンを外してから、そろそろとタンクトップのすそをジーンズから引き出すと、躊躇いながらそれも脱いで、ブラだけになる。
でも、最後に残ったブラだけは、どうしても取ってしまうのが恥ずかしくて。
それを見たヒロが、「なぁコト。お前の下着、俺が外してもいい?」と聞いてきた。
そんなこと聞かれるなんて思っていなくて。
驚いて彼を見上げたら、ヒロが熱に浮かされた目で私を見つめていた。
ブラの着脱権をヒロに委ねることは、彼に最後の砦をあけ渡すみたいで……何だかすごく恥ずかしくてキュンとする。
今から私、ヒロに征服されちゃうんだ……という思いに、羞恥心と期待で身体がますます火照ってくるようで。
「……よ、ろしく……お願い、します……」
半裸のヒロにしがみついてそうお強請りしたら、素肌が触れ合う感触に血が沸騰しそうなくらい照れ臭くなった。
「ヤベェな。直接肌が当たんの、すげぇくる……」
ヒロが低い声で私の耳元、ボソリとそう漏らしただけで、同じ気持ちを共有できているという喜びに、下腹部がじゅん、と熱くなる。
ほんの少しの刺激でも過敏に反応してしまうのに、ヒロの手がゆっくりと背中を這って、ブラのホックにかかったのを感じた私は、緊張で思わず身体に力が入った。
もっと手間取るはずだと勝手に思っていたのに、ヒロが思いのほかモタつかずにホックを外したのが、不意に緩んだ締め付けで分かって驚いて。
同時に、今ヒロから身体を離したら、きっと支えを失ったブラは容易く胸から離れてしまうって気が付いた。
そう思ったらヒロから離れるのが物凄く躊躇われて。
そうこうしているうちに、
「コト……」
ヒロが私の名前を切なく呼んで両肩に手をかけると、そっと身体を引き剥がして、そのまま肩を滑り降りるよう動かした手で、肩紐を連れ去ってしまう。
「あ、待っ……!」
ブラが落ちてしまう!と咄嗟に胸元を押さえたら、ヒロに「隠すなよ」ってたしなめられて。
私はヒロの真剣な眼差しに射竦められて動けなくなる。
ヒロの手が私の手にそっと触れて、私はゆっくりとブラのカップごと押さえた胸から手を下ろした。
それと同時。支えを失った下着があっけなく肌を滑り落ちて、胸がふるりとまろび出て。
「やっ……」
羞恥心で涙目になる私に、ヒロが吐息混じりに「コト、すげぇ綺麗だ」って言って、真正面からじっと私を見つめてくる。
情欲を孕んだがヒロの視線に晒されていると思うと、身体がぶわりと熱くなった。
「や、だ……そんな……に、見ない、で。恥ずかしい……っ」
頑張って意識していないと、すぐに手で隠してしまいたくなる。
「ごめんな、コト。お前が本気で恥ずかしがってんの分かってんのに。ぶっちゃけそんなコトの姿に……俺、めちゃくちゃ興奮してる……」
言って、ヒロが熱に潤んだ目で私に近づいてきた。
「コト、くち開けて?」
すっかり〝男〟の顔をしたヒロにささやくようにそう言われて、私の中の〝女〟の部分に火が灯る。
素直に小さく唇の合わせ目をほどくと、ヒロが私の唇をパクッと咥えるみたいなキスをくれて。
「ふ、ぁ……、っ」
舌先をやんわり味わい尽くすみたいに吸い上げられる感触に、ゾクリと身体が震えた。
それと同時に胸をすくい上げるようにギュッと押し上げられ、もみしだかれて。
肌に直に触れるヒロの手のひらがすごく熱いって思った瞬間、胸の頂を指の腹で軽くこすられた。
「ひゃ、ぁ……っ」
途端胸から電流が走ったみたいな快感が突き抜けて、私は思わずヒロの口付けから逃れるように顔をそらせて声を漏らした。
ヒロがそんな私の反応を見て、そっと背中を抱くようにベッドへ押し倒してきて。
上から見下ろす形で寝そべった私に覆い被さると、
「コトの気持ちいいとこ、全部俺に教えて?」
ひとつずつ私の反応を確認するみたいにあちこちに口づけを落としながら聞いてくるの、すごく恥ずかしいっ。
コメント
2件
手探りな感じがたまらないっ!
わあああ第25話読み終えたよ〜!!😭💕💕 もうね、冒頭からコトちゃんの「触れて欲しい」っていう気持ちを行動で伝えるシーン、胸キュンが止まらなかった…! ヒロくんの「有難うな」って耳元のささやき、あの低音ボイスで言われたら私もゾクッとしちゃうよ…!! お互いの肌に触れ合う感触とか、焦れったいほど優しくて繊細な描写がエモすぎて、読んでるこっちまでドキドキが止まらなかったよ〜っ✨ 最後の「コトの気持ちいいとこ、全部俺に教えて?」ってセリフ、反則級だよ…!! 鷹槻れんさん、今回も最高のラブシーンをありがとうございます😭🌸 次話も楽しみにしてます!