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今日の写真撮影は長かったな〜。可愛く取れていると良いわ♡
「ミサ愛している!永遠に幸せでいよう!」
気持ち悪い、見たことのない男性が、隠れていたところから身をみせ、私の方までとんできた。
キモイ、キモイ、キモイ!なんだよ、この男性!また、ストーカー!?私は可愛いってわかっているけど、少しは勘弁してわよ!美しいものを普通は殺さないってことがわからないの!
悲鳴を上げた後、男性は隠していたナイフを私の方に振り回し、彼が私と居てはいけなければ、他の人もダメというようなことを語って、無理やり片思いの心中をさせようとしている。
「キャー」
男性は急に地面に倒れる。
それをチャンスに場を遠ざかろうと、家まで走り出す。
前に、何処かから、空からか、私のそばに黒いカバーをしたノートが落ちてきた。
気のあまり、何も考えず、それを手に取り走る。
「大丈夫?」
ベッドに寝転がっていたら、白く、二倍はありそうな男性が目の前に現れた。
「キャー!どこから入ってきたの!?出ていって!」
まさに奇妙な姿をした男性に、自分を守るために、私の近くにある枕やアクションフィギュアを投げる。
「人間は僕のような死神を殺せないよ」
えっ、死神?
何分か経って、レムがした説明を聴いていく内に落ち着く。
レムは死神らしく、彼以外にも沢山いるけど、地球には居るのではなく、死神界というものがあって、レム以外はそこにいる。
私が拾ったノートは最初のページにルールが書かれている。英語だけど、簡単に訳せれるわ。
ノートには書かれていない、他のことはレムからほとんど教えてもらった。
ノートの元の所有者である死神の顔と名前を認識できる。
死神の目という、自分の寿命を半分を死神に与える代わりに、他人の名前と寿命が見れるようになるもの。
人間は死神を殺せない。のが基本だが、彼らは人間からではないけど、人間の影響とは言える死に方が一つある。と言っても、他に手段がない。
それは愛だ。
ある人間に恋をした死神は、その人間がもっと生きられるよう、自らデスノートを使ってしまうことで死ぬ。
すごく素敵な殺し方ね。
私がこのノートを持っているのは、前の持ち主であった死神が私を愛していたからだってさ。
彼が私を愛していなければ、私は数分前に死んでいたってことね。
なんて、ロマンティック。