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この世に存在する何もかもと関係ないです。
学パロ
イベントに全力すぎるこの学校は文化祭2ヶ月ほど前からずっと午前授業のみです。
inm視点
おれは軽音部を作りたかったが、人が足りず部を作ることができずに友達の緋八マナと2人で放課後にたまに集まってギターを弾きながら歌いたいものを歌うだけという活動をしていた。
うちの学校はイベントに全力であるため2ヶ月くらい前から準備が始まる。そのため、クラスがざわざわしている。おれはステージでライブをしようとマナを誘ったがマナは文化祭実行委員に入っていたらしくすごく、そうものすごく申し訳なさそうに断られてしまった。
どうしようか、1人で出ようかなそう考えていると、近くにいた女子達の会話が聞こえてきた。
女子A「星導くんにミスコン出てもらえないかな…」
女子B「絶対なんでも似合うよね!」
女子A「でも、多分出てくれないよねぇ…高嶺すぎて喋りかけれないし」
女子達の目線の先を見る。1人で外を眺めて凛と座る彼は、一年のころから基本的に1人でいる。喋りかける者や放課後遊びに誘う人がちらほらいたが、表情は少し微笑むか真顔のまま、淡々と喋る感じや断ることが多かったため、容姿端麗な彼は高嶺の花化したというわけだ。同じクラスだが、喋ったことがないからよくわからないやつだ。
今日は午前中に学校が終わったためそのまま家に帰り、着替えたらすぐにギターを持ってスタジオに向かった。ちょうどあと一部屋しか空いてなくてラッキーと思いながら入った。文化祭で演奏する曲を選ぶためにいくつかの曲をギターで試しに弾いたり、歌って録音して頭を悩ませたりした。
時計を見ると18時になっていた。昼に学校が終わってすぐきたため、軽く5時間が経過していた。そろそろ帰るかと荷物をまとめてバスの時間を見ると次来る時間が迫っていたため急いでスタジオをでる。
バス停についたとき定期券をスタジオに忘れたことに気がついた。とりに戻ってまた急いでバス停に戻ってきても流石にこのバスには間に合わなそうだが、自分の入ってたスタジオに誰か次入るかも知れないと思い、駆け足でスタジオに戻る。
音楽スタジオに入った時、小さくだがギターを弾く音が聞こえた。スタジオなのだからそれはそうなんだが、すごく上手くて惹かれる音だった。その音を追って歩いているともともと自分が入っていた部屋だった。そこで自分がなぜスタジオに戻ってきたのかを思い出した。開けて大丈夫かなーとドアのガラス部分から中を覗く。
パンク系のグレーのジーンズ生地のジャケットをフードを被って羽織り、黒のスキニーパンツを履いたスタイルのいい男が赤いギターを肩にかけて弾いていた。ドアに近づいてから気づいたが歌声も聴こえる。それもまためちゃくちゃうまい。
開けるか迷ったが定期券がなければ家に帰られない。流石にそれは嫌なのでごめんなさいと思い重いドアを開けると固まってしまった。
声に感情が乗り真っ直ぐ心を掴みにかかってくるその歌声に体が固まり、心は暴れる。聞き惚れていると、ギターを弾く時割と動く彼はこちらに体が向き俺に気がついた。演奏が止まってしまった。惜しい。
「え、ど、え?誰」
ヘッドホンを外し、そう声をもらす彼の顔を見て今日女子の目線の先にあった綺麗な男の顔と同じだと気がついた。そしてまた忘れていた目的のものを目で探して拾う。
💡「すみません、定期券忘れてて」
🐙「あ、なるほど。では」
と言って、すぐに背を向けてヘッドホンを付け直し、弾く体勢に戻った。
あれ、俺に気づいてない?誰とも言ってたし。制服じゃないけどもクラスメイトくらい気付けや。と思いながらもずっといるわけにもいかないのでスタジオをあとにする。
しばらくぼーっとしながらバス停へ向かう。星導さんってギターやってんだ。歌あんなうめーんだ。感情どちゃくそあんじゃん。など気づかれなかったことを忘れ、あの衝撃を何度も思い出しては思いを馳せていた。明日話しかけてみようと決めた。
次の日。朝話しかけようと思っていたが星導がぎりぎりに来たため話しかけられなかった。
やばい話しかけられないまま今日が終わってしまう。放課後になりそそくさと帰ろうとする星導を追いかける。
💡「あの!星導さんちょっとまって!」
ゆっくりと星導が振り返る。
🐙「はい、どうされました…?」
やはり表情が動かない。
💡「あのさ、えっと、昨日音楽スタジオいたでしょ」
🐙「え?いましたけど、どうしてそれを?」
やっと表情が動いた。少し目が大きくなり驚いた顔になる。
💡「やっぱり気づいてなかったんだ。俺星導さんがいる部屋に定期券とりに戻ったんだよ」
🐙「あ、あの時の。それであなたは?」
💡「まじかよ。クラスメイトくらいは覚えなよ。おれ伊波ライね」
🐙「すみません。伊波さんね、それでどうしました?」
💡「ライでいいよ。あーえっと一緒に文化祭ステージでない?」
🐙「え?」
話しかけたはいいものの何を話すか考えていなかった。頭の片隅で考えていたステージのことがでしゃばってしまった。でてこさせるつもりはなかったのに。でも一緒に出られたらなーとは思っていたからもう言ってしまったものは仕方がない。
💡「俺もギターやってて弾き語りとかやってるんだけど、誰かと一緒にライブやりたいなと思ってて、昨日星導さんの歌声聴いてから忘れられなくてさ、星導さんと一緒にやりたいなー…って…」
早口で捲し立てて最後は尻すぼみになって小さくなる。
🐙「そういうのがあるんだ」
まさかの文化祭のステージのことを知らなかったようだ。ずっと廊下で話してるわけにはいかないけど、放課後誰かとどこかに行くことのないと言われている星導を断られる覚悟で誘ってみる。
💡「もしよければ、音楽スタジオで去年の文化祭のステージの動画見たり、俺がどんな感じの曲弾くか見てみない…?」
そう言うと少し驚いた顔をしてスマホで何かを確認していた。
🐙「あーごめん」
あ、やっぱり断られちゃった。
💡「そう、だよねごめ」
🐙「18時からならいけるんですけど。時間的に無理ですか?」
言い切らないうちに追加で返事がきた。まさかのおっけー。まじか
💡「うんっうん!18時からで大丈夫だよ!」
🐙「じゃあ昨日の音楽スタジオでいいですか?」
💡「いいよ!先入って練習してていい?」
🐙「いいですよ。では、また18時に」
そういって下に降りていった。
やった!いいんだ。放課後会うのいいんだ。驚きと嬉しさが混じる。いやクラスメイトなんだから放課後一緒に遊ぶこともあるからこんなに嬉しがることではないんだろうけどめちゃくちゃ嬉しかった。
先にスタジオに入りギターを弾く。昨日の星導が歌っていた曲を昨日の夜にネットで探して何度も聴いたからなんとなくで弾いてみる。どうやってこういう曲見つけてくるんだろう。そう思いながらまたいろんな曲を弾く。するとドアが開いた。振り返ると星導が立っていた。
🐙「ほんとに弾いてる。うまいね」
星導の格好はまたパンク系でかっこよかった。そして口調が崩れていて少し嬉しくなった。
💡「ありがと。あ、そうだこれ去年の動画」
と言いながら自分のスマホに残っていた去年の先輩方のライブの動画を星導に見せる。
動画が終わり星導がこっちに顔を向ける。
🐙「いいね、楽しそう」
💡「どう?一緒やらない?」
🐙「いいよ。やろ」
ふわっと笑って星導がいう。笑えたんだ、と驚く。最近驚いてばっかだ。
💡「ほんとに?やった!星導さんは曲どれがいいとかある?」
🐙「ライはもう候補あったりするんじゃない?どういう曲がすきなのか知りたい。あと、呼び捨てでいいよ」
星導の距離感が分からない。でも仲良くなれそうで嬉しくなった。
候補を書き出したスマホのメモを星導に見せる
💡「どれか知ってるのある?」
🐙「見事に全部知ってるし、ちょー好き」
💡「まじぃ!?めっちゃ嬉しいじゃあこん中から2人でいい感じに歌えそうな曲探そ」
そのあとは2人でまた歌ったり弾いたりしながらこれ良くない?これもいいねとか言いながら時間がどんどん過ぎていった。22時になり流石に帰らなきゃいけないので荷物をまとめて2人でスタジオをでる。バス停の方に向かって歩くと星導もついてきたので一緒の方向なんだと思い、喋りながら歩く。
🐙「今日ありがとね、楽しかった」
💡「ライブ一緒に出てくれるとは思ってなかったからめっちゃ嬉しかったー!星導ってこうゆうのやらないと思ってたからさ」
🐙「なにそれ」
笑いながら歩く。自覚はしていないらしい。
バス停についたところで星導がスマホを顔の横に持っていき口を開いた。
🐙「連絡先ちょーだい」
💡「うん!」
🐙「なに?そんなに嬉しいの?子供みたい」
なんだとーと軽く睨みながらLINEのQRコードを読み取ってよろしくスタンプを送ると
🐙「ありがと、じゃぁまた明日」
と言って今2人で歩いていた道を戻って行った。
俺をバス停まで送ってくれたようだった。なんだよイケメンかよ。いやイケメンなんだけど。
また明日。また明日かぁと嬉しさを噛み締めながら少しぴょんぴょん跳ねた。
コメント
8件
どストライクですいつもありがとうございます!!しおむすびさんの作品全部ドストライクすぎて内心この人と趣味合いそうだなwとか思っちゃたりしてますwwお身体にはお気を付けて頑張ってください!
青春の始まりじゃん。良き これって続きって出たりするんかな。
貴方の作品が,,,,更新されるのを私は待っていた....!!!!!! 更新ありがとうございます......あなたの作品で救われる命はあります