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水 side
「っはぁ”っ、!」
夢の中から覚めた 。
「ぃふくんっ、!」
僕の声だけが部屋に響く 。
僕、いふくんの部屋で寝ていたはずなのに。
僕の部屋になってる 。
「…いふくんが運んだ…?」
プランツドールにそんな力があるのか 。
それはさておき、早くいふくんを見つけないと
青 side
あと先考えずにほとけのこと気絶させてもうた
…さすがに罪悪感あるかも 。
とりあえず…ほとけの部屋に運ぶか 。
「……プランツドールの体やから、重く感じる。」
「ん、しょ、…っ、( 水 下」
ベットの上で目を閉じているほとけの顔を見つめる 。
「綺麗、…」
ほとけの顔を見ると 、過去のこと、思い出しちゃうなぁ… 。
…どうやって、伝えようかな 。
「ほとけ、すき、」
直接は恥ずかしくてなかなか伝えられないけど、眠っている君にならいくらでも伝えられる。
「お嫁さんにしてくれるって、約束したんに」
「忘れるなんて、酷いなぁ…っ、」
涙が溢れてきて、止められない。
プランツドールに少しの感情はある 。
だけど、涙は溢さない 。
俺は、プランツドールに体を借りているから、泣いて、笑って、ほとけと過ごせている。
ほとけが起きちゃう 。せめて自分の部屋で泣こう。
水 side
「いふくん、いふくん、っ、」
いふくんの部屋に向かう途中 。何故か涙が出てきて…止まらなくて。
全部に気づいちゃったから、…君だけを愛せる理由が分かったから 。
けど、ちゃんと君と過去について確かめないと。
約束、覚えてる?って、聞かないと 。
「ぃ”…ふく、…っ、」
涙が止まらなくてぼやける視界の中、いふくんの部屋のドアノブに手をかける 。
「いふくん、っ、」
青 side
ほとけなら、過去を確かめに来てくれる、そう信じてたよ 。
だって俺の未来の旦那さんだもん 。
今からでもほとけが俺のことを愛すことができる、そう伝えてくれたら 。
俺は幸せになれる 。
…けど、…もう、体、持たないかもな 。
タイムリミット、ってやつかな?笑
一度死んだ身だから。
プランツドールの体で過ごすのも限界がある。
俺の未練はほとけと結婚できなかった、あと、
すき、大好き、愛してるって、
ちゃんと最期に伝えられなかったこと 。
君が俺の元へ来てくれたら、しっかりと、
話をしよう 。
水 side
「ぃ、ふく、…っ、」
「ほとけ」
優しく受け止めてくれる。
大泣きしてる僕に驚かないということは、もう全部勘付いてるんだろな。
「ぃ”…ふ、く、っ、ごぇ、っらさ、…っ”…」
喉をきゅっ、と締めながら、いふくんへ最大の謝罪を伝える 。
「まもれ、なか”っ”…た、…っ、…」
「ほとけ」
どうして自分を殺したような奴に対して優しく声を掛けてくれるの、?
君が人間じゃなくてプランツドールとしてのいふくんだから?
「ま”…もぇ”なぐて、…ごぇ”っ”…、」
「ほとけ、っ、」
もう自分でも何を言ってるのか、何を伝えたいのか分かんない 。
感情のまま、自分の気持ちのままにいふくんに言葉を渡す 。
「ぼくっ”…ぼくっ、!」
「ほとけ、大丈夫、大丈夫だよ」
「ひ”っぅ”…ごぇ…なさぁ”っ…!!」
「ぃ”…ふくの、こと”…っ’…あきらめて”っ、…わすれて”…っ、ごぇ”っ、…」
「ほとけ、そんな泣かんで、?…ほとけの笑顔が1番すきやから」
「…俺、ほとけの笑顔に惚れたんやから
笑顔でいて。」
「ぃ”…ふく、っ”…」
僕はいふくんの優しさに惚れたんだよ。
そう、伝えたいけど。
泣きすぎて全然伝えられないや 。
「ぃ”…ふく、…っ、」
「…ほとけ、すき、…」
…そんなん、僕は…
「ぃ、ふく、…あぃ、してる、っ、」
「…!」
「ほとけ、俺も愛してる 。 」
いふくんに抱きしめられて いふくんのあたたかさを全て感じる。
前は、僕が抱きしめる側だったんだよな…
なつかしい 。
…けど今は、このまま、少しだけ…
「ほとけ、…全部、全部思い出せた? 」
「うん、思い、出せた 。」
…本当は、忘れちゃいけなかったんだけどね。
「ねぇ、いふくん、」
「分かっとるよ。全部、確認しよ 。」
「それじゃあねっ…!」
「ほとけ、海、行こや 。」
「へ、?」
「俺らの思い出の海 。じっくり、話せるやろ。あそこなら 。」
「…っ、うん、!」
白 side
なんとも言えない焦燥感 。
いむくんからまろちゃんへの依存 、独占欲 。
そもそも、まろちゃんという存在が不思議だった 。
いむくんと出会いすぐに話しだしたこと 。
何体もの人形を造り、人の手に渡した経験のある僕でも、初めて経験したプランツドールの風邪。
しかも感情が豊か 。
まるで人間のような…プランツドールとは思えないような事ばっか 。
なにか裏がある…?
けれど、まろちゃんは僕が作ったものだ。
…僕の技術力がありすぎて…とか?
…そんなわけないか 。
頭こんがらがってきた 。
散歩でも行って、綺麗な海見て、頭スッキリさせよう 。
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