「殺人鬼として描く人格。」
拝啓。
皆がかまいたくなる少女。まつげが人一倍長くて人々を魅了するようなくすんでる瞳。
ストレートがかった美しい髪に、華奢な身体。
人々はそれを求める。
「ありがとう。」と返す少女は人一倍醜く見える。
時折見せる僕への笑顔は人一倍切ない。
なんてこう言ったら彼女はないてしまうのかな。
馬鹿げているよってあほそうな顔をするのかな。
どちらにしてもあなたはとても….。
だから、どうか僕を殺さないで。あいしてみて。
敬具。
「宝石のようなあなたを見つめた。」
素敵ですね。と小さい頃言ってくれたあなたは私に恋というものを教えてくれました。
ですがそれと同時に失うことも知りました。
お母様から過度な期待と過度な干渉を受けている私は心を失ってしまいました。
あなたが私を嫌いだといった時、涙を失いました。
毎晩のように泣いていた私を泣かさなくしたのはあなたです。
責任をとって。
まぁ犯罪者と関わることは気の毒だったのかもしれません。
小さい頃から、虫を殺めていました。血を唇につけて、それをあなたにつける私はとても醜いでしょう。
最終的にあなたに依存したような私はあなたを地獄へと落としてしまいました。
最後にどうか、天国へと堕ち続けることを願っています。
少女は結末を書き終えた。
終
コメント
2件
やっぱすごいわ、、すき。 いちぶんごとのながさちょうどいいね。
あっさりすぎたかも