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総司side
前川邸の奥が気になっている野薔薇ちゃん達を置いて、僕が廊下の曲がり角を右に曲がった時だった。突然、僕より背が低いあの子が僕の腹部にぶつかってきたんだ。
ドンッ
風香「きゃ!?💦」
総司「おっと、大丈夫?風香ちゃん?」
僕の腹部に激突してしまった彼女は、そのまま廊下に尻もちをついた。お互い、吃驚してしまった僕と風香ちゃんは、直ぐに平静を保った。
風香「痛たた…。💦」
総司「クスクス。☺️風香ちゃん、尻もちついてたけど立てる?」
風香「あ、はい、急にぶつかってごめんなさい。💦」
僕がそう言って、彼女に右手を差し伸べると彼女は僕の手を取った。あれ、この感じって風香ちゃんとの運命的なものかな。w
僕がそう思っていると、風香ちゃんが来た方向から悟君が走ってきた。
五条「風香、大丈夫!?💦」
風香「あ、悟さん、少し尻もちついちゃいましたが怪我はしてないですし、全く大丈夫ですよ。」
五条「それに、総司も風香にぶつかってたみたいだけど怪我はない?💦」
悟君に無事なの?と言われて、僕は不意に風香ちゃんに差し伸べていた手を解くのをすっかり忘れていた。でも、僕はそんなことは気にせずに悟君に返事をした。
総司「うん、大丈夫だよ。それに風香ちゃん、よそ見してたら怪我するから気をつけなよ。」
風香「は、はい、すみませんでした!💦」
風香ちゃんが僕に謝った後、僕達の話を聞いていた悟君は僕にこう聞いてきた。あ、もしかして、前川邸に居るあの子達のことかな。w
五条「ねえ、総司、悠仁達を見てない?背後から着いてきてた悠仁達が来てなくて、それで来た方向を戻ってきてるんだけど、何処にも居なくて。💦」
悟君に聞かれた僕は、あぁやっぱりねと思った。流石にあの子達は何時怒られても可笑しくない感じだからね。土方さんに怒られている三人の顔が目に浮かぶよ。w
総司「あぁ、悠仁君達は前川邸の近くに居たよ。あの子達、前川邸の奥が気になってるみたいだよ。w」
五条・風香「えっ!?💦・ゑ!?💦」
僕の発言を聞いた悟君と風香ちゃんは、迚驚いた顔をした。でも、二人の中で一番驚いていたのは悟君だった。
五条「ちょっと待って総司、そんなのは早く言ってよ!💦先生である僕が目を離した隙にあの子達が危険な場所に行ってしまったら本当に駄目なんだからさ!💦それに早く言ってよ!!💦 」
総司「別に、あの子達が土方さんに怒られても知らないしさ、他人のことだし僕には関係のないことだからさ。w」
五条「ちょっと!そんな言い方は良くないでしょ!総司!!💦」
風香「ま、まあまあ悟さん。前川邸は総司さんが来た方向です!早く皆の所へ行きましょう!💦」
五条「そ、そうだね!💦早く行こう!それとさっきから気になってるんだけどさ、何で風香は総司と手を繋いでるの?w」
風香「あ…。///」
総司「クスクス…。w」
悟君の発言を聞いた風香ちゃんは、僕に差し伸べられていた手を取っていたことを思い出した。そして、僕の右手を離してしまった。手を離した風香ちゃんは悟君の後に続いて走り出した。その二人の後を僕がついて行き、風香ちゃんに繋がれた右手を見てふと思った。あの時、風香ちゃんに繋がれた手が一生離れてほしくないと僕はそう感じていた。そして、幼い頃のようにまた三人で仲良く手を繋げたらいいなと僕はそう思った。