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[last:last] HIDE A DEATH = DEAD OR ALIVE = CODE:R
RE*FILE_! 「FIND THE ALIVE」
私は凡。黒縄鬼の一人。今は現世に住んでいて、某天下のゲーム会社の中でも、サイバー管理課というところに勤めている。
正直言って、マイナー思考の多い黒縄鬼の中でも随一の引きこもりだった私にとって、パンコソとにらめっこするこの課は天職かもしれない。
そんな引きこもりの私に、何故か商談の話が入ってきた。
内容は、某ハリネズミから、この会社にゲームソフトを送ってほしいというものだった。(勿論こちらから吹っ掛けた)
なんでそんな大事な商談を、サイバー管理課にやらせるのか。
それは勿論、「やる人がいないから」である。
いや、それでもそんな理由でやらせるか!?
心の中では、そんなツッコミが溢れていた。
それでもやるしかない。だってやる人がいないから。
そう覚悟し、ハリネズミとの商談場所に向かうのだった。
「Excuse me.」
「ファ!?」
「Oh,ファック? ダーン☆」
「やめてぇぇぇ」
「It is joke, It is joke.」
「…は?」
「コノ国デハ銃使ゑマセーン」
「…は?」
今は、商談が行われる場所に向かっているのだが、いざ向かうとなると、やはり落ち着かない。
「本当に、大丈夫か?」
そう、ぼやいた時だった。
〈その辛さ…私が消し去ってやろう。〉
「本当か!?」
思わず声を上げてしまった。でも、確かにそう聞こえたのだ。
〈払う代償は……の……だ…〉
自覚する程、意識は遠のいていき、次第に声も聞こえづらくなる。ついには、完全に気絶してしまった。
「…ここは?」
〈ここはお前の精神世界…さっきの声は私のものだ…〉
「…ほう。で、本当に辛く無くなるのか?」
〈そうだ。代わりに代償を払ってもらうがな。〉
…代償、か。
この手のやつは命と引き換えとかだけど、生憎私はもう死んでるし。
「まあ、代償ぐらい、命以外なら払う。私死んでるし」
〈わかった。お前が払う代償は…〉
そこで一瞬言葉が途切れたかと思うと、何か念のようなものが現れた。
『お前の体だ!』
「なっ…!!」
その念の声は女性のそれ。私の体を蝕んでいくのがわかる。
「う…うぐぁぁ…っ!!はぐっ…ぅ!」
『いいからよこせ!もうこの体は私のものだ!!』
「はぅ…ん…や…め…」
や…めて…
私の…体…かえ…して…。
「うがあああああああああああっ!!」
『ふはははは!ついに手に入れたぞ!の死人の体をぉ!!』
「…ッ!…ッ!」
嫌だ!嫌だ!
私が、私が沈んでいく!!
返し…返してよおおおおおおおお!!!
「…あぅ」
『これで晴れて自由の身だ…器の依頼だけこなしてゲームでもしますかねえ!』
「…カエラナキャ…」
To be continued…