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赤side
凛ちゃんが全然来ない。
保健室に連れて行ったきり帰ってきていない。
大丈夫かな?
心配だな…
「凛ちゃん遅いね… 」
紫が言う。
他の皆も心配しているようだ。
「はぁ〜〜〜…」
皆でため息をつく。
「もしかして、俺たちの事嫌いでドタキャンしたとか…?!」
「そうかもねぇ…」
そんなことを喋っていると、
“ガッシャーン!!”
”キャー!”
というと甲高い音と、誰かの叫び声が廊下から聞こえた。
「な、なになに?!?!」
全員で急いで廊下に出てみると、他学年の先生達も出てきていた。
えっ…思わず言葉を飲み込む。
「凛/凛ちゃん!?!?」
凛ちゃんの顔は謎の液体がかかりドロドロ、ガラスの破片が刺さり真っ赤に染まっていたのだ。
「な、なんで····」
黄が涙ながらに言う。
「って、!その前に救急車!!」
青が直ぐさま気づき、大声を出す。
「そこのよく分からん先生!、はよ119を! 」
橙が叫ぶ。
「お、おう!」
よく分からない先生がスマホを取り出し、“ピッピッピッ”という音を立てながら画面を押した。
「俺たちは応急処置を!」
紫は処置の仕方を知っているらしい。
「赤、保健室からガーゼとか諸々持ってきて!」
「分かった!」
俺は急ぎ足で5km以上も離れている保健室へと走った。