「ていうか今日地獄に来たんだね。じゃあ小汚いのも納得できる」
「小汚い…」
「ところで仕事の話に戻るんだけど」
「フロントお願いできる?」
「人と話すのはちょっと…」
「あ、苦手だった?」
「はい…」
「事務職、営業職ならできます!」
「掛け持ちできる!?じゃあ決まり! これから住み込みで事務、営業職よろしく!」
「よろしくお願いします!」
「あと私生前漫画家をしていたのでポスターとかビラ、CM作りなら少しはお役にたてると思います」
「CM作り!お願いしていい?ちょうどほしかったんだよ」
「喜んで!」
「では今一番伝えたいことと、大事にしてるとこ、良いところ、ここ独自のところ教えてくれれば1時間後には出来ます!」
「頼もしい!でも今日は遅いからゆっくり休んで!今日地獄に来たならよっぽど疲れてるだろうし」
「ありがとうございますそれではおやすみなさい」
「うんまた明日」
パタン
「って言って寝れるわけなけだろ!地獄で1人で寝るって緊張し過ぎて無理!」
「CM作りながら寝落ちするか…」
「よし!大体できた!」
「まだ夜中の1時か…なんか締め切りに追われてる時みたいww」
「散歩でも行くか」
ガチャ
「ん?明かりがついてる1階誰かいる?」
タッタッタッ
「こんばんはー…」
「あ?客か?」
「あ、は、はい!」
「今日から住み込みで事務、営業職することになりました!リベラ・レリジョンですッ!」
「なんだ従業員か」
「散歩がてらに寄ったんですけどここはバーですか?」
「あぁそうだ酒飲むか?」
「いえまだ飲めなくて」
「まだ未成年で酒を飲んだことがない奴がいたなんて驚きだな」
「…?みんな成人してないけどお酒を飲むってことですか?」
「大体そうだぞ」
「ヘーまぁ地獄だしそうか 」
「嬢ちゃんは何歳なんだ」
「ハスク女性に年齢を聞くのはご法度だよ」
「エンジェル💢」
「やあ先客がいるなんて珍しいなハスク」
「新しい住み込み従業員だとよ」
「そうなんだ」
「リベラ・レリジョンです」
「僕はエンジェル・ダスト」
「そうだ!ハスクこの前撮ったビデオがきたんだ一緒に見よう!」
「1人で見ろよ」
「俳優さんなんですか?」
「いや?AV男優」
「見せてもらってもいいですか?」
「いいけど吐くなよ?」
<あぁん♡パパぁ♡もっと!
「うーん…」
「唸るのやめてくんない?せめてなんか反応して」
「地獄では激しめなのが好評なんですか?」
「まぁ…」
「私の生前とは真逆です。甘々なやつが人気だったもので」
「ヘーよく覚えてんな」
「昨日死んだばっかだからですかね」
「そうなの!?」
「ちんこって美味しいですか?」
「… 全然」
「今日も撮影で疲れたからもう寝る」
「おやすみなさいエンジェルさん」
「おやすみ…」
「そのビデオを早く止めてくれ」
「あ!すみません」
「アンタも話を聞いてりゃ地獄きたばっかなんだってなホットミルクやるから早く寝な」
「はい…また明日来ます」
「寝られないなら羊を数えろ」
「…!はい!」
コメント
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羊数えろ…カワイイ