テラーノベル
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いつものように指揮棒を振り演奏をする指揮者がやはりいた。
演奏が終わると、皆一斉に拍手喝采になるのだ。
この指揮者は、失敗をしない。それが売りらしい。
だが、その指揮者の中にいる演奏者も素晴らしいことがわかる。
なぜならその指揮者について来ているからだ。
だが、おかしな点は、ところどころある。
普通ならば、指揮棒を振りすぐに演奏は始まるが、遅れて数秒経ってから演奏するのだ。
それに客もだ。拍手喝采にはなるが遅れて数秒経って拍手をするのだ。
不思議だが、余韻に浸っているだけなのだろうか?
…いつもの演奏のハズだった。
いつものように指揮者は、心地よく演奏の指揮をしていた。
だが突然。
ギギギッ
音がなった。機械的音だった。
見ると、一つの”人?”が崩れていた。
否、人では、ない。
人形だ。
指揮者「…チッ
おい、いるだろう?出来損ないロボット。」
ウィィンという音を鳴らして現れたのは、大人しめのメイド服を着たロボットがいた。
ロボット「…かしこまりました。このお人形も”処分”という形でよろしいでしょうか?」
指揮者「…!いいと言っているだろう!お前は、バカか!」
ロボット「わかりました。」
…何故、観客は、大騒ぎをしないのだろうか?
それは、全員人形だからだろう。
指揮者「私は、楽譜を書いてくる。
邪魔するなよ。」
ロボット「わかりました。」
ロボット「…どうしましょうか?マスター?やはりここの指揮者も処分しましょうか?」
本物の指揮者?「嗚呼そうしてくれ。
私も演奏しにこなくては。」
指揮者はまた自分の演奏へと戻るため、モニターを切った。切れたモニターが写っていた。違う指揮者?がまた演奏してる指揮者?に、まるで自分が本物の指揮者だと思われるような笑いを浮かべた。
コメント
3件
読み終えました…7話、めちゃくちゃゾワッとしました🥀 「観客は全員人形」ってオチ、最初の違和感(拍手や演奏が数秒遅れる)が全部伏線だったんだなって気づいて鳥肌立ちました。しかも「本物の指揮者」がまだ別にいて、今の指揮者すらも操られてる可能性…重い。登場人物ぜんぶが「誰かの操り人形」かもしれない閉塞感、すごく好きです。続きが気になる…りんごさんのホラー、じわじわ来ますね🤍
りんご
15
りんご
39
たつ<りんごタルト>
32
れお
1,122