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今日も変わらない1日が始まろうとしている。
いつも通りに起き、したくをし、食パンにジャムを塗る。
家を出て、バス停でバスを待つ。
周りには朝ならではの光景が広がっていて、
登校中の学生 ランニングをしている人 ゴミ捨てをしている人 間に合わなくて急いでいる人
またもやその光景を見ている鳩まで、
変わらない風景が流れていた、
でもそんな現実を壊すような、
毎日が違う日々を過ごしたい、毎日変わって行くような…
でも変わらない日々でもいいかもな、
いつもより少し遅めに教室に入るとすぐさま2人の横に座った。
「おはよー
「おー百合《ゆり》〜おはよー
「昨日あれからバイトだったの?
「うん、…いつもと変わらずだよー
「頑張ってんね〜
いつもと変わらない会話をしているのは、髪を焦茶に染め、いちごミルクを片手に微笑んでる優菜(ゆうな)
だった。
優菜とは大学からの中で、入学したて、左も右もわからなかった私に話かけてくれてからだった
「あ!外れた、、、
「どんまい~、
肩を鎮め落ち込んでいる美佳(みか)に優菜がツッコミを入れている。
この光景も変わらずである。美佳とはたまたま同じ講義であい、その後優菜と一緒にいるところを食堂で見てからの仲だ。この3人とういうのは定型である
「何やってるの?美佳?
「ライブチケットの抽選らしいよ
先行受付 応募したんだってさ
質問に代わりに訂正を入れてくれる
「今回の夏ライブはマジで熱いのに‼︎一部公開されてるライブのセトリもさ!!
「どこのグループのライブなの?
熱くなっている美佳に質問する
「loveara me(ラバーミー)のライブだよ!!!はあ〜、一次にかけるしかないか、
loveare meとは今人気の女性アイドルグループ。「ダンスが可愛すぎ!」「笑顔が好き!可愛い最強!」と一部のファン層から熱烈の人気を集めている。
「ラバーミーて今人気のグループだよね!私チェックできてないんだよなー
「優菜はどっちかというと俳優さん女優さんすきだよね
「そうそう!今やってる刑事ドラマが熱くて〜、…
お互いの推しについて語っていると始業ベルがなった
「あ!やば!
「え!準備できてない!!
急いで美佳が準備に取り掛かると講師の先生が入ってきた
いつも通りに礼をし準備が始まった
私にも好きなものはある。そのためにバイトをしているのも一つあるくらいだ
私がバイトをしているのは、近い将来1人暮らしをするためだった。1つ理由は両親が心配していたことだ。1人暮らしをするにあたって、お金は大丈夫なのか、ご飯や洗濯など1人で上手くこなせるのかなど、…
そのため、2人を心配させたくなくバイトをしているのも一つあった、
あとは奨学金面々など、
私が通っているところは都心部にありここらではすごく人気である。様々なところ専門的なことに学べるため、科目別講義を選択するのもあった。
私にとっては上記も含めて必要単位数取得できればバイトの掛け持ちができた。そのために奨学金をかけてお願いして通っていた。
そこまで1人暮らしをしたいのは単に憧れかも知れない、それに義姉にあたる姉が1人暮らしで別居している。
そんな姿を見て私はかっこいいと魅せられたかも知れない。
実質私も意外にバイトを苦に思ったことがないし、掛け持ちもしている
時には4個近くなるほどバイトをした
今働いているところは個人店で経営しているお菓子屋さん。
2時間から雇ってもらえて すごくアットホームな楽しい働き場だった。私自身もすごく充実している。(もう一つはレストランだった。お菓子屋さんほどでは無いが働くことをサポートしてくれていた。格差が見えてきて、馴染みにくいのが特徴的に感じるが仲良い先輩がいて嬉しい)
そして次はホテルの受け付けだ。実質このバイトが1番時給が良い、なのもあるがよく働いている。高級とまではいかないが良さげなホテルであるため、時に厳しく、格差が垣間見えた気がした、
仲良い先輩もいて上手くこなせていた。
バイトと大学の両立生活。忙しい日々を過ごしている。
楽しいのも生活を一段と楽しく過ごせているのもある存在からだった。
その日の夕方頃
るんるんと足を弾ませある日の帰りに大型ショッピングモールを歩いていた。そしてある音楽ショップに入っていく。
「ゆりはいつにも増してノリノリだね〜、
「普段見せないようなニマニマした表情を〜、
アルバイトのない今日は優菜と美佳と来店していた
「だって今日は!、
入ってすぐ横の様々なバンドのCDが置いてあるラックに入る
「私の推しバンドの2ndアルバムの発売日‼︎、…!
少し歩いた横には布質のポスターが貼られていて、中央にはでかでかと
『give risk Paradise』
の文字が書かれてある。
は私の推しているバンドで私が高校生の頃からずっと好きで聴いている。
そんな ももうセカンドアルバムを迎えたあの頃からそんなになるのかと感じる。
「もうセカンドアルバム発売されたんだ〜」
そう言いながら優菜は近くにあるCDを手に取った
「そうそう!これが狙いだったんだ〜」
そう言いながら何個かある中でも綺麗なものを選んだ
実は優菜も美佳にも私が のベース担当を推していることは理解してもらっている。
最初は好きなことについて話すのは初めてで緊張しながら伝えたが優菜は
(美佳で慣れてるから大丈夫〜
(めっちゃかっこいいじゃん!聴いたことないから気になる〜‼︎
といってくれた。2人には心から感謝しておりそこから2人とさらに話せるようになった
話せるようになったからこそもっと仲良くなれた気がする。
私は2人に伝えてレジの方に向かった
目の前にあるスキャンされていくアルバムを見て感じる。
(やっぱり は最高だ、)
とくにジャッケット表紙右側に映るベース担当に目が移る
もちろんメンバー全員のファンではあるがその中でもベース担当である金髪イケメン 流 佑衣斗(ながし ゆいと) のファンである。 初めて見た時から全員かっこいい可愛いと感じたがその中でもずっと に見惚れてしまっていた。
give risk paradise(略してギスパラ)は男女混合5人グループである。デビュー曲seasunを動画サイトに投稿後一部の視聴者からコメントが大量に届きそこから数々のオリジナル曲を出し続けている
3人で年目にして事務所入りしてデビューしたがなかなかヒットが出ず、取りまとめて流行らず大体的には上げられていない。根強いファンが残り続け独自の工夫で事務所登録もし様々なライブも挑戦しているからこそれに私自身注目されて人気になってほしいがこの状態でも良いと感じる時がある。まぁこういう考えはアリがちな嫉妬なのかもしれないが、
こうして今の自分がある。私の生活に はなくてはならない存在になっており、今でもあの時私におすすめしてくれたあの人には感謝している。
そうこうしているうちに音楽ショップを出ると2人が待っていた。
「スイーツ食べ行こ〜」
にこにこしながら美佳が言うと優菜が画面を見せた。
「すぐそこに新しくカフェできたんだって!行こ!」
目をキラキラさせながら言うと
「え!カフェ!行こ行こ‼︎」
やっぱり私も甘いものには弱い。
手に持っていた袋を大事に前で持つと駅前大広場に向かって歩き出した。
都心でも有名なメイン通りを少し進んだ先にある大きなひょうひょうと聳え立っているビル
「送って下さりありがとうございます!」
大丈夫〜気にしないでーと手を振られ私は車を降りて挨拶した。
1個上の立華(りっか)先輩。
私のバイトのひとつに同じバ先で働いており、仲が良い。よくお世話になっていてほんとに感謝していた。
この日はたまたま先輩がシフトの日で、わざわざ自車でホテル付近まで送ってくれたのだ。
きちんと整えられた黒いスーツに、ゆるっと纏められたお団子ヘアー。
中央にある受け付けに行く。
口角を上げて次々と来店するお客さんを対応していく。
いつも通りの光景。
今日はホテルのエントランスバイトの日だ。なかなかに慣れてきている。
表情筋の固定で自身の持っているコミュニケーション能力を使い、丁寧に対応していかなくてはならない。
時々来るイライラ客にも適切に対応しないといけない。そのような繰り返しでやりがいはあるがある意味1番体力のいる作業だった。
変わらないの連続。
まだその時はいつもを覆すようなことが起こるなんて知らなかった
目の前にやって来るお客さんの話を聞く。
持っているカードを手にする。
まだその時はわかっていなかった
「ご利用時間ですが……」
見上げた。その時だった
「え、…」
マスク、サングラス越しでもわかる溢れ出すオーラ
理解した。
一瞬だった。
「一泊でお願いします(^^)」
そういいマスクを下げにっこりとする。
そうだった。見間違えなんかじゃなかった
「貴方は……!
『私はあの出来事を束の間の奇跡って思ってる』