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僕は大森元貴
普通の学校生活を送っている
でも、いつからだろうか。
恋心を持ち始めていたのは
教室に入り、窓ぎわに座る。
いつも一番乗りの自分は教室一人で空を眺めていた。
滉「おはよ元貴!」
元「…おはよ」
滉「それでさぁ〜笑笑」
サッカー部友達と話しながら入ってきた滉斗は僕に挨拶だけして通り過ぎていった。
続いて涼ちゃんが教室に入ってくる
涼「おは!!!」
相変わらず元気がいいな
朝の調子につられず、教室を後にする
若井は俺のこと好きなのかな
若井って好きな人いるのかな
若井、彼女いるのかな
そんな考えをしてしまう
やめたいって思っていても_
滉「元貴?」
聞き慣れた声が廊下に響く
元「、…ん?」
滉「こんなとこでなにしてんの(笑)」
元「あ、…いや、ぼーっとしてて…笑」
滉「そうなん(笑)今から部活かぁ〜」
と、僕に一言だけかけて部活に戻る。
声をかけてくれるその一言だけでも
うれしくなっちゃう
特別なのかな
じんじん心があつくなる
異常だろうか。
そっと若井の背中を見守る
“男同士”だから
っていう感情より
好きって言ったらこの関係が崩れてしまいそうで
僕の一言次第で普段の 日常が変わり果てそうで
正直、怖かった
でも、いつかはこの思いを伝えれないままここを卒業する
そんなの…
LINEで若井に「話したいことがある。」
と一言だけ送って待つ
そうするとすぐにサッカーのユニフォームを着たまま駆け寄ってきた
元「…部活終わりなのにごめんね」
滉「あ、大丈夫だよ」
若井はまだ「好き」って言われると思っていないだろう。
元「…若井って、…僕のことどう思ってるの………?」
その発言に少し戸惑ったように答える。
滉「どう……って…友達…?」
やっぱり、ただの友達か。
元「最近、僕にそっけなくない…?
他の友達には笑顔で話してるのに、…
僕には短文で、しかもそっけなくて…」
ふと視線を向けると、驚いたような、でも少し困ったような、表情を浮かべていた
滉「え…それは…どういう事?」
期待した自分を叩きたいぐらい我に返ってしまった
泣きなくないのに目の奥からじわじわと熱い涙が溢れていて、気づけば若井の顔も見えないほど涙を溜めていた。
元「うっ…ごめん…ごめんなさっ…」
ボロボロと止まらない涙をじっと見つめていた若井。
そして頬をつたる涙を拭うように若井の柔らかい指が触れた。
元「僕っ…なんで…(泣
ごめんな゛さぃっ…!」
嫌われたくない一心から謝ることしかできなかった。
そして若井の「大丈夫、大丈夫」と慰めの声
恥ずかしさと悔しさと痛みでぐちゃぐちゃになった。
元「嫌われたくなかったっ、、!でも
伝えたかったぁ…(泣」
滉「そっか、大丈夫だよ
嫌いになんてならない、
元貴がたとえどんなことをしたって、
どんな事を言ったって。」
元「っ…若井は…僕のこと好きっ…?」
若「うん、すきだよ。ずっと前から」
嬉しかった
泣いて、思いをぶちまけた
この日からだろうか、僕の心が少しだけ軽くなったのは。
でも_
見てくれてありがとうございます‼️
まだまだ続きますのでお楽しみにぃ〜♪