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創作の話※BL注意
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私は智晶。男だ。
日差しが眩しい夏のある日の事。自然が豊かな公園の中にある、涼しい森林の中を歩いていた。人気が無いから居心地が良い。
だが、後ろから気配を感じ、場所を早歩きで移動しようと思った。人とはあまり関わりたくないからだ。そしたら、木の根に引っかかり転げそうになった。汚れたら目立つ服を着ていたので、汚れるのは覚悟をしていた。そしたら、誰かに後ろからガシッと掴まられて服に土が着かずに済んだ。多分あの気配の主なのだろう。そう思い後ろを振り返る。平均よりかはやや体が大きい青年だった。青黒い髪で、優しい顔をしている。紳士的だった。
私はこう言った、「ありがとう、助かった。お詫びに何か差し上げよう」と。青年は言う、「お礼はいいですよ、転びそうだったのでつい助けてしまっただけなので。」と。普通はお礼を貰うものだろうに、遠慮をした。なんと偉いのだろう。
「…腕を離してくれないか」「あっ、すみません…」
腕を離してもらい、その場から離れた。
少し時間がたち、夕暮れの時間。私は展望台にいた。夕日により、橙色になる街が美しい。そう思い、母に見せるために写真を撮ろうとする。
「…カメラがない…!?」
なんと、カメラがなかった。多分、あの時に落としたのだろう。冷や汗が流れる。急いで展望台から降りて、あの転げそうになって、助けて貰った木の根の辺りまで行く。そして一生懸命探す。でも無かった。
観念して落し物センターまで足を運ぶ。すると、先程助けて貰った青年がいた。私のカメラを持っている。
その青年に駆け寄る。
「それ、私のカメラです。拾って下さりありがとうございます。2度も助けてもらい、感謝します。」
「これ、貴方のカメラなんですね。形が本業の人のカメラの形ですね。凄いですね。あと、感謝はいりません。これは、当たり前なんですから。」
「でも2回も助けて貰ったんだ。お礼を致す。」
「そんなに言うなら、お言葉に甘えてお礼貰いますね。」
そういうわけでお礼をすることになった。
「人の多い場所は嫌いだ。だから人の少ない静かな純喫茶にしよう。あと、私が礼を言うことはあまり無い。だから遠慮をするで無い。今すぐが良いか?予定立ててからにするか?」
「今日がいいですかね!」
その後、私のお気に入りの純喫茶に入る。
私はいつものカフェオレ(Ice)を頼む
青年に何を頼むのかを聞いてみる。
「青年、君は何を頼むのだ」
「僕は、…んーと…」
「決まらないのか?なら私のお気に入りの飲み物を勧める。ここのブレンドコーヒー、紅茶、ミルク、カフェオレ、ココアは美味しいぞ。その中で君の好きな飲み物があるのならそれを選ぶと良い。」
「それじゃあ、コーヒーで…」
「分かった。コーヒー1杯」
オーナーがニコッとした後、コーヒーを淹れてくれた。ここ独自なのだろうか、他の喫茶店ではあまり見ない機械が多くある