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並木度馨×一ノ瀬四季
⚠注意⚠
かおしき
付き合ってる
モブ(女)が出てきます(かおモブ要素あり)
苦手な方はブラウザバックお願いします
大丈夫な方はどうぞ
こっちの言い分くらい聞いてくれてもいいんじゃねーの…泣
気付けば溢れ出した涙が頬を伝い、握りしめた拳の上にぽたぽたっと落ちた。
「四季くん…?どうしたの…?」
俯いて微動だにしない俺のおかしな様子に気が付いたのか、頭上から馨さんの心配げな声が聞こえた。
バシッ!!
伸ばされた馨さんの手を振り払う。
泣き顔なんて見られたくなくて、一目散にその場を去った。
「四季くん、待って!」
途中で馨さんの呼び止める声が聞こえたが、振り返らずに走り続ける。
自室の中に入った途端、堪えていたものが溢れ出すように、涙がこぼれた。
その場にうずくまり、嗚咽を漏らしながら静かに泣く。
「う”、ぅ”、泣ぐ、すっ、ひぐ、泣」
馨さんの手、振り払っちゃったな…
それにあんなのただの八つ当たりだ。
馨さんは別に俺のものじゃないのに、勝手に取られた気になって。
結果、あんなことをしてしまった。
俺、馨さんに嫌わちゃったらどうしよう…っ
そう思うと涙が止まらなくなった。
馨さん、今何してるんだろ…
あの女と楽しそうに話す馨さんの姿が、脳裏にチラついて胸が痛んだ。
「…き…き!」
馨さん…
「四季!!」
「!?な、なんだよ皇后崎…!」
突然大きな声で名前を呼ばれ、ビクッと反応した。
「ずっと呼んでただろ、何で反応しねぇんだよ。」
「わりー…ちょっと考え事してて…」
苦笑いしながらそう答えると、少し神妙な面持ちで俺を見た皇后崎。
「…何かあったのかよ」
図星を突かれ、笑って誤魔化す。
「いや、俺は全然平気…」
「四季くん…!」
その言葉を遮るように、自身を呼ぶ誰かの声が聞こえた。
後ろを振り返ると、今一番会いたくなかった人が息を切らしながら立っていた。
おそらく俺の姿が見えて、ここまで走ってきてくれたのだろう。
「昨日のことで話したいことがあって…今大丈夫かな。」
いつもの俺なら考える暇もなく、即答しただろう。
けれど今の俺にはその言葉さえ、重く感じた。
「ごめん、馨さん…今はちょっと無理かも…」
馨さんの顔を見たら泣き出してしまいそうで、俯いてそう答える。
「…そっか」
今、馨さんがどんな表情をしているかは分からないが、その声はひどく小さくて、悲しんでいるように思えた。
「皇后崎行こう…」
「…おう」
皇后崎の腕を掴み、その場を後にした。
「四季くん…」
馨さんはそう呟いただけで、何も言ってはこなかった。
コメント
21件
マジでこうゆう系大好きですありがとうございます

