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チェンソーマン夢小説
早川アキ×天使の悪魔
※事情で能力封印されてる天使
10月31日。窓の外は仮装した若者たちの喧騒で騒がしいけど、早川家の中はいつも通りの時間が流れていた。
……はずだったんだけど。
「……人間くん、お菓子。トリック・オア・トリート」
ソファでくつろいでいた天使の悪魔が、気だるげに、でもどこか期待に満ちた目でアキを見上げてきた。特務の仕事で能力は封印中。今の彼は、ただの少し生意気で綺麗な居候だ。
アキは読んでいた新聞を置くと、わざとらしく困った顔をしてみせる。
「あいにく、手元にはこれしかないんだが」
そう言って取り出したのは、一袋のポッキー。
天使は「それでいいよ、よこして」と手を伸ばしたけど、アキはその手を軽くいなした。
アキはポッキーを一本口に咥えると、そのまま天使の顔を引き寄せた。
「ん……っ!?」
驚いて目を見開く天使の口内に、ポッキーの端を押し込む。でも、それだけじゃ終わらない。
アキの舌が、折れたチョコの破片と一緒に天使の口内へ侵入した。
逃げようとする天使の後頭部を固定して、逃がさない。深く、執拗に、まるで味を確認するかのように舌を絡め、蹂躙する。
「ふ、んんっ……! はぁ、っ……」
ようやく唇が離れた時、天使の口元からは銀の糸が引き、その顔は髪の色と同じくらい真っ赤に染まっていた。
「……っ、バカじゃないの!? 普通に渡しなよ……!」
「お菓子は渡しただろ。文句言うな」
肩で息をする天使を眺めながら、アキは意地悪く口角を上げた。
今度はアキが、天使の耳元で低く囁く。
「次は俺の番だ。お菓子をくれなきゃ、イタズラするぞ」
天使は顔を赤くしたまま、慌ててポケットやクッションの下を探る。でも、食いしん坊の彼がストックを残しているはずがない。
「な、ない。全部さっきの人間くんので最後……」
「……そうか。じゃあ、約束通りイタズラだな」
「え、ちょっ、待っ……わっ!」
アキは抵抗する天使の細い手首を掴むと、そのままひょいと抱え上げ、寝室のベッドへ放り投げた。
03. 抗えないイタズラ
「やめろって! 人間、離せ! 離せよ!」
シーツに沈んだ天使が必死に手足をバタつかせるけど、能力が封印された彼に、鍛え抜かれたデビルハンターの力はね返せるはずもない。アキは両膝で天使の動きを封じ、上からのしかかった。
「……何すんだよ……っ」
「イタズラだよ。お菓子を用意してなかったお前が悪い」
アキの瞳が、いつになく熱を帯びて天使を見下ろす。
「やだ、離せ! 人間くんのバカ! 死にたいのか!」
悪態をつきながらも、顔を真っ赤にして必死に視線を逸らす天使。
その必死な抵抗が、逆にアキの独占欲に火をつけることにも気づかずに。
「……ハロウィンはまだ終わらないぞ、天使」
続く