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ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

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ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

58 - スーツが似合う年上の彼に、ときめいて惑わされて -38-

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2024年09月07日

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「ここで、華さんのおにぎりを食べませんか?」


「ああ、そうだな」


眼下に街のパノラマがよく見える、丸太を縦に割った造りの木のベンチに腰かけて、おにぎりにかぶりついた。


(こういうなごやかなひとときっていいな……)


空気も爽やかだし、華さん手づくりのおにぎりもとってもおいしくて、ましてやあのHASUMIのCEOと、こんなにもほのぼのとした時間を一緒に過ごせるなんて……。


「どうぞ」


お茶を注いだカップを、隣り合って座る彼へ手渡す。


「ありがとう」


指先が微かに触れて熱を持つのを、じっと目を落として見つめた。


空はよく晴れて、白い雲の合間からオレンジ色のお日さまの光が降り注ぐ。


「気持ち、いいですね」


しばらく黙って見つめていた自らの手から視線を外し、青空を仰ぐと、山の澄んだ空気を思いっきり吸い込んだ。


「ああ、君とドライブができてよかったよ」


あたたかな言葉とともに向けられた彼の笑い顔は、柔らかに降り注ぐ陽射しそのままを感じさせた……。

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