テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
違和感 。
下腹部から は 赤い 何か 。
ふもとには カンザキ の 頭 。
そう 、 自分に は 鋏が 。
ぁぁ …… こいつだったのか 。
赤瀬は 感じた 。
幼い頃から 愛を知らなかった 赤瀬は、
人のそばにいること 人を感じられることを
愛と 考え そうすることを 愛情と 感じていた
母親は 居ない 父親も 居ない 。
公安に小さな頃から 引き取られた 赤瀬は
悪魔を 殺すこと 悪魔を処分することが
生きがい でもあり 理由だったのだ 。
赤瀬は感じた 。
カンザキ は 自分と 同じなのだと 。
だからこそ 彼女に惹かれた 。 月明かりに照らされた 彼女 の 姿を 目に焼き付けながら 。
薄々と 消えていく 自分の 温かさを
月明かりに溶かして 。
すぐ近くでは 世良の 声がしていた。
『赤瀬さん ! どこですかぁ !!』
黒いヘドロの廃墟の周りを走る世良 。
その声を聴きながら 。
昔を 思い出していた 。
そう ふと 彼女に 目をやった 。
悲しそうに 月明かりに 照らされて
黒いヘドロが周りを 包んでいる 。
きっと 彼女も 何もないんだろう 。
最後にしてやれるのは …
『 俺 … は お前が … す ……』
言う手前で 。 終わってしまった 。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!