捏造
rbru
不穏
監禁、洗脳、軽いDV表現有
展開ジェットコースター
『小柳くん〜、おはようございますー』
「…んー、まだねむ…」
『もう10時ですよ、そろそろ起きないと』
「ほしるべー、おこしてー」
『前とは違うくらい大人しいなぁ…』
『いいですよー、布団捲ってあげますね』
「おまっ…、俺の布団がぁ…」
『早く起きないと朝ごはんないですよ?』
「う…、俺がお前の作る食事好きだからって利用しなくても…」
『はいはい、起きてー』
「…はーい」
最近星導に従順になってるなって自覚してるのに、それでもお前ならって思う俺は可笑しくなったんだろうな。あはは…自嘲気味に笑いながら体を起こした。
「なあ、星導?」
『どうしました?小柳くん』
「おれ、いつからお前と、ここに居るっけ」
『もー、いきなりどうしたんですか、小柳くん。頭でもぶつけました?』
「あはは、さっき軽く頭ぶつけた」
『え!早く教えてくれれば手当したのに』
「軽くだから心配しなくてもいいよ。ありがとな」
『そっか、よかった。』
『あ、小柳くん、何か欲しいものってあります?そろそろ何か買ってもいいなって。』
俺がたまに変な事を言うと星導は何か俺の機嫌を取るように話題を変えてくる。おれ、そんなにおまえにひどいことをしたっけ。
「そんな要らないよ、お前の作る飯が食べれて、星導と居れるなら俺は嬉しい」
『えっ…そんなこと、言う人でしたっけ』
「俺の事なんだと思ってるんだお前」
「なぁ、ほしるべ、あたま、いたい」
『ぇ、大丈夫ですか、寝ます?』
「ねる。でもほしるべ、となりにいて」
『勿論ですよ〜大切な恋人なんですから』
『早く頭痛いの寝て治してくださいね』
そうやって星導が俺の頭を撫でようと手を伸ばして…
『ね、小柳くん。俺のこと好きですよね?』
「ゃだ、もう、いたいの『俺の事すき?』」
『好きってちゃんと言ってくれたら辞めてあげます』
「いうか、おまえにそんなこと、いうわけない」
『…んー、今回もダメだったのかな。』
「は、こんかいもってなに」
『小柳くんには関係ないこと。大丈夫ですよ気にしなくても 』
「な、おぃ、それをむけないで…」
『この注射をさしたらもう1回やり直せますからね…、怖くないですよ』
「うぁっ…や、だ…」
『おやすみなさい。』
『…次は上手く行けたらいいな。』
「…なぁ、ほしるべ」
『…も〜、いきなりどうしたんですか?後ろに後退りしちゃって。』
「ここ、どこ」
『ぁ、もしかしてー…、都合の悪いこと思い出しちゃいました?』
「思い出した、かも」
『うーん。どうすればよかったんだろう。やっぱり初めての行為だったのに体が感じすぎちゃうとか、明らかに小柳くんが変なこと言ったら機嫌取りすぎたとか、前の前の前?よりも伝える愛情少なめにしたつもりだったんですけど。それとかかなぁ』
「な?ショウ、俺お前のこと好きだから、な、注射とか殴るのとか、もう、やめよ?」
『殴ったりなんて野蛮なことしませんよ。あの時は少し気が狂ってただけですから。』
『でも注射はな〜。今の状態からさっきまでみたいなのには戻せないだろうし。』
「な、おれ従順だし、暴れたりももうしないよ。ほしるべのこと好きだし、いっしょにいたいから、な?注射は、それはやめて」
『だーめ。前もそんな事行ってすぐ暴れたでしょ。俺ちゃんと覚えてますよ。』
『好きな人との別れって何度経験しても苦しいですね。』
「やめろ、…な?」
『小柳くん、来世ではちゃんと俺と結ばれましょうね。じゃあ、おやすみなさい。』
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