ハン達は急いで紗栄子が囚われてる場所へ向かう。
「さっちゃん無事でいろよ…。」
「石尾田ならころしかねません。」一番は紗栄子が無事を祈りつつ先頭を走った。
「いつまで黙ってるつもりなんや!」石尾田の苛立ちは頂点へと達していた。
「ったく彼奴ら遅いのう。」近江連合の組員を担いだ真島が紗栄子に近づいた。
「リリア様達は何をしてるんだ…。」シルバーはあきれた顔で言った。
「真島何で此処に?てかあんたら誰!?」紗栄子はシルバーとセベクに向かって驚いた。
「学園長からお願いされて助けにきたんだぞ!」セベクは大声を出してしまったので石尾田にバレてしまった。
「ほう学生さん達でしゃしゃり出るなんてええ度胸やなの。」
「セベクが大声を出したせいだぞ。」シルバーは少し苛立ちを隠せなかった。
「さっちゃん無事だったか!」
「一番それにイケメン。」
一番は紗栄子が無事だったことに安堵した。
「あなた達の悪事はちゃんとモニターで見させて貰いましたよ。」ハンは石尾田に銃口を向けた。
「お前すっかりコイツらの仲間になったようやのハン・ジュンギ。」石尾田は指を鳴らした。
「シルバー、セベクお主達も来ておったか。」
「リリア様マレウス様こちらは真島さんという方です。」
シルバーはリリアとマレウスに真島を紹介した。
「春日お前何処に行ってたんや!」
「すまん遅れちまった悪いな真島。」一番は申し訳なさそうに謝った。
「喧嘩の始まりです!」ゲイリーはジャブをしながら組員を殴った。
「舐めれたもんやのう…。」石尾田はハン達を睨んだ。
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