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爽やかな風が頬を撫でる
春とはこのことかと思わせるような天気だ
澄み渡る青い空にぽかぽかと日が桜を照らしている
〇〇『あぁ綺麗だなぁ…』
今日は入学式
周りからは期待と緊張とで新鮮な雰囲気が感じられる
そんな中私は校舎周りをうろうろしている
そう迷ったのだ!
初日そうそう迷子…
しょうがないから先生いないかなーなんてうろうろする
だけど保護者か先生か見分けがつかなくて諦めた
どうしよう
1人あたふたしてたとき
ふわっと誰か現れた
背が高くて若干色気を感じられる雰囲気と綺麗な肌
そして、艶がありさらっとした髪は2つ三編みにされていた
女子っぽい雰囲気だけど男子用の制服を着ているから多分男子だろう
私は目の前にいる人に目を奪われてしまった
一目惚れ__
今の状況にこの言葉がぴったりだ
私は一目惚れをしたのだ
?「君、大丈夫?」
優しいその言葉に包まれていく
〇〇『実は迷ってしまって…』
?「新入生でしょ?こっちおいで〜♡」
そう言って彼は私の手をそっと取った
心臓がドキッとはねる
体が熱くなって、ドキドキが止まらなくて
彼に伝わるのではとさらにドキドキした
私は気を紛らすために質問する
〇〇『あなたは…?』
?「俺、灰谷蘭」
蘭「蘭先輩って呼んで♡」
いきなりの下の名前呼びはハードルが高すぎる
〇〇『名字じゃだめですか?』
そう思うと勝手に口が動いていた
蘭「竜胆がいるからさぁ〜」
蘭「俺の弟♡」
〇〇『そういうことですか』
蘭「そーそー」
なるほど弟もいるのか…
だから下の名前で…
だ、だとしても…!
考えれば考えるほど火照っていく
もうどうにでもなれと頭を振った
蘭「ついたよ〜♡」
〇〇『ありがとうございます…/』
これが私の初恋物語___
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