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ESTPside
ISTPを家に送り届けた。最初は俺も付き添いのつもりで来たが。ISTPは1人が良さそうだから帰ることにした。
「じゃ、帰るから。何かあったら言えよ」
そう言って帰ろうとしたらISTPに引っ張られて玄関に入れられた。
「んだよ、あぶねーじゃんか。つーか1人d」
1人で居たいって言ったのはそっちだろって言いかけた瞬間ISTPがバックハグをしてきた。
ISTP「ごめん、素直に頼れなくて…少しでいいから居て…」
俺は正直びっくりした。こんなISTP初めて見たからだ。
「わかったから、とりあえず中入ろ?」
ISTP「……ん。」
そう言って手を洗って中に入ってリビングのソファーに一緒に座った。少しの沈黙が流れたあとISTPが口を開いた。
ISTP「俺本当は最近ゲームもしてない。やる気が出ないから、」
「じゃあそのクマなんだよ……」
ISTP「……。寝れるっちゃ寝れるんだよ。でも昔の夢っていうかずっと見ちゃって…うなされて全然寝れないんだ」
「……。俺これ聞いていいやつ?」
ISTP「お前だから話してんの……」
ISTPは、はぁ……なんてため息をつくと話を続けた。
ISTP「ESTPと知り合う少し前の話。あの時もやばかったけどその前も酷かったんだよ。」
俺はこいつと中学の時から友達だ。俺がここに転校してきて初めての友達だった。
「あの時って……虐められてたときだろ?他にもあんのかよ……」
ISTP「父親と父方の祖母、それから兄弟に会う度に罵声を浴びせられてた。母さんのいない所で。」
俺は衝撃的だった。なんでこいつはこんなに苦しまなきゃ行けないんだって、いじめに父親からの虐待……母親にバレないようにやっていたから表向きは仲のいい家族だったのだろう。
ISTP「その時の夢が最近ずっと出てきてさ、その夢日に日に人が増えていくんだよ。」
罵声を浴びせる人がどんどん増えていく…俺は嫌な予感がした。
「それってまさか、今の友達とかISTPの母さんも一緒になって増えていく?」
ISTP「……正解。絶対言わないであろう人たちからも罵声を浴びせられる。今日増えたのはお前だった。」
夢の中の俺は俺じゃないけど苛立ちを隠せなかったしなんでもっと早く気づけなかったんだろうという思いで悔しくてたまらなかった。それを堪えて俺はISTPの方を向いて抱きしめた。
「よく頑張ったな。俺に教えてくれてありがとう、」
ISTPはその言葉を聞いて涙が出そうになるのを堪えていた。
「俺このままいるから少し寝る?大丈夫。絶対離れないし夢の中の俺がどんだけ罵声を浴びせても俺はそんなこと1ミリも思ってないから。」
ISTP「ん。ありがと」
ISTPは安心しきったのか俺に身を預けて寝た。うなされてたら起こそうと思っていたが気持ちよさそうに寝ていたためそんな心配は要らなかった。
俺はこの日からISTPと更に距離が縮んだ。俺も悩み事とか不安になった時とかはISTPを頼ってるしISTPも頼ってくれてる。ISTPはたまに隠そうとするからそれでちょっとギスギスすることはあるけど頼ってくれて良かったと思う。これからどんどんお互いのことを知ってお互いがいないとダメになっていくのはまた別の話。
リクエストありがとうございました
前作よりも短く少し雑になってしまった感じがします……
話の内容が思いつき次第リベンジするので気長に待ってくれると嬉しいです
次は監禁とかそういう系あげようかなって思ってます〜
是非読んでくれると嬉しいです
他にもリクエストお待ちしております〜
また次の話で
コメント
9件
がち神すか!?!?神っすね またまたリクエストいいですかね?
何かこういうの好きです! あとリクエスト受け付けていたらで大丈夫なのですが、今回みたいなやつのINTPVer.も見てみたいです!