こんばんは🌛*゜カンヒュ好きです!
今回は新シリーズ!
上手くかけてないかもですが、欲に従って書きました!
それでは、どうぞ!!
日本「んむ…ここ、は?」
目覚めた場所は何処かも分からない。見ず知らずの場所だった
可愛らしいピンク色のカーペット
レースが付いたふかふかの枕
私には到底似合わない物ばかりだ。だがこの部屋は何処もかしこもそんな家具ばかり。ピンク色に染まり切っている。と言うと分かりやすいだろうか
自分が横たわっていたベットシーツを撫でてみても、その質の良さには鳥肌が立つ
日本「な、何なんですかぁここ…」
自室でもなければ寮でも無い
友人や同僚の家とも言えないだろう
お化け屋敷のような暗さも仕掛けも怪物も居ない
だがどことなく感じる気味の悪さは
自らの不安を煽るばかりだった
長居する訳にもいくまいと
体を起こした時
???「…」
ドアが音を立てて開き、部屋へ入ってくる人影が見えた
日本「…ろ、しゃ…さん…?」
ロシア「…!」
ロシアさんと見られる方が満面の笑みを浮かべ、此方に向かって歩いてくる
若干の恐怖を覚えながらも、縋るようにして、彼に尋ねる
日本「ろ、ロシアさん!ここって、何処…ですか…?」
尋ねる口調が朧気になる
私は彼が苦手だ
政治的な面も勿論あるが
自身を見る目が何とも苦手なのだ
獲物を捉える熊のような目
一見恐ろしく感じる筈も、何故だかその口角は笑っている
それが少し、いいや。結構不気味なのだ
基本笑顔で話さなければいけない外交上で、仏頂面を晒す等。正直言語道断なのだが、私はロシアさんと話す時。感情が顔に出てしまう
今回ばかりはと全力の愛想笑いで尋ねてはみたが、今日もやはり、ロシアさんの目は怖かった
ロシア「此処が何処か…?はは!簡単じゃあ無いか?ここは勿論お前の部屋さ。日本」
は?
え、あ、は?
何を言っているのかよく分からなかった
どう考えても違うだろう
私の部屋は、こうもピンク色に染まっていない
それに…ロシアさんが居るはず無い
日本「な、なにを…仰って…」
日本「ろしあんじょーくか何かですか…?」
ロシア「何だそれ」
顔色どころか、目を逸らしもしない彼に、一瞬惹き込まれそうになるものの、必死に言葉を繋いだ
日本「冗談は良いですから、早く家に戻してください!」
ロシア「…?何を言っているんだ。今日から此処がお前の家だろう」
日本「はぁ?」
相手の神経を疑う
それとも私が可笑しいのか?
ロシア「お前を今監禁しているのだから。此処がお前の家で当然だろう?」
日本「…かん、き、ん…?」
テレビで聞く様な単語が耳に放り込まれる
動揺で上手く口が回らない中。必死に頭を捻る
痛ぶられる?殺される?
相手が相手で嫌な想像ばかりしてしまう
ロシア「はは、安心しろよ。日本」
ロシア「お前に痛い思いはさせないつもりだから」
思考をすらすらと読み解かれてしまった
動揺を感じ取ったのか、ロシアさんはゆっくりと私の腰に手を回し、肩に顔を埋めた
ロシア「あ”ぁ〜♡可愛い。怖いのか?」
恐怖が喉を締め付ける
言葉が舌に絡まって、上手く発せることができない
日本「や…、やだぁ…はな、してください!」
必死に絞り出した言葉だった
耐えられる訳が無いだろう
家族に会いたい、家に帰りたい
唯、そんな願いでも、彼はきっと許してくれない
無慈悲な瞳がそう語る
ロシア「……はぁ。仕方ないな日本」
ロシア「じゃあお前にチャンスをやろう」
日本「ちゃん、す?」
ロシア「あぁ、簡単なことだ」
ロシア「俺含む家の奴らに惑わされなければ、お前を家に返してやろう」
日本「惑わされる…?って」
ロシア「俺はお前を此処に監禁しているだろ?だからお前も1人では生活出来ない訳だ。そこで」
ロシア「毎日此処に世話係を送ってやる」
ロシア「その世話係…俺、ウクライナ、ベラルーシ、モルドバ、アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージア、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、カザフスタン、エストニア、ラトビア、 リトアニア…まぁ家の奴らがお前を大層な言葉並べて誘惑してくる筈だ」
ロシア「その誘惑に勝って、引き込まれなければお前を解放してやる」
日本「…」
情報量が多い…
イコール誘惑に乗らなければ、私は家に返して貰える。ということだろうか
どんな言葉を仕掛けてくるのか分かった物では無いが、このチャンスに掛けるしか、もう他に道は無いだろう
日本「分かりました」
私がそういうと、ロシアさんは表情を早々と変え、甘酸っぱく口角を上げた
ロシア「じゃあ、これを付けてもらおうかな…」
そういい、ロシアさんは私の首へと手を伸ばした
日本「ん…」
するりと絡みついてくる彼の指には、何か紐状の。鈴が付いた何かが握られていた
ロシア「…♡」
首から指が絡み取れたと思えば、私の首には
シャラン
首輪が付いていた
日本「…!?」
私はペットか何かか
首周りにぴったりなこの首輪は、この部屋と同様、ピンク色をした革製で出来ていて、明るい音を零す、大きな鈴が付いていた
ロシア「取れないとは思うが、取るんじゃないぞ」
日本「…取ろうとしたら、どうなりますか?」
ロシア「両手の指全部取る」
平気な顔をして、淡々とそう話す彼はやっぱり怖い
図星を突かれてしまった焦りで、口角が勝手に笑う
日本「へ、へぇ」
ロシア「ま、お前が逃げなければいい話だ」
ロシア「明日から担当が来る訳だが。精々頑張れよ〜」
ロシア「おやすみ。日本」
おわり
こういう系小説初めてですねぇ
ちなみに次の世話係はジョージア君です!
いやぁ、初ですね!🇬🇪×🇯🇵
🇦🇿×🇯🇵とか、🇲🇩×🇯🇵とか、マイナーかつ初書きが多い…🥺
結構ながーい話になるかもですが、よければ見捨てず、見てやってください🙇♀️🙇♀️
それでは!!
コメント
26件
いや、なんか登場人物が多すぎて全員覚えられない💦
詳しく書かれてていてすごかったです!