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⚠︎この話には以下の要素が含まれます
・桃青
・青桃
・nmmnの意味がわからない方はご閲覧を控えて頂くか、一度調べてからご閲覧下さい
・本人様には一切関係ありません
コメ欄では本人様の名前を出さず、検索避けをして下さい 例:(りうらさん→🐤さん、赤さん、最年少さん等)
前半は青桃、後半は桃青的な感じです
それではどうぞ
桃side
昔から、俺は【千里眼】なるものが使えた。
どんなに遠くのものでも、全てが視える。
出来事も、未来も、心情も。
そんな俺は情報通で人気者。明日の天気は晴れだとか、あの子の秘密だとか、テストの内容だとか。全部、全部俺は知っていた。
あぁ、なんて素敵な能力なんだろう。
桃)(【千里眼】とか、マジで要らん)
中学に入ってしばらくした頃。周りの皆んなの純粋な心が、だんだんと失われていっていることに気がついた。
なぜなら俺は、「心情」が視えるから。
俺は怖かった。表では仲良くしていても、裏ではお互いがお互いを嫌っていたり、息を吐くかのように嘘をついていたり。
A)BちゃんってCくんと付き合ってるんだよね?
B)うん!Cくんかっこいいんだよ〜?すっごい好き!
桃)…
『そんな訳ないじゃん、あたしがアイツのどこを好きになるっていうの?あたしが好きなのはあんたの彼氏なんだけど』
桃)(嘘やん、ていうかドロドロすぎるやろ)
せめて、心情さえ視えなければ。
相手の考えていることさえ、相手は自分をどう思っているのかさえ視えなければ。
あぁ、なんて要らない能力なんだろう。
この世には知らなくていいこともあるんだ、そう思った。
桃)おはよ
D)あ、ないこ今日放課後暇?どっか行かん?
桃)ごめん、最近生徒会の仕事が忙しくて
D)そっか、じゃあまた今度な
桃)うん
桃)(俺のこと友達やと思ってない奴なんかとどっか行く訳ないだろ)
『ないこと一緒に行動してると色んな女子が寄ってくるのに…』
桃)(…ほら、やっぱそうじゃん)
教師)今日は転校生が来ます
「へー、どんな奴だろ」
「イケメンがいいな〜」
「可愛い子がいい」
先生のその一言で教室内がザワつく。
俺は少し先の未来を視た。どうやら青髪の男子が来るようだ。名前は猫宮いふ。
教師)では猫宮さん、入ってきてください
青)はじめまして、今日からこの高校に通わせていただきます、猫宮いふと申します
「えっ、顔良」
「イケメンじゃん…」
「会長と並んだらうちら死ぬくね」
「絶対死ぬ」
顔が良い、それだけで更にザワついた。
…特に女子が。
俺は猫宮さんの心情を視た。
桃)(どうせ裏表激しいイケメンだろ、ド偏見やけど)
『え?イケメン?俺が?』
桃)(なんでちょっと戸惑ってんだy)
「んなの当たり前やろ」
桃)…
桃)(え?)
『誰がどう見たって俺イケメンやん、イケメンの擬人化みたいなもんやん』
桃)…?……??
『頭もええし、俺見本のような才色兼備やろ』
桃)(え…いや…こいつ…)
自己肯定感がバケモノ級…
チャイムが鳴り、すぐさま猫宮さんの席に生徒が集まった。
どうやら色々と質問されているようだ。少し聞き耳を立ててみる。
女子数人)猫宮くんって彼女いるの?
青)いや、おらんけど
男子数人)元カノの人数は?w
青)元カノなんておらん
女子数人)ちなみにタイプは?
青)一緒におって楽しい子
『元カノ0マジか』
『元カノいないとか…やっばw』
『なら私も可能性ある…!?』
『うちならワンチャン…?』
桃)…
…俺は空いた口が塞がらなかった。
青)…はぁ
女子数人)…?猫宮く___
青)めんどくさい
青)てか、初対面で振る話題ちゃうやろ
猫宮さんの周りにいる生徒達は、ぽかんと呆けた顔をしていた。
『静かなとこ行きたいわ、誰にも話しかけられへん場所』
桃)…
助けるつもりなんてなかった。しかし、なぜだか足が動いていた。
桃)ねぇ、猫宮さん
青)…?ん?
桃)俺についてきてくんない?
青)え、?あぁ…おん、
桃)どっか静かな場所行きたかったんやろ?
青)えっ、もしかして俺そんな顔に出とった?
桃)なんとなく?
青)まぁそうやけど…ここって、さ
桃)そう、生徒会室
桃)今は誰もいない…ね、よし
桃)入って
青)いや、ええん?
桃)生徒会長権限、俺会長やから
青)…
『すっご…ていうか察しよすぎやろ』
桃)…
思わず頬が緩んでしまった。
久々に褒められた気がしたから。
青)察しめっちゃええんやな、流石会長やっとるだけあるわ
桃)えぁ、?
青)なんやその声と顔
思わず素っ頓狂な声が出てしまった。どう反応すればいいのかわからず、固まってしまう。
『固まっとる…なんかまずいこと言ってもうた?』
『めっちゃ口開けて固まっとるのにちょっとかっこいいの腹立つなぁ』
青)固まっとるのにかっこいいの腹立つんやけど
桃)だいぶド直球に言うね
青)そりゃあ、ほんまに思っとるし
あぁ、この人、
桃)…ありがとう
嘘つかないんだ。
嘘をつかない。それだけなのに。
少しだけ動揺してしまった。
青)ないこ、さっきの話聞こえとった?
桃)さっきって?
青)「元カノおる?」とか聞かれてんけど
桃)うん、ガッツリ聞こえてたよ
青)絶対初対面で聞くことやない気すんねんけどそう思ってんの俺だけ?
桃)どう考えてもまろのが正しいでしょ
青)俺がイケメンすぎて恋愛上手いみたいなふうに思われたんかもしれへんけどさ?
桃)そのバケモノ級の自己肯定感だけは見習いたい
青)自己肯定感って…イケメンなのは事実やん、俺顔ええし頭ええし
青)…部屋汚いけど(小声)
桃)汚部屋なんかい
青)でもさぁ、元カノなんておらへんしぃ〜…元カレなら1人おるけどさぁ〜…
桃)…
桃)……元カレ??
『めっちゃ動揺するやん、まぁそりゃそうか』
青)俺ゲイやねん、秘密な
「しーっ」と、まろが人差し指を俺の唇に当ててきた。
やば、初対面なのに。絶対心拍数大変なことなっとる。
青)顔あっか、慣れてへんの?
桃)まぁ…そりゃあ…
青)ははっ、会長もかわええとこあるやんw
桃)うるせぇ
青)素直やないなぁ〜w
『まぁそいつは俺が______』
桃)…
桃)(へぇ…)
青side
青)(はぁ〜…上手くやってけるか…?転校とか初めてするしさぁ…)
普段は冷静を装っている俺だが、緊張はする。
人間やし。
教師)では猫宮さん、入ってきてください
青)(しゃーない、とりあえず頑張らな__)
青)(…え)
青)はじめまして、今日からこの高校に通わせていただきます、猫宮いふと申します
桃)…
教室に入った瞬間だった。俺は視界に入ったピンク髪の彼に対して、「可愛い、かっこいい」と思った。
即座に付き合いたいと、手に入れたいと思った。
青)(俺の力を使えば…)
俺は不思議な能力?魔法?が使える。
E)これやっとけ
F)え…でもこれ僕がやることじゃ…
青)(最悪やな、あいつ)
青)…『自分でやれ、押し付けるな』
小さな声でそう言った。
E)…?あれ…俺は何を…
F)え、?
E)これ…俺の宿題やん、俺がやるもんなのになんでFの机に…?
俺は全生物を服従させることが出来る。【命令】すれば、どんな者でも俺に従う。
…やっぱうそ。
ないこにだけはなぜか使えない。
なんというか…【命令】されるのを事前に防いでくる。まるで未来が視えているかのように。
『猫宮いふを好きになれ』、だなんて【命令】をして付き合いたい。元カレもそうだった。ただ少し気になって、そのような【命令】をした。
結局別れたけど。
いや、でも。
【命令】して付き合うだなんて卑怯?不快?
…それに、本当に愛されていることになる?
ただただ俺がそうなって欲しいというエゴでやったことやんか。
青)…ないこには力使っても意味ない…?
桃)まろ?
青)ぎゃあッ!?
桃)うっさ
青)急に後ろに立たんといてや…!ビビってまうやん…
桃)…まろってさー
青)?おん
桃)「愛」ってなんやと思う?
急に哲学的な質問を投げかけられ、驚いてしまった。
青)えっ、何その質問
桃)なんとなく
青)人を好きになって…その人を大切にしたいって思うこと…?
桃)なんだ、わかっとるやん
青)いや何が??
桃)…
ないこが数秒口を閉じる。
桃)…ほら、たとえばの話だよ?
桃)「私を好きになって」とか言って、無理矢理相手に好きになってもらうとかさ、本当の愛やと思う?
青)………え?
ま、まって、
これ、
桃)【命令】してさ
な、ん、なんで、?
どうしてバレているのか。
いや、その前に。
「「私を好きになって」とか言って、無理矢理相手に好きになってもらうとかさ、本当の愛やと思う?」
ないこのこの言葉が、俺の胸にグサリと思い切り刺さった。
否めなかった。「あぁ、確かに愛とは違うな」と、納得してしまった。
青)…なんで、なんで知っとるん
桃)俺【千里眼】が使えるんよね
桃)やから全部、ぜーんぶ視えるよ
桃)ごめん、急にこんなこと聞いちゃって
青)えぁ、全然…?
桃)いやめっちゃ焦っとるやん、脳内パニック状態やん
桃)…それとまろ、俺のこと好きなんやろ?
青)……
青)…へぁ、??
ただでさえ焦っているというのに更にたたみかけられ、オーバーキルされた。俺のライフはもう0だ。
そりゃバレてまうよな、こいつ人の心視えるんやもんな。
桃)最初は俺を【命令】して付き合おうとしとったのに、途中から「ないことは【命令】して付き合いたくない」って思うようになっとったやん
青)ま、まぁそうやけど…
桃)…【命令】なんて、しなくていいよ
青)え?
桃)【命令】しなくとも、俺はすでにまろと付き合いたいって思っとるから
【命令】なんて、「愛」に必要なかったみたいや。
設定自体は好みなので、続編を書こうか迷っています
スクロールお疲れ様でした!
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#青水
ネシ@プロフ見てね
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コメント
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**みぅ🤍🥀:** わあ…第1話からもうドキドキが止まらなかったよ🥀🤍 千里眼で人の心が読めてしまう桃くんの孤独感、すごく伝わってきた。 そんな彼が、自己肯定感バケモノのまろに出会って、初めて「嘘をつかない人」に触れたシーン、胸がぎゅっとなった。 「命令しなくても、もう好きだよ」って言葉、重くて、でもすごく優しくて…続きが気になりすぎる! あもさんの描く《能力》の使い方、めっちゃ好きです。続編、心から待ってます🌙