ーーー桃sideーーー
桃「んっ……寝ちゃったのか…」
母「ーーー!ーーー!!ー!」
父「ーーー!ーーーーーー!!!」
また喧嘩してるのか
父「おいっ!桃こっちに来い!!」
桃「………………」(行く)
父「学校から帰ってきたら洗濯、洗い物やれって言ったよなぁ!?」
あっ……忘れてた……
母「手伝いも出来ないわけ?本当に使えないわね!」
父「いい加減にしろよ!何も出来ねぇ癖に家でダラダラといやがって!!家事ぐらい出来るだろうが!」(殴る×4)
桃「………………」
あぁ……もう……無理だ…(目から光が無くなる)
父「ーーー!ーー!!!!?」(何回も殴る)
何も…聞こえない…
母「お前なんていらないっ!!出ていけ!!」
父「あぁ、そうだ……お前はもう、うちの子じゃない。こんな出来損ないは俺の子じゃない二度と帰ってくるな」(家から桃を出す)
桃「………………」
居場所が無くなった……いや…元から無いか…
桃「家の前にいてもな…公園行くか…」
ーーー苺公園ーーー
(ブランコに座ってる)
これからどうしようかな……
行く場所も無い…生きる意味も無い…
あぁ……タヒねばいいのかなこんな俺がタヒんでも
何も変わらないし…
ーーー紫sideーーー
紫「はぁーやっと終わったぁ!早く帰ろっと」
みんなもう晩御飯食べてるかなぁ?早く帰ってご飯食べてお風呂入りたいっ!弟お世話、赤くんに任せっきりだ…申し訳ない…
紫「……ん?」
あれって……まだ子供だよね?子供ってか中学生ぐらい…黄くんと同じくらいの子だよね?こんな時間に公園って……危なくない!?今、20時だよ?
紫「ね、ねぇ、君」
ーーー桃sideーーー
どうやってタヒのうかな……屋上から落ちる?屋上っても学校の屋上かな?
??「ね、ねぇ、君」
でもな学校でタヒぬの嫌だな……
海……とか……遠すぎて行けないか…
いや、海を目指せば歩き疲れて、何も食べないで倒れてそのままタヒねるかな。
??「おーい、聞いてる?」
人に気づかれたら駄目か…
人気がない場所ならタヒねるかな……森とか…?遭難してタヒんじゃいましたみたいな…
いいかも……あー森ってどこにあるんだろ
紫「君!!!」
桃「ビクッ……」
紫「あぁ、ごめんね?何度読んでも反応無いから」
桃「………………」
紫「君、家どこ?もう夜遅いよ?危ないよ?」
桃「…………」
紫「こんな寒いのに薄着だし……早く帰な?」
桃「…………」
ーーー紫sideーーー
んー話聞いてる感じするけどなんも反応してくれない……どうしよう……このまま置いて行けないし……
紫「んー…………」
桃「………………」
家出とかじゃないよね?
紫「もしかして家出してきた?」
桃「………………」
駄目だ……反応しない……この子髪の毛少し乱れてるな…前髪で目が見えないし……赤くんに切ってもらうとか?でも家に連れて帰るのもなぁ……なにか理由があれば……
紫「ねぇ、君、今から質問するから、はいだったら頷いて?いいえだったら首を横に振る、できる?」
桃「……………………コクン」
良かった……反応した
紫「ありがとう、じゃぁ質問ね。君は家出してきたの?」
桃「………………フルフル」
紫「違うかぁ……家に入れないの?」
桃「………………フルフル」
紫「んー……」
家出でもないし…入れない訳でもない……ん?……えっ?なんでこの子裸足で外出てるの?しかもよく見たらすごく痩せてるし、肌の色も悪い…………もしかして……
紫「ごめんね、嫌なこと聞いちゃうかもだけど…………追い出された?家から…」
桃「ピクッ………………コクン」
紫「そっかぁ……じゃぁ、うち来る?」
桃「……………………」
紫「ははっ!そうだよね、返事困っちゃうね!俺の家おいで!ね?」
桃「………………」
紫「俺は紫。紫くんって呼んでもいいよ!」
桃「………………」
紫「とりあえず俺の家おいで、寒いでしょ?」
桃「……………………」
紫「足痛くない?裸足だからさ」
桃「………………コクン」
紫「そっか、じゃぁ行こっか」(桃の手を取る)
桃「………………」
紫「……こっちだよ、ゆっくりでいいから歩こっか」
桃「………………コクン」
答えられるやつだけ反応してくれる、良かった
今回はここまで!
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