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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ーーー桃sideーーー

桃「んっ……寝ちゃったのか…」


母「ーーー!ーーー!!ー!」


父「ーーー!ーーーーーー!!!」


また喧嘩してるのか


父「おいっ!桃こっちに来い!!」


桃「………………」(行く)


父「学校から帰ってきたら洗濯、洗い物やれって言ったよなぁ!?」


あっ……忘れてた……


母「手伝いも出来ないわけ?本当に使えないわね!」


父「いい加減にしろよ!何も出来ねぇ癖に家でダラダラといやがって!!家事ぐらい出来るだろうが!」(殴る×4)


桃「………………」


あぁ……もう……無理だ…(目から光が無くなる)


父「ーーー!ーー!!!!?」(何回も殴る)


何も…聞こえない…


母「お前なんていらないっ!!出ていけ!!」


父「あぁ、そうだ……お前はもう、うちの子じゃない。こんな出来損ないは俺の子じゃない二度と帰ってくるな」(家から桃を出す)


桃「………………」


居場所が無くなった……いや…元から無いか…


桃「家の前にいてもな…公園行くか…」





ーーー苺公園ーーー



(ブランコに座ってる)


これからどうしようかな……

行く場所も無い…生きる意味も無い…

あぁ……タヒねばいいのかなこんな俺がタヒんでも


何も変わらないし…


ーーー紫sideーーー



紫「はぁーやっと終わったぁ!早く帰ろっと」


みんなもう晩御飯食べてるかなぁ?早く帰ってご飯食べてお風呂入りたいっ!弟お世話、赤くんに任せっきりだ…申し訳ない…


紫「……ん?」


あれって……まだ子供だよね?子供ってか中学生ぐらい…黄くんと同じくらいの子だよね?こんな時間に公園って……危なくない!?今、20時だよ?


紫「ね、ねぇ、君」


ーーー桃sideーーー



どうやってタヒのうかな……屋上から落ちる?屋上っても学校の屋上かな?


??「ね、ねぇ、君」


でもな学校でタヒぬの嫌だな……

海……とか……遠すぎて行けないか…

いや、海を目指せば歩き疲れて、何も食べないで倒れてそのままタヒねるかな。


??「おーい、聞いてる?」


人に気づかれたら駄目か…

人気がない場所ならタヒねるかな……森とか…?遭難してタヒんじゃいましたみたいな…

いいかも……あー森ってどこにあるんだろ


紫「君!!!」


桃「ビクッ……」


紫「あぁ、ごめんね?何度読んでも反応無いから」


桃「………………」


紫「君、家どこ?もう夜遅いよ?危ないよ?」


桃「…………」


紫「こんな寒いのに薄着だし……早く帰な?」


桃「…………」



ーーー紫sideーーー



んー話聞いてる感じするけどなんも反応してくれない……どうしよう……このまま置いて行けないし……


紫「んー…………」


桃「………………」

家出とかじゃないよね?


紫「もしかして家出してきた?」


桃「………………」


駄目だ……反応しない……この子髪の毛少し乱れてるな…前髪で目が見えないし……赤くんに切ってもらうとか?でも家に連れて帰るのもなぁ……なにか理由があれば……


紫「ねぇ、君、今から質問するから、はいだったら頷いて?いいえだったら首を横に振る、できる?」


桃「……………………コクン」


良かった……反応した


紫「ありがとう、じゃぁ質問ね。君は家出してきたの?」


桃「………………フルフル」


紫「違うかぁ……家に入れないの?」


桃「………………フルフル」


紫「んー……」


家出でもないし…入れない訳でもない……ん?……えっ?なんでこの子裸足で外出てるの?しかもよく見たらすごく痩せてるし、肌の色も悪い…………もしかして……


紫「ごめんね、嫌なこと聞いちゃうかもだけど…………追い出された?家から…」


桃「ピクッ………………コクン」


紫「そっかぁ……じゃぁ、うち来る?」


桃「……………………」


紫「ははっ!そうだよね、返事困っちゃうね!俺の家おいで!ね?」


桃「………………」


紫「俺は紫。紫くんって呼んでもいいよ!」


桃「………………」


紫「とりあえず俺の家おいで、寒いでしょ?」


桃「……………………」


紫「足痛くない?裸足だからさ」


桃「………………コクン」


紫「そっか、じゃぁ行こっか」(桃の手を取る)


桃「………………」


紫「……こっちだよ、ゆっくりでいいから歩こっか」


桃「………………コクン」


答えられるやつだけ反応してくれる、良かった







今回はここまで!

ハートが100になりました!ありがとうございます!!

幸せになりたい【完結】

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