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#ci
おミオつけ
4,262
エフェ
1,001
今日も労働、明日も労働。
「はー…めんどくさ…」
ワイはショッピ。ただの宝石。
生きてるだけでも綺麗なのに労働させるなんて酷いやろ。
「ヘルメットズレとるよショッピくん」
「あ、どうも大先生」
コイt…この人は鬱先生、みんなは大先生って呼んでる。なんでかは覚えてない。
「今日も書類整理なん?大変やね」
「大先生は今日も月人の見張りっすか」
「んー、今日来た月人はもうゾムが倒したんよ、今日最初に来たんはな」
「へー…ワイも早く戦いたいっすわ。めんどくさいけどコレよりはマシやろ」
ワイはそう言って大先生に書類を投げる。
「ぶべらっ」と間抜けな顔をした大先生は実に滑稽だった。
「ちょっ、何すんねん!これショッピくんの仕事やろ!俺見張りあるからな!」
「見張りという名のサボりでは?」
ぐぅのねも出ないらしく胸を押えている、中は宝石で何もないのに。
「サボりやないで!ちゃんと総統を守ってな…」
「総統守ってんのはトントンさんでしょ」
「なんや俺の話しか」
大先生とワイは見事に書類をぶん投げた。
命中率100%!!
顔に。
「…なんやお前ら余程書類したいみたいやな?」
…スゥゥ
「元凶は大先生です」
「は!?ショッピくん!?」
「なるほどなぁ?大先生あとで来てもらおか??」
「ちょっ!誤解やって!話聞いてッ」
…ご愁傷さまとしか思えず嘲笑う。
「笑うなぁ!!」
とは言っても仕事がめんどくさいのは本当だ。
よし、総統に頼みに行こう。
みんな思っとるやろ?「先生やなくて総統なん?」って。
先生はこの前消えてん、この前っていうか204年前に。
だからグルッペンさんが総統っていう訳分からん称号勝手に取って先生の代わりになったんやで、わかった?
「こんちはー」
「ん?どうしたんだショッピ」
「いやー、書類整理だけじゃ暇…ゴホンゴホン、足りないので戦うのってだめですか?」
「…戦う、か」
「この中で一番脆いのに、か」
「…」
そう、ワイは硬度が三や。
フローライトは硬度が三なんや。
もっと前はいっぱいおったのにな。フローライトも二人くらいおったけど消えたわ。
いつの間にか。なんでやろな。
「…でも、もうワイも成長してーー
「ショッピ」
グルッペンさんの低い声にビクッとした。
「俺はお前に暇な書類整理を与えたい訳でもない」
「お前の無事が大事だからだ」
「…はい…」
「んで?どうやったん交渉は」
「だめでしたよ…」
「またやんか〜」
シャオロンさんがワイの背中をポンポンと叩いてくれる。
割れるかもしれないからやめてほしい。
「まぁぐるさんもショッピくんのこと心配して戦わせてないんやで?」
「それはそうですけど…」
「そのヘルメットもぐるさんがオスマンに言って作って貰ったもんなんやから」
「…」
そう言われゴーグルをカチカチと触る。
自分は頭が一番脆い。
だからこのヘルメットを作って貰った。
知ってる。知っている。だから…
「だから守りたいんや…」
「…一番脆い、か」
グルッペンは一人、部屋で窓の外を見ていた。
綺麗で、月人もいない広がる草原。
「…俺も嘘が得意になったもんやで、ホンマ」
そうぽつりと呟き手袋を外し鉛筆を持つ。
パキッ
「…やっぱ、無理か」
一番硬度が弱いのは、グルッペン自身なのだ。
しかし、ショッピはそれに気づいていない。
自分が一番弱いと信じていたから。
信じきっていたから。
コメント
2件
なんとなく設定が解釈一致すぎます…あとイラスト可愛すぎませんか??? めっちゃ好きです応援してます頑張ってください‼
みぅです🤍🥀 第2話、読み終えたよ…。 ショッピくんの「めんどくさい」って口癖、めっちゃ可愛いのに、実は自分が一番脆いって自覚してるところが切ないね。でも、グルッペンさんの「お前の無事が大事だから」って言葉に、ちゃんと守られてるんだなって伝わってきた。 最後の「一番硬度が弱いのは、グルッペン自身」ってオチ、心臓ぎゅってなった…。守る側が実は一番脆いなんて、重くて苦しいけど、すごく好きな展開です。 続き、気になる…!