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『episodes4 信じて欲しい』
【公民館】
永「全員死ぬって…どうすればいいんだよ!」
?「殺すんだよ。」
東「あの…銃で…ですか?」
?「うん」
永「…」
?「あの天井を撃つとさっきのが沢山出てくるんだ。それを全部殺すだけ」
眉ひとつ動かさずにそう答えるロボ男が不気味に思えた
東「さっきのがいっぱい…」
永「…無理だ」
?「…じゃあ僕がやるよ。」
永「は?どうやって…」
ロボ男は服の袖から銃を取り出し、天井を撃った
そうするとロボ男が言ってた通りさっきの白いバケモノがウジャウジャと出てきた
東「い、いや…!」
永「…!東雲!」
東雲にバケモノが群がる
?「ここの扉や窓からは出れない、屋上に行って」
永「…!わかった!」
東「…!」
俺は東雲の手を引き、屋上へと走った
【屋上】
永「…くそ…」
屋上に着いたはいいものの、バケモノが追ってきている
東「…もう、終わりですかね」
永「…いや、まだ…」
俺は辺りを見渡した
隣のビルまでの距離がちょうど2m弱だ
もしかしたら飛び越えていけるかもしれない…
永「東雲!隣のビルに飛ぶぞ!」
東「え…!?」
永「ギリギリ飛び越えられる!」
東「無理です…!私は運動神経もないですし…!」
永「勢いつければ大丈夫だ!」
東「…私のことは置いていってください!」
永「は…!?」
東「怖いんです…!万が一落ちたらと思うと足が震えて…!」
永「…わかった」
俺は勢いをつけて隣のビルへと飛んだ
東「…」
東雲は座り込み、神様へと祈るように目を閉じた
永「東雲…!」
俺は手を広げた
東「…何してるんですか!?」
永「俺がキャッチする!だから飛んでくれ!」
東「…!?」
永「死んでもキャッチする」
東「私は神様しか信じられません…!だから…!」
永「今だけでいい!神様じゃなくて、俺を信じて欲しい!」
東「…」
東雲は立ち上がり、思いっきり飛んだ
そして俺は無事に東雲をキャッチした
永「大丈夫か!?」
東「…は、はい!ありがとうございます…」
なんとか怪我はないようだった
?「…生きてたんだ」
永「ロボ男!」
公民館の方でも全部倒し終えたようで、ロボ男が黒い液体塗れで立っていた
全部ロボ男にやってもらって…申し訳ないな
?「もう終わりだよ。」
そういうと、教室にいた時と同様に体が崩れ始めた
東「戻れるんですね…」
永「あぁ…」
そして、俺たちの体は消えていった