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他の作者様の作品も勿論好きだけど… 春蜜柑様の作品が読んでて一番読みやすいのもあってか 凄い好きなんだよなぁ… 中也が時雨ちゃんの事を思って施設に送って(?) あげようとして、それに対して時雨ちゃんも 施設に行きたくなくても少しでも中也に 尽くせる(?)ように我慢して車に乗って 施設に来た的な感じがして(語彙力なくてすみません…) 気持ちのすれ違いみたいで凄い好き過ぎる…
「もうすぐ来るんだね」
「楽しみだよ。久しぶりに会えるから」
「君は、名前を付けてもらったんだって?」
「しかも、僕の好きな物の名前なんて」
「君は、僕を忘れないで居てくれたんだね」
____7話____
起きると中也が隣で寝ていた。
時雨「中也〜起きて〜」
中也「………ン、あァ?もう朝か」
時雨「うん」
中也「今日は、休みだからな」
時雨「ぁ」
そうだった、言ってた、連れて行くって
きっと、きっと、施設だ。
嫌だ、中也から離れたくない。
また、また1人だ。
中也「今日は、行きたい所があるんだ」
時雨「……………..へぇー。何処?」
中也「行ったら分かるよ」
時雨「そっか」
中也は私の為に尽くしてくれる。
だけど、私は何もしてない。
中也と一緒に車に乗った。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
時雨「冷や汗が、止まんない(小声)」
治れ治れ治れ治れ治れ治れ治れ治れ治れ治れ
治れ治れ治れ治れ治れ治れ治れ治れ治れ治れ
中也「大丈夫か?!」
時雨「ぇ?」
中也「震えてるぞ」
時雨「ぇ、ぁ」
中也が背中を摩ってくれた。此の前と一緒だ。
時雨「中也は、人の事、心配できて、」
声が震えて言葉が途切れ途切れになってしまう
時雨「優しい、人だね」
中也「……………そうか?」
時雨「うん」
時雨「私は、きっと、出来ない、。」
震えが落ち着いてきた。
時雨「もういいよ、ありがと」
中也「もうすぐで着くからな」
時雨「うん」
緊張する。また震えだしてしまいそう。
施設に行くのが私の幸せなのかな。
それは私の望んだことなのかな。
中也とは一緒に居られなくなっちゃうのかな。
私はまた、1人になっちゃうのかな。
中也「着いたぞ」
時雨「!」
此処が施設?大きな所。
中也「行こう」
時雨「……………うん……………」
大きな門がある。中で子供達が遊んでいる。
門をくぐると、人が歩いてきた。
怖くて中也に隠れると中也が小さく見えた。
私は最初中也を見上げていたのに。
今は少し見上げるだけで顔を合わせられる。
???「待ってたよ、11号」
目だけを覗かせる。
そこに居たのは
私が
大切な人と言っていた