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第3話。
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T君が深澤君だと気付いたのは、実は結構前だった。
俺と長く話せた日は、明るい表情をしていて、
俺が返信出来なかった日は、少し表情が暗くて。
分かりやすかった。
確信を持ったのは、チラッと見えた深澤君のホーム画面にEllmoのアイコンがあった時。
あぁ、やっぱり。
そう思ったのと同時に、
離れなければいけない。
そう思った。
それから1ヶ月程タイミングを掴めず
最近、ようやく言えた。
正直、Ellmoがなくなったら深澤君と話せない。
それが嫌だった。
でも、これ以上は駄目だと思った。
だから、離れた。
俺は、深澤君と関わりを持ってはいけない。
だから今日も演じる。
普通のクラスメイトを。
阿 ) 深澤君、先生が呼んでたよ。
深 ) え、そうなの、?ありがと、!!
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