🌸「は”ぁッッ、はぁ、っ、、、ポロポロ」
彼氏に殴られた頬が痛い
雨のせいか、雨のおかげか
どれだけ泣いても通行人は気づかない
まぁ、雨の中傘もささずに走ってる変なやつとしては見られてるだろうけど
俺には3年ほど付き合っている彼氏がいる
でも最近はちょっとしたことで怒るし
浮気するし、気に入らなかったらすぐに手を出す
あぁ、でも顔は初めてだったなぁ、笑
だんだんと外が暗くなって
人が少なくなる
🌸「う”っ、はぁ、、、、ポロポロ」
痛い
痛い
痛い
じんじんして、それしか考えられなくなる
殴られた衝撃で舌を噛んだから、口から血が垂れる
鉄の味が、気分を害する
どうしよう、、、どうしよ、どうしよ
俺には、あいつしかいないのにッ
あいつがいなくなったら、俺はどうすればいいの、、、?
家も、なくなっちゃうじゃん….
でも、、、
🌸「か”えりたくっ、、なぃ、よぉポロポロ」
とうとう走れなくなって
うずくまる
もう、どうしようもない
俺は、ほんとに弱虫だ
ガシッ
🌸「、、ぇ、、?ポロポロ」
寒いな、なんて虚に考えていた時
左腕を掴まれた
📢「、、お前、こんなとこで何してんの…..」
そこには
いつも、辛くなった時に来てくれる
どこにいても駆けつけてれる
幼馴染の姿があった
🌸「な、んで……ポロポロ」
泣いている姿を見せたくなくて
赤くなってる頬を見せたくなくて
顔を殴られた可哀想な奴として見られたくなくて
顔を背ける
📢「、、、、またあいつかよ….」
📢は、俺と○○君が付き合っていることを知っている
うまくいってないことを、📢は知っている
殴られてたりしてたことは知らなかったと思うけど
📢「とりま、うちこいよ。泊めてやるから」
🌸「、、、でも、、○○君が怒るよ……」
📢「どうでもいいだろ、そんな奴のこと忘れろよ」
「お前がこんなボロボロになってまで一緒にいたい奴なの?」
、、、
分かんないよ
もう、今の○○君は、俺が知ってた人じゃないんだから
🌸「でも、、ぉれ、あの人がぃないと、、ポロポロ」
いきて、いけない
📢「、、、はぁ、、」
「いいから、風邪引くぞ」
🌸「もぅ、、ぁるけない”ポロポロ」
足に、力が入らない
何も考えずにずっと走ってたせいだ
📢「、、たくッ、、、」
📢「、、揺れるけど、我慢しろよ(姫抱」
🌸「ゎ、」
📢、やっぱ力強いな、、
いつのまにか俺よりも背が高いし
🌸「、、ごめんね、迷惑かけて….(グスッ」
📢「うるさい、そんなのどうでもいいから。」
幼馴染の、不器用な優しさが
今は壊れた心に染みるきがした
📢「ん、そこで待ってろ、すぐ風呂沸かしてくるから」
🌸「あり、がと…..」
濡れて汚れている俺が気を遣ってどこにも座らないでいることを察してか
ほとんど無理やりソファに座らされた
濡れちゃうし、汚れちゃうのに……
『はぁ!?お前”ッそんな汚ねぇ格好で俺に近づくんじゃねぇよ”!!!!!』
🌸「……..」
○○君は、そういうのに、、
今更になって、濡れて張り付く服が冷たくなっくる
さむぃ…..
どうしてこんなに何もない
ぐずで駄目なら俺を
毎回助けてくれるんだろう
📢「あと5分ぐらいだから、」
風呂掃除を済ませたのか、📢が俺に近づいてきながらそう言う
🌸「….📢が先に入らないと、」
📢「、、、、」
「そんな震えながら何言ってんだよ(ギューーッ」
🌸「ゎ、」
これでもかってぐらい📢は俺を強く正面から抱きしめてくれる
あったかい
あたたかくて
小さい頃からずーっと
俺が弱ってる時にしてくれたハグ
📢の匂いが優しくて
そんなに抱きついたら、📢もっと汚れちゃうのに
すごく服が好きなくせに…..
そう思っても、どうしても離れてほしくなくて
🌸「…..ずっ、と、、こうしてて(ポロポロ」
📢「言われなくても、、ずっとそばにいてやるよ」
📢「落ち着いた?」
🌸「….ぅん(グスッ」
数分ぐらいたったとき、🌸はようやく泣き止んだ
📢「んじゃさっさと風呂入ってこいよ」
🌸「、、でも、📢も濡れてるじゃん…」
俺なんてどうだったいいんだよ、
📢「お前昔っから身体弱いんだから俺の言うこと聞いとけって」
🌸「毎回📢もうつってたけどね、?」
俺はもうあんな弱くねぇよ
🌸「んじゃさ……」
『一緒に、入る、?』
📢「、、、、」
🌸「、、ぅわッ!?目に入った、、!!」
なんでこうなった…..
俺は先にさっさと身体と頭を洗い湯船に浸かっている
🌸は頭を洗いながらぎゃーぎゃーとうるさい
いつもの🌸の調子を取り戻してきたように思う
📢「……..」
🌸「ふぅ…..📢湯船に変わって〜」
「、、、?」
「📢、、?」
グイッ
「は!?(バシャンッ」
🌸の腕を掴んで、無理やり狭い湯船に入れる
🌸「ちょっ///なにすんのッッ!!!!!」
あ、、
📢「お前って、俺にも頬赤らめるんだな」
🌸「は、、、?//」
なぁ、
📢「俺でいいじゃん」
🌸「ぇ…..?」
突然の幼馴染からの発言に
頭がいっぱいになる
📢「、、駄目なん?(ギュッ」
グリッ❤︎
🌸「ん”ッ!?//」
「ちょ、ぁた、ってる….から、///」
ゃ、ばい
最近全然してなかったから
余計に敏感になって感じてしまう
📢「俺は、お前の彼氏よりもたくさん愛してやれるし」
「たくさん気持ちよくしてあげれるけど?(グリグリ❤︎」
🌸「ふ”っ、、ん….//(ビクビク」
いつもはリングでいっぱいの手が今は何も付いていなくて
金属の冷たさはなく、暖かい腕で抱きしめてくる
考えたこともなかった
ずっとそばにいたから
これからもそばにいると勝手に思っていたから
📢「、、すきだよ、🌸」
🌸「、、、ッ!?///」
身体の中から、あつくなる
📢「、無理やりはしない、部屋にいるから。」
「したくなればきて」
そういって📢は先に風呂から上がってしまった
🌸(な、な….、なんで、、、ッ////)
今の、やる流れだったじゃんっ、/
📢のことを好きだと思っていた時期もあった
それでも、彼は何でもできて、ずっと明るくてみんなから愛されて
あまりにも遠い存在だったから諦めた
〇〇君に妥協したわけじゃない
彼のこともちゃんと好きだった
ただ、、
今は好きなのか…もうわからないだけで、、
🌸「………..////」
ガチャッ
はは、っ笑
📢「くると思ったわ笑」
🌸「……だ、って//」
俺のダル着を着て、顔を真っ赤にした🌸が自分のスマホのみ持って俺の部屋に来た
ぶっかぶかなのが本当にそそる
📢「、、🌸、おいで」
ベッドに座りながら、🌸を呼ぶ
🌸「、、、//(ギュッ」
📢「ん、(ギューッ」
小さい時からずっとしてきたハグ
泣き虫な🌸を安心させるためにしてきたハグとは違って
ちゃんと、好きだと伝えるハグ
📢「、、あいつよりも俺を選んでくれたんだ?」
ちょっと、意地悪な質問のつもりで聞く
🌸「、、、、、、」
「ぃ、📢の方が….いぃから、//」
あー、やば
こんな日が来るなんて
雨で濡れた🌸を捕まえた時、正直呆れていた
またあいつかよって
あいつのために泣く🌸が許せなくて
でも、俺は”いい”幼馴染でありたくて
なんでも優しく受け止めてくれる
いいやつになりたかったから
いつも1歩引いて、🌸が困った時に助けに行く
そのスタンスを貫いてきた
📢「でももう、、いいよな(ボソッ」
ここまで俺の🌸を蔑ろにして貶すなら
俺はもう、この手で奪い取る
📢「ん、、(チュッ….チュク..チュルッ❤︎」
🌸「ふっ、、ぁ、ん//(チュ…グチュッッ❤︎」
何分ぐらいキスをしているかわからない
唇を離しては、また食いつくように長い、甘ったるいキスをする
その度に肩が震える🌸が愛おしくて
必死に縋り付く姿が愛おしくて
📢「、、も、我慢できねぇわ笑(ドサッ」
🌸「んっ//」
「…….ぉれ、、のこと..満たして、?///」
あぁ、
俺はずっと
ずーっと
こうしたかった
ぱちゅっぱちゅっぱちゅっ….❤︎
🌸「ふ”っ、❤︎ん…、ぁ”あッッ(びゅるるるる❤︎」
📢「ぁ”ー、まじ可愛い(笑❤︎」
🌸「〜〜〜っ///(キューーーッ❤︎」
かわいぃ、とか…
久しぶりに、ぃわれる///
📢「何、そんなに嬉しかった?笑)めっちゃしまったんですけど」
🌸「ちがッッ////」
「そん、なんじゃっ、(びくびくっ//」
📢「ちがくねぇーだろッ(ゴリュッ❤︎」
🌸「ぉ”あっ//(びゅるるる❤︎びくびくびく❤︎」
なんでだろう
📢の手のひらで転がされてるようなこの感覚が
すごく心地いいのはっ//
ぷるるるるるぷるるるるる📞
ぁ、、、、、
俺は電話がなる
〇〇君、、だ、、、
📢「、、、、ぴっ」
🌸「ッッ!?!」
「ぃr……..」
ごりゅっばちゅんっばちゅんっ❤︎
🌸「ん”ぁあ”ッッ(ぷしゃあああああ❤︎びゅるるる¿❤︎」
『はっ、、?』
『、、、お”いッッ!!!!!🌸お前”何したんだッッ!!!!!』
電話越しに〇〇君の声が聞こえる
でも、もう
どうでもいい❤︎
🌸「📢ッッ❤︎、もっと、もっとほしぃ、❤︎(びくびくがくがく」
📢「❤︎❤︎❤︎」
「つーわけだからさ〜…..お前もう用済みだよ」
『ぅ、浮気ッッ、浮気じゃねぇか”、このクソ野郎!!!!!』
📢「何とでもほざいとけ」
「勘違いすんなよ、🌸はずーっと俺のものだったんだからな(ブツッ」
📢、なんて言ったんだろう
わかんない、、分かんなかったけど
🌸「📢っ、!❤︎」
今の俺を満たしてくれるのは
📢しかいない
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