「もう~先生人使い荒すぎ」
ある日の昼休み、用事があって職員室に寄ったわたしは担任に授業で使う資料が入ったダンボールを運ぶよう頼まれた。
(理子に付いてきてもらえば良かった)
『一緒に行こうか?』という理子の申し出を断った事が間違いだったと嘆きながら教室へ向かって行く。
階段を上り終えた先で
「あ」
彼と鉢合わせした。
「…それ、どこに運ぶ訳?」
「わたしのクラス…ですけど」
「何組?」
「3組…です」
そう答えると、彼はわたしからダンボールを奪って歩き出す。
「え、ちょっと…」
「フラついてて危なっかしいから教室まで運ぶ」
正直、持ってもらえるのはありがたい。
「…ありがとう…ございます」
彼の申し出を素直に受け入れた。
教室の前に着くとダンボールを返してくれ
「それじゃ」
帰ろうとする彼に
「あ…あの、どうしてわたしが2年だ*********
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