この作品はいかがでしたか?
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⚠︎ オリキャラ 男夢主
⚠︎ 原作改造
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ある街の商店街に暗い夜が訪れる。だが、何処か明るく、薄暗く。ほんの少しの雑音が入り混じる。
「……おや?」
足を組み直しながら、ある男は見つめていた。二人の少年を。その奥にある身に沁みるような懐かしい呪力を。
「…やはり東京校に行ったのか。」
その男は、少年らを見ているようで見ていなかった。
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要(かなめ)side
「…お、帰ってきたぞ〜。」
そう額に手をかざしながらパンダが言う。その方向を向けば、何処か距離が近くなった二人が歩いて来ていた。あ、上手くいったんだな。
『おかえり、二人とも。』
「ただいま帰りました!」
仄かな風が間を跨ぐ。そして鼻をくすぐった。
『……?』
なにか、何かが違う。
「お、かか⁉︎」
すぐさま近くにいた棘を懐まで引っ張り、匂いを嗅ぐ。棘は訳の分からないような顔をして俺を見ていた。
「…要くん、?」
やっぱり、違う。
「どういう状況…?」
飲み物を奢らせに行った悟が言う。いつから居たんだ。気配消すの相変わらず上手いな。
「あ…いや、僕もよく…」
『……』
「…要。棘パニクってるから、離してやんなさい。」
『…』
そっと離れ、棘に謝った。棘は快く許してくれるどころか、心配までしてくれた。
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悟side
人数分のジュースを腕いっぱいに抱え、グラウンドに戻ると人が増えていた。
『……ん?』
なにやら様子が可笑しい。よく見てみれば要が棘に抱きついている。……え?
『どういう状況…?』
思わず声をかければ、驚いたようにその場の全員が此方を向く。
「あ…いや、僕もよく…」
と憂太が戸惑いながらも応えてくれた。
「……」
おそらく原因であろう要を見ても、どこか不服そうに拗ねている。棘を離してやるようお願いすれば、何かに葛藤しながらも離して謝っていた。それに疑問を抱いた自分がいた。
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呼び出しを食らった。しかも憂太と棘が任務に向かった場所に。報告とは違う準一級相当の呪霊が出現したらしい。…最近、多いなそういうの。
『では失礼しますね〜…っと、』
しかも。
『…』
『帳が二枚…ねぇ、』
爛れた、人が乗るには十分な柱を伺い見た。呪力の残骸。それはあまりにもよく知っているものだった。
『……』
あの時の要に納得した。
これは確かに、
『動揺せざるを得ない、か。』
戻ったら話を聞かないと。
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next_❤️200
❤️&💬&👤+
ヨロシク。
またまたショート作品。
コメント
1件
最高です!!! 本編と少し似ていて考えやすいし、とってもわかりやすいです!!続き楽しみにしてますね!