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「じゃ、私からちょっと話してみようかな。」
スイリュウが手を挙げ、言った。
「一回全員自己紹介しよう?」
おれは言われるがままに自己紹介をした。
「瑠璃山キリン、です。ゲームは2回目。」
「浅葱タヌキでーす。キリンといっしょ。2回目。」
「常盤カワセミですー。ゲームは2回目ー。」
「雌黄院センリュウ。ゲームは初めてだ。」
「松葉院スイリュウでーす。ゲームはセンと同じ。初めてでーす。」
「杜若サイシロウです。ゲームは2回目です。」
「丹羽木トビカ。ゲームは…3回目かな?」
「!トビカ、お前そんなに!?」
「しょーがねえじゃねえか。呼ばれたら行かねえとマジでこの世からサヨナラなんだぜ?」
確かに、今回の招待状にはこう書いてあった。
【〇月〇日、××時 △△遊園地 この時間にこの場所に
集合できなかった場合、この世から退場処分となる。】
2分ほど沈黙が続いた。その沈黙を切り裂いたのはトビカだった。
「何もせずに消え去るくらいなら、何かしてから消え去りてえだろ?」
「へぇ、君。面白いね。」
センリュウがそう言い放つと、急に空が夕日色に染まった。
昼のゲーム終了だ、と伯爵のアナウンスが聞こえた。
『なお、今回「罠の言葉」は言われなかった。投票は通常に行われるよ。』
『それでは、17時だ。能力者時間だよ。』
『占い師は占いたい参加者を1人貸与スマートフォンで伝えてほしい。』
『他の参加者もそうしてもらうよ。』
しばらくの静寂を挟み、自由時間が始まった。
「まずは、占い師さん。結果を教えてほしいなー。」
タヌキが言った。手を挙げたのは、センリュウたった一人。
「松葉くんはシロだ。」
「へぇ、なんでそいつを占った?」
「ワードゲームで最初に発言をしたのは彼女だろう?」
「松葉くんがクロだった場合、明日まで残って明日の会話を先導されると
私たちが不利になるであろうと思ったからだ。」
センリュウの説明はかなり分かりやすく、説得力があった。
しかし、ここで本物の占い師はまだCOしておらずに潜伏していたら。
センリュウとスイリュウがクロで、自分たちをシロだと思わせ
他の参加者に投票を集めるパターンがあるかもしれない。
「とりあえずー、自由時間だし。ずっと静かなのも暇だからー。」
「何か話そう、というわけか。」
また沈黙が続いた。
「あー…暇なら、ちょっと聞いてくれるか?」
「オレの人生。」
コメント
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「罠への招待状」第15話、読ませていただきました。 自己紹介のやり取りから一気に緊張感が走る流れ、すごく好きです。特にトビカさんの「何もせずに消え去るくらいなら、何かしてから消え去りてえ」って台詞、ゾクッとしました。センリュウさんの占い師COも的確で、でも本当に真実かどうか分からないもどかしさが面白いですね。 最後の「オレの人生」って切り出し方、めちゃくちゃ気になります……! 次が待ち遠しいです🌷
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