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#ご本人様とは一切関係ありません
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#ご本人様とは一切関係ありません
ぬま子
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4人は言われた通り次に吉田が目を覚ますまでの1時間、ずっと吉田の寝顔を見守り続けた。
「……ん。」
「お、仁人起きた?おはよ」
「……太智。おはよ。みんないる?」
吉田がそう聞くと塩﨑の後ろからひょこっと3人が顔を出して吉田に笑顔をむける。
「じんちゃん!俺らちゃんとそばにおったで!」
「ふふ、ありがと。」
また安心したようにふわりと吉田は笑う。顔色もだいぶ良くなって、本人も落ち着いてる様子。
山中が熱を測ってやると37.7℃と、だいぶ落ち着いてきていた。外はだんだん薄暗くなって来ている。
「……おなかすいた。」
吉田がそういうと全員が一気に立ち上がり、「俺が準備する!!」と揉め始めた。
「柔太朗はさっきおかゆ作ったろ!俺が作るから!」
「はやちゃんに任せるなんて怖いよ!佐野飯を病人に食べさせる気!?」
「いやいやいや!ここはずっと手繋いどった俺やろ!」
「いーや違うね!俺じんちゃんに頼りにしてるって言われたもん!!」
「……誰でもいいから早くして。」
結局じゃんけんになり、買い出しも含めて2人が料理当番になると決まった。じゃんけんの結果、料理を作るのは佐野と曽野に。
「おっしゃ!!俺が特性はやちゃん料理作るからな安心しろよ仁人!」
「やったー!じんちゃん美味しいの作るから待っててね!」
そのふたりが買い出しに行くためにウッキウキで準備をし始める。
吉田はその様子をベッドに座りながらじっと見守っていた。自分がお腹すいたと言ったから準備するために動いているのに、この場からいなくなるというのが少し寂しいのであった。ただ、そんなことは困らせるから言えず。見つめるしかできなかった。
が、佐野がその目線に気付き吉田に近付く。
頭にぽんと優しく手を乗せ、撫でながら言った。
「じーんと。そんな寂しそうな顔しない。すぐ帰ってくるから。な?」
「……ん。待ってる。」
「よしいいこ。」
キラキラと星が見えそうなほど明るい佐野の笑顔に吉田は安心した。
「じゃ、行ってくるわ!仁人のこと頼んだぞ!」
「任せて〜いってらっしゃーい。」
山中は玄関まで2人を送り届け、吉田の元に戻った。汗で服が少し濡れたらしく、吉田は服を気持ち悪そうにしている。
「あ、じんちゃん汗かいたやんな?俺着替え持ってくるわ」
「あ、じゃあ俺はタオルを……。」
塩﨑が立ち上がりそれに続いて山中も立ち上がろうとすると吉田が山中の腕を掴んだ。またうるうると目を潤ませながら見つめる。
「2人ともどっか行くの。」
「タオル持ってくるだけだよじんちゃん。すぐ戻ってくるから。」
「……。」
山中が説得しても吉田は腕を離さない。困った様子の山中に塩﨑が少し笑いながら言う。
「しゃーないな。俺が全部用意してくるから柔太朗おったってや!」
「え、だいちゃんいいの?」
「おん!じゃあ待っててなー。」
吉田の頭を一撫ですると塩崎は部屋から出ていった。
山中は大人しく吉田の隣に座ると、吉田は山中の指に自分の指を絡ませて握る。ぎゅっぎゅっと何回か力を入れ、山中を無言で見つめる。
「じ、じんちゃんどうしたの。」
「柔太朗の手、きれいだね。」
「ふふ、ありがとう。じんちゃんの手はもちもちで柔らかいね。」
「もちもちじゃないし……。」
少し口を尖らせて拗ねた様子。山中は塩﨑が戻って来るまでそんな様子の吉田をずっと微笑みながら見つめていた。
塩﨑が手に服とタオルを持って戻ってくる。
「はーいじんちゃんお着替えしましょねーー」
「ん、着替えるから外行って。」
さっきと同じように2人に外に行かせようとする吉田。塩﨑は思い切って聞いてみることにした。
「……。なんでなん?」
「っえ?なんでって……。なんとなく!!」
「それじゃあかんよ!さっきは1人にしないでって感じやったやん!それなのになんでなん!」
「……。は……。」
吉田は顔を真っ赤にしながらごにょごにょと小さい声で話すが、何を言っているのか2人には全く伝わらず。塩﨑が優しく聞き返すと吉田はまたそっぽを向きながら小さい声で話す。
「は、恥ずかしいから……。それだけ……。」
「っ!!なんで恥ずかしいん?」
「そっ、それは、……俺もわかんない。なんか、なんか恥ずかしい。いつもみんなで着替えてるのに、もう何回も見られたし見たはずなのに……。」
吉田は自分が4人を恋愛的に意識していることを自覚していないのだ。それでも吉田の心はどこかで4人を特別に思っていて、目の前で着替えることに羞恥心を覚えていた。
顔を赤く染めながらそんなことを言う吉田に2人も同じように顔を赤く染めていた。あんなに勢いよく質問していた塩﨑も今はもう何も言えなくなっている。ただ、その目はいつもみたいな優しい目ではなく、どこかに男を感じる目をしていた。
「だから出てって!」と全力でお願いする吉田に根負けし、ふたりは大人しく部屋を出た。
「あー、もう、なんなの俺。ほんとに変。」
吉田は1人になった部屋で、赤く染まって熱のこもった頬を両手で抑えながらつぶやいた。心が、気持ちが4人に向いているのに気付いていないのか、気付かないようにしているのか。
コメント
3件
待ってました‼️まじで最高ありがとうございます
のりもちさん、第15話読みました! 吉田くんが着替えの時に「恥ずかしい」って言ったシーン、すごく胸に来ました。今までは何とも思ってなかったのに、自然と意識してしまう感じがリアルで…。4人を特別に想い始めてる自分にまだ気づいてないところも、じれったくて可愛いです。そして塩﨑くんたちの目つきが変わったところ、ドキッとしました。この先がすごく気になります!