コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
遥斗視点
時は遡り、家を出る前のこと。
彼氏とデートだと言い、準備している姉ちゃんに突然言われたことが頭に残った。
「あんたさぁ、優愛ちゃんのことすきっしょー?」
「はっ、、?」
思わず、間の抜けた声が出る。
俺らは四人で友達だから、「トモダチ」を好きになってはいけない。
「なわけねぇだろ。」
少しだけ、ほんの少しだけ、頬が熱くなるのを感じた。
「ふーん。まぁ、頑張んなよ。そのうち優愛ちゃん、彼氏出来ちゃうわよ。ほら、早く行きなさいな。」
「っ、はいはい、」
「あら~?恋バナ?」
母さん、
「ちっげぇよ。行ってくるから。」
「「いってらっしゃ~い!」」
母さんと姉ちゃんの声が被る。
まぁ、優愛のことは、ぶっちゃけ、好きだ。
でも、絶対に想いを伝えない。
友情が愛情にカワッテシマウカラ。