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また新しいのが増えた、今度はスケルトンだ
アルフィーは私に向き直ると
「ごめんなさい、少し出てくるわね」
「分かった」
私がそう言うと、アルフィーは悲しそうに微笑みながら、私の頭を撫でた
「サンズ、少し出て話がしたいの」
「あぁ、分かったぜ」
そう言うと、アルフィーとスケルトンは部屋を後にした
その時、私に向けたスケルトンの警戒した眼差しを見逃さなかった
「、怪我が治ったら、どうすれば、
命令があれば、私は、」
私は天井を見つめ、既に変えられた包帯を触った
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「それで、どうだったんだ?」
「、結論から言うと
あの子は、自分の意思を押し殺してる」
「というと?」
「私は最初、あの子に自己紹介を促したんだけど、命令であれば話すと言って、」
「命令、ただの虐待じゃなさそうだな」
「それで、命令じゃなくてお願いをしてみたの。名前を聞いてみたら、番号が名前だって言っていて、」
「、番号、ソイツなんて言っていた?」
「えっ、確か、1925、だったかしら」
「、そうか」
俺は扉を部屋の扉を開き
「ちょっと確認したい事が出来た
あとは、オイラに任せな」
俺はアルフィーにそう言い、部屋へと入った
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私が天井を眺めていると、扉が開いた
「よっ、寝ボーン助さん
骨だけにな」
スケルトンはそう言うと、何故か寒気が私に走った
「heh,そう警戒するなよ
別に取って食いはしないさ」
スケルトンは私のすぐ傍にある椅子に腰掛けた
「それで、単刀直入に聞くが
お前さん、地上を騒がしてる”白い悪魔”だろ?」
「ゴミ捨て場に落ちていた新聞じゃ、残酷非道な兵士だと書いてあったが、
そんな奴が”ここ”に何の用だ。」
その瞬間、スケルトンの左目が蒼色に輝いた
「、敵には、そう呼ばれていた」
私はスケルトンの蒼い光を一瞬見つめ、そう言葉を紡いだ
「敵兵士に、穴に落とされて、
気がついたらここにいた」
私は起き上がり、スケルトンの顔を見つめ
「もし、私が邪魔なら、今すぐにでもここを去る、」
「ほぅ?ここを去ってどうするんだ?
オイラ達の仲間を全員殺して回るのか?」
その時、部屋の威圧感がさらに大きくなった
「、私はもう、用済みの道具だから、役にも立たないから、
誰にも見つからない場所で一人で死ぬ」
「!」
私は負けた、全てを失ってしまった
命令してくれる者も、私を使ってくれる者も
「この世界は残酷だから、負けたら死ぬだけ。私は戦いに負け、全てを失った
命令も、何もかも。」
「死ぬ覚悟は、人を殺した時から出来ていた
だから、今更抵抗はない、」
「だから、」
私がそこまで言うと、ふわりとした暖かさに身を包まれた
「分かった、分かったから、もう何も話すな」
頭上からスケルトンの声が聞こえ、私は今
スケルトンの腕の中だと分かった
先程の暖かさとは違い、何故が胸がぽかぽかとした