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クラスで最も成績が良い私の友達。今回のテストも1位だった
しかし、次のテストでは下から数えた方が早いくらいまで落ちていた
どうやら、第1志望を諦めろと親に言われたとかで勉強をする気が失せたらしい
一学期末が終わればすぐ夏休みに入った
久しぶりに見た彼女は別人になっていた
メガネをコンタクトに変え、不揃いな毛先は綺麗に整い、少し制服を着崩した彼女は一瞬見ただけでは誰か分からないほどだった
もともとスタイルがよく顔が整っていたのは知っていた
正直、ここまで変わるとは予想外だった
男を中心にたくさんの人に話しかけられるようになった彼女は嬉しそうだった
私は気に食わなかった。許せなかった
だから彼女の靴を川に落とした
それから女を中心に彼女へのいじめか始まった
いじめに耐えられなくなった彼女は学校に来なくなった
聞きこみ調査で川に靴を落としたことがバレ、主犯ということで私は学校に親を呼ばれた
話は瞬く間に広まりクラスでの居場所はなくなりとうとう親からも見捨てられた
その後母方の実家付近にある高校への進学が決まった
彼女と最後に話したのはいつだろう。泣きながらごめんなさいと言われたのをおぼえている
君が流した涙はガラスのように光り輝いていた
𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 全部気持ち悪かった
「容姿次第で態度を変えるなんて、哀れそのものだ」
容姿の良さにつられて寄ってきた男なんかに取られたくなかった
たった1人の私の親友はそんな見た目で測れるほどの人間じゃない
いじめを起こせばメンタルの弱い彼女はそのうち学校に来なくなることを知っていた
このまま誰にも会わせたくなかった
こんな異常な執着、もうない
過去に置いてきたよ